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インタビュー 2022年4月8日(金)19:00

【「SPY×FAMILY」江口拓也インタビュー(1)】大切にしたのは、ロイドの「一言では表せない感情」 スパイ級の特殊能力って?

2週にわたって「SPY×FAMILY」江口拓也インタビューを掲載!

2週にわたって「SPY×FAMILY江口拓也インタビューを掲載!

(C)遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY製作委員会

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集英社「少年ジャンプ+」で連載中の漫画をテレビアニメ化する「SPY×FAMILY」が4月9日から放送開始となる。今回は、主人公ロイド・フォージャー役の江口拓也のインタビューを2週にわけてお届け! 第1弾インタビューは、アニメ化が期待されていた人気タイトル出演への思い、担当キャラクターの魅力を深堀り。さらに、ロイドの未知に挑戦する姿勢が好きだという江口にとっての「人生のなかで“未知”に挑戦した瞬間」や、スパイ級の特殊能力(?)も教えてくれた。(取材・文/編集部)

(C)遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY製作委員会

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物語の舞台は、世界各国が水面下で熾烈な情報戦を繰り広げていた時代。東国(オスタニア)と西国(ウェスタリス)は十数年にわたって冷戦状態にあり、西国の情報局対東課〈WISE(ワイズ)〉所属の凄腕スパイ〈黄昏(たそがれ)〉は、東西の平和を脅かす危険人物、東国の国家統一党総裁ドノバン・デズモンドの動向を探るため「一週間以内に家族を作り、デズモンドの息子が通う名門校の懇親会に潜入せよ」という極秘任務を課せられる。“仮初めの家族”を作るため、精神科医ロイド・フォージャーに扮した〈黄昏〉。だが、孤児院で引き取った娘のアーニャ(CV:種崎敦美)は超能力者、偽装結婚した妻のヨル(CV:早見沙織)は殺し屋だった――。
※種崎の崎はたつさきが正式表記


ロイドの「一言では表せない感情」と人間らしさ

(C)遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY製作委員会

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――キャストはオーディションで決まったとうかがいましたが、「SPY×FAMILY」という作品を知ったのはオーディションがきっかけですか?

いえ、以前から知っていて、読んだこともあったので、原作ファンの皆さんの盛り上がりも感じていました。オーディションを受ける時も、マネージャーの「受かりたいですね!」という情熱がすごくて(笑)。それをうけて、「がんばるね!」と話したことを覚えています。受かった時は、マネージャーがめちゃくちゃ喜んでました(笑)。そういった周りの反応を通して、改めて作品の大きさや期待度みたいなものを感じました。

――主人公ロイドは、凄腕スパイで変装のスペシャリストという非日常的なキャラクターですが、演じる際にはどういったところを意識されましたか。

ロイドは、ある種、人間らしさみたいなものを排除することでスパイとして一流になった人ですが、だからこそ「徐々に感じられる人間らしさ」は意識しました。ロイドが変わっていくなかで「一言では表せない感情」がだんだんと見えてきます。そこに「人間らしさ」「人間ってなんだろう」ということへの答えがあるように感じます。

(C)遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY製作委員会

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――すごいと思うロイドの能力はありますか?

柔軟性ですね。ロイドはミッションのためにはなんでもこなすという姿勢ですが、それって柔軟な気持ち、受け入れる気持ちがあるからできること。きっとものすごい精神状態で生きているのではないでしょうか。そういった意味で、彼の「心のリズムの作り方」みたいなものはすごいと思います。


ロイドと真逆? 「僕は平和が一番の保守的なタイプ」

(C)遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY製作委員会

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――ジャンプフェスタで配信されたイベント(番組)内で、「ロイドの“未知”から逃げない姿勢がすごいと思った」というお話をされていましたが、江口さんご自身はこれまでに「未知から逃げずに挑戦した」という経験はありますか。

一番はやっぱり上京です。ずっと田舎で過ごしてきましたが、高校卒業してから上京して、専門学校に入りました。当時は守られていた場所を出るということへの不安があったし、ひとり暮らしをはじめることへの不安もあって、未知だらけでした。でもやっぱり、あの頃の自分に対して「ひよらずに一歩を踏み出してよかったんじゃない?」と思います。どっちのパターンの生き方を選択しても正解だとは思うけれど、上京を選択したから楽しい人生になったんじゃないかなと感じるので「あの時の自分、なかなかやるじゃん」と思います。

――未知のものに積極的に飛び込んでいくタイプですか?

僕は平和が一番の保守的なタイプなので全然です。あまり人と関わらないでも生きられる、家で過ごしているのが楽というタイプですが、そういう平和から脱却したくなる時期が高校生だったので、そこで初めて未知に飛び出したというか。出てきたからには、やらなきゃいけないことや挑戦しなきゃいけないこと、体験しなきゃいけないことがいっぱいある。今もその延長線という感覚です。

――声優のお仕事以外にも歌やバラエティ、アパレルなどいろんな分野に挑戦されているので保守的というのは意外でした。

苦手だからこそ、自分の性格を知ってるからこそやっている部分はありますね。未知に飛び込むことによって化学反応を起こしているというか。放っておくとずっと何もしない、成長もせずにその場でじっとしてしまうタイプなので、無理やり谷底に突き落とすみたいな気持ちでやってます。


江口拓也の特殊能力は「スパイ的に言うと懐に入る(笑)」

(C)遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY製作委員会

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――スパイつながりで、江口さんが思う「自分のスパイ級の特殊能力」を教えてください。

(考え込んで)……お酒かなあ(笑)。人見知りの部分があるので、普段はそこまで積極的に人と関わらないで過ごしていますが、お酒を飲むとはじめましての人でも仲良くなれます。スパイ的に言うと、懐に入る、酒の場での人心掌握術ですね(笑)。そこは長けているんじゃないかと思います。

――別のインタビューでも、人見知りだけどコミュニケーションは大切にしているとおっしゃっていたことを思い出しました。本作の現場はどういった雰囲気ですか?

おふたり(早見と種崎)ともお静かなタイプで、自分もしゃべるタイプではないので、早見さんや種崎さんが「おはようございます~」と入ってきて、僕も「おはようございます~」とご挨拶して、みんなで演じて……みたいな(笑)。僕は現場でははじっこで静かにしているタイプなので、そういう意味でも過ごしやすい現場です(笑)。

(C)遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY製作委員会

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――ホッコリしそうな現場ですね(笑)。

本当に(笑)。面白い表現があると、みんなで「面白いですね」と話したり、すごく平和な時間が流れてます。

――この後は、そんな早見さん、種崎さんについてお話を聞かせてください。


インタビュー第2弾では、江口さんに早見さん&種崎さんとの関係、ふたりが演じるアーニャ&ヨルの印象などを直撃。また「子どもが苦手」という江口さんを変えた出来事とは? 来週掲載予定のインタビュー第2弾もぜひご一読ください。

アニメハック公式Twitter、フォロー&RTプレゼントキャンペーン
<賞品>
江口拓也さんサイン色紙、1名様
<応募期間>
4月8日~5月8日23:59
<応募方法>
1.アニメハック公式Twitterをフォロー。
2.公式Twitterがツイートした、プレゼント告知のツイートをRT(リツイート)。キャンペーン終了までフォローを外さないようご注意ください。

3.当選された方には、キャンペーン終了後、公式twitterアカウントからDM(ダイレクトメッセージ)をお送りします。

作品情報

SPY×FAMILY

SPY×FAMILY 134

世界各国が水面下で熾烈な情報戦を繰り広げていた時代。東国(オスタニア)と西国(ウェスタリス)は、十数年間にわたる冷戦状態にあった。西国の情報局対東課〈WISE(ワイズ)〉所属である凄腕スパイの〈...

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