2022年2月25日（金）19:00

島崎信長＆野島健児が明かす「範馬刃牙」地下闘技場状態のアフレコ　オリバVSゲバル、戦いの行方は――!?

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Netflixシリーズとして独占配信中のアニメ「範馬刃牙」。1月にテレビ放送がはじまり、現在は “Mrアンチェイン”ビスケット・オリバと“ミスター2（セカン）”ジュン・ゲバルのバトル真っただ中！　2人の戦いがさらに盛り上がる第8話「ジルベルトスタイル」の放送を前に、主人公・範馬刃牙役の島崎信長（崎はたつさきが正式表記）、ゲバル役の野島健児にインタビュー!!　オリバVSゲバルの戦いの行方、今作の名場面・名バトルの数々、そして“地下闘技場状態”だという強者ぞろいのアフレコ舞台裏について話しを聞いた。（取材・文・写真／編集部）

「戦いのステージがあがった」「どうかしちゃってるよ（笑）」
「範馬刃牙」それぞれの印象

刃牙（CV：島崎信長）

(C)板垣恵介(秋田書店)／バキッッ製作委員会

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――今作は、凶悪犯罪者たちが集められた刑務所「ブラックペンタゴン」が舞台となっています。シリーズ過去作から刃牙を演じてきた島崎さんから見て、今作の印象はいかがですか？

島崎　まずは、戦いのステージが変わった点が大きな見どころになっています。刃牙としては、「大擂台賽編」で勇次郎との対決が近づいていることが明確に描かれたことで、今作から父・範馬勇次郎をより強く意識しているように感じます。

――アニメ「バキ」大擂台賽編のラストで、刃牙が勇次郎に「俺と戦ってくれと」と言ったシーンですね。

島崎　あれを経ての今作なので、「対・勇次郎」にどんどん向かっていっているという感覚があります。刃牙の闘いのステージがさらに上がって、そこに“ミスターアンチェイン”ビスケット・オリバがいます。また今作では、刃牙の“勇次郎化”が著しいとも感じています。大統領を誘拐するなんて、今までの刃牙ではあり得なかった。でも勇次郎は、ゆうゆうとホワイトハウスに乗り込んでましたから（笑）。勇次郎に挑むということは、ある種、刃牙自身が勇次郎に近づくということなんですよね。

ゲバル（CV：野島健児）

(C)板垣恵介(秋田書店)／バキッッ製作委員会

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――野島さんは「刃牙」シリーズ初参加となりましたが、作品の印象はいかがでしたか？

野島　歴史のある作品なので名前は知っていましたが、詳しくは知らなかったので、参加する前は「戦う作品、親子ゲンカがある作品なんだな」くらいに思っていました。ですが実際に携わってみると、いかに自分の想像力が甘かったのかと思わされる内容でした。キャラクター性や世界観はもちろん、ストーリーも「ケンカするために刑務所に入る!?　どうかしちゃってるよ！」と……（笑）。

島崎　（笑）

野島　そこからはもう、台本を読みながら、いちファンとして作品を追っていました。

刃牙VSカマキリ、勇次郎の超絶バタフライ
規格外シーンを振り返る！

(C)板垣恵介(秋田書店)／バキッッ製作委員会

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――野島さんから「どうかしちゃってる」という感想が飛び出しましたが（笑）、今作で「規格外だった、度肝を抜かれたシーン」はどこでしょうか？

野島　（迷いながら）印象に残ったところしかなくて（笑）。もちろんカマキリには驚きました。

――刃牙が想像の巨大カマキリと対決するシーンですね。

野島　巨大カマキリを想像で作り出して戦ってしまうなんて、今まで見たこともないようなストーリー展開でしたが、あのシーンは妙な説得力がありましたね。あとは勇次郎さんの登場。プールだったよね？

(C)板垣恵介(秋田書店)／バキッッ製作委員会

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島崎　時速20キロで流れるプールをバタフライで泳いでました（笑）

野島　あの登場は衝撃的でした。「もし勇次郎さんが水泳アニメに出ていたら、いろんな記録を出してしまうんだろうな」とまで考えてしまいました（笑）

――勇次郎といえば、第1話では巨大アフリカゾウにまつわるエピソードも飛び出しました。

(C)板垣恵介(秋田書店)／バキッッ製作委員会

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島崎　あれはもう「何やってるんだ親父」と思うと同時に、「勇次郎ならやりそうだな」とも思わされました（笑）。あの場面でさらに衝撃的だったのが、アフリカゾウのハンティングに参加したレンジャーを演じているのが玄田（哲章）さんだったことです。「刃牙」の現場はベテランの方がとても多いのですが、ベテランの皆さんにしか出せない説得力を求められている作品なんだと思います。（勇次郎役の大塚）明夫さんや玄田さんといった先輩方の説得力に飲み込まれるような第1話でした。