不眠症に悩む高校生の青春を描く「君は放課後インソムニア」主演に佐藤元と田村好　PV、KVなど公開

(C)オジロマコト・小学館／アニメ「君ソム」製作委員会

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「富士山さんは思春期」で知られるオジロマコト氏の青春漫画をテレビアニメ化する「君は放課後インソムニア」の放送時期が2023年に決定し、佐藤元と田村好が主演を務めることが明らかになった。第1弾プロモーションビデオと第1弾キービジュアル、メインスタッフの布陣も公開されている。

原作は「週刊ビッグコミックスピリッツ」（小学館刊）で連載中。能登（石川県）を舞台に、不眠症に悩む高校生・中見丸太（なかみ がんた）が、お化けが出るという噂が立つ学校の天文台で、同じく不眠症の曲伊咲（まがり いさき）と出会い、つかの間の眠りと秘密の場所を共有する姿を描く。実写映画化も発表されている。

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佐藤が、長期にわたる不眠症によるイライラや不調のために誤解されがちだが、本当は素直でマジメな丸太役を担当。田村が、夜眠れない悩みを人に言えず、昼間にこっそり天文台で休息をとっていた伊咲を演じる。

キャラクターボイス初公開となる第1弾PVでは、丸太と伊咲が通う高校の風景が描かれ、2人の秘密基地となる天文台でのシーンも収録。第1弾キービジュアルには、美しい星空が広がる七尾市街を並んで歩く2人の姿が描かれている。

今作では「アラド：逆転の輪」（演出ほか）の池田ユウキが監督に初挑戦。シリーズ構成・脚本を「理系が恋に落ちたので証明してみた。」の池田臨太郎、キャラクターデザインを「プランダラ」の福田裕樹が担当する。アニメーション制作は「アラド：逆転の輪」「東京リベンジャーズ」のライデンフィルムが行う。

同作と、物語の舞台である石川県七尾市で7月17日に行われる「第81回七尾港まつり」とのコラボレーションも決定した。開催に向け、描き下ろしコラボビジュアルを使用したポスターの掲出や、チラシの配布などが予定されている。そのほか、天文雑誌「星ナビ」とのコラボによる、星景写真コンテストの開催も決まった。コラボビジュアルや、コンテストの詳細は後日公開。

以下にキャスト、原作者からのコメントを掲載する。

【佐藤元（中見丸太役）】

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もともと読んでいた作品であり、とくに伊咲の一言一言に救われていたところがあったので、オーディションに受かったときは、ひとしきり喜んだ後、すぐにマネージャーに「伊咲は!?　伊咲はどなたですか!?」と自分のことより伊咲役がどなたかを聞いてしまいました（笑）。
眠れないというのは僕自身何度も経験があり、読んでいる時はそのときの孤独感や焦燥感を暖かく包み込んで、優しく背中をさすってくれるような作品だなという印象でした。
お芝居に関しては、とにかく究極的に自然体に演じることを目標にして、より丸太になることを意識しています。
超がつくほどの純愛を感じることができるので、どの年齢層の方でもいろいろなことを共感しながら楽しんでいただけると思います。

【田村好（曲伊咲役）】

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曲伊咲役を演じさせていただきます。田村好と申します。
私が初めてオーディションで決まったのが「君は放課後インソムニア」のヒロイン、曲伊咲ちゃんでした。何もかもが初めてづくしで、うれしいを通り越して大パニックでした。
眠れなくて不安で、でも貴方はひとりじゃないよと言ってくれているようで、読み終わると必ず泣いてしまうんです。
オジロマコト先生の描く繊細で純朴な世界観が尊くて、一気に最新刊まで読み進めてしまいました。丸太の不器用なんだけどまっすぐなところ、伊咲の明るくて、でもどこか憂いを帯びたような立ち居振る舞い。言葉がなくても空気感や視線、どのシーンを選んでも心がギュッとつかまれて甘酸っぱいという言葉だけでは足りないんです。
たくさんの方に支えていただきながら、全身全霊で曲伊咲を生き抜きます。よろしくお願いいたします。

【オジロマコト（原作者）】
自身初めてのアニメ化で慣れないことばかりですが、作品で大切にしていることを脚本に全部取り入れて下さり、制作陣の原作愛の強さに日々驚かされています。
ガンタ役の佐藤元さん、イサキ役の田村好さんのお2人とも、執筆中に頭の中で鳴っていた声がそのまま再現されたようにピッタリでした。作品の舞台にしている石川県・七尾市をはじめ能登の美しい風景がカラーで見られるのも見どころですね。池田監督をはじめ若くフレッシュなスタッフの皆さんが描く爽やかな空気感が今から楽しみです。