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インタビュー 2022年9月30日(金)19:00

梅原裕一郎は悪役に転生しても「破滅ルートに乗っかっていく」 【「悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました」インタビュー】

梅原裕一郎の“ほったらかしの達人”ぶりも明らかに

梅原裕一郎の“ほったらかしの達人”ぶりも明らかに

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永瀬さらさ氏の小説をアニメ化する「悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました」が10月から放送開始となる。

本作は、乙女ゲームの世界の悪役令嬢アイリーンに転生した主人公が、自らに待ち受ける破滅ルートを回避するため、破滅フラグの起点であるラスボスの魔王クロードを恋人にしようとするラブコメディ。魔王クロード役の梅原裕一郎に話を聞くと、作品やキャラクターの魅力はもちろん、“ほったらかしが得意”というプライベートでの一面も明かしてくれた。

プライベートでは「やらなきゃいけないことをほったらかして遊ぶのが好き」とマイペースな梅原。「もしも乙女ゲームの世界の悪役に転生したら?」という問いにも「バッドエンドを変えてやろうという気概もなく(笑)」と“破滅フラグのほったらかし”を宣言して笑わせてくれた。(取材・文・写真/編集部)


■アイリーン役は高橋李依――梅原が現場で感じた「高橋さんのエネルギーの高さ」

(C)永瀬さらさ・紫真依/KADOKAWA/悪ラス製作委員会

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――近年は「乙女ゲームの世界に転生する」「悪役令嬢に転生する」という設定が人気ですが、作品の印象はいかがでしたか?

普通の物語だったら悪役になるポジションのキャラクターたちが、本作ではとても魅力的で人間らしく描かれています。それぞれのキャラクターがいろんな思惑のもと動いているのですが、アイリーンの“周りを巻き込む力”によって、良い方に運命を変えていくという物語も面白かったです。実際に演じていても面白かったですね。

――キャラクターの魅力でいうと外せないのは主人公アイリーンですよね。梅原さんはアイリーンのどういったところに魅力を感じましたか?

何事に対しても、踏ん切りをつけることができるのがすごいと思いました。これは僕個人の考えですが、男性よりも女性の方が「腹をくくれる」強さを持っているように感じています。アイリーンもそういった強さを持っていて、彼女の強さと清々しい性格は誰の目にも魅力的に映ると思います。

アイリーンは悪役令嬢というポジションですから、本来ゲームの中では報われないキャラクターです。彼女をおとしめる人物も出てきますが、そういった人物に正々堂々と正面からぶつかっていく姿もかっこいいです。相手に復讐をするのではなく、正面から立ち向かう姿は見ていて気持ちがよかったです。

(C)永瀬さらさ・紫真依/KADOKAWA/悪ラス製作委員会

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――アイリーン役の高橋李依さんとの共演はいかがでしたか? 高橋さんのお芝居に引き込まれた、印象に残った瞬間があったら教えてください。

高橋さんとしっかり共演させていただくのは初めてでしたが、第1話のアフレコでアイリーンの声を聞いた時に「アイリーンそのままだ」と感じました。アイリーンの真の強さを高橋さんも持っていらっしゃるのだと思いますし、高橋さんの持っている“エネルギーの高さ”がアイリーンにぴったりはまっていました。またアイリーンというキャラクターはいろんな面がありますが、それを難なく演じている姿を見て、高橋さんがたくさんの作品で活躍されている理由がわかったように思います。


■アイリーンの強さとクロードの弱さ “接近しあう”ふたりに注目

(C)永瀬さらさ・紫真依/KADOKAWA/悪ラス製作委員会

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――梅原さん演じるクロードは、エルメイア皇国の第一皇子でありながら魔王という複雑な状況にありますが、キャラクターの心情をどのようにとらえて演じたのでしょうか?

クロードは自ら望んで魔王になったわけではなく「結果的にラスボスという立場になってしまった」ので、本質的にはラスボスではないんですよね。表情には出しませんが、心優しい部分もあるキャラクターです。ただ、魔王であることを理由に森に追放され、従者たちと「魔王の城」で暮らしているという経緯があるので、序盤は周りの人に心を開けず、自分の殻に閉じこもるような部分がありました。だから、決して強い人ではないと思います。

先ほどアイリーンが強さを持っていると話しましたが、逆にクロードはうじうじした面や弱さを持っている、「ラスボスで魔王」という肩書とはかけ離れた人物だと感じました。でも、それがクロードの人間らしさ、かわいらしさにつながっていくんだと思います。

(C)永瀬さらさ・紫真依/KADOKAWA/悪ラス製作委員会

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――ある種、真逆の性格のアイリーンとクロードですが、2人の関係性の好きなところはありますか?

アイリーンの方からクロードに接近したはずが、クロードの方がぐっと近づいていく場面もあり、立場がころころ変わっていきます。2人の関係のそういった変化は第1話から楽しんでいただきたいですね。

――クロードからアイリーンに接近するような展開があるのでしょうか?

例えば、クロードはアイリーンが困っていたら助けに行きます。利益になるか否かは関係ない、見返りも求めずに助けに行く。それがクロードの持つ優しさであり、男らしい部分だと思います。第1話から、彼のそういった面を感じていただけると思います。


梅原裕一郎は“ほったらかしの達人”

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――アイリーンは破滅ルートを回避しようと奮闘しますが、梅原さんご自身はアイリーンと同じ立場に転生したらどうしますか?

基本メインキャラクターよりも悪役のほうが好きなので、本来の設定のままに悪いことをするかもしれません(笑)

――待ち受けるバッドエンドを回避しないんですね(笑)

アイリーンのようにバッドエンドを変えてやろうという気概はないので、破滅ルートに乗っかっていくと思います(笑)

――(笑)。そんな気概あるアイリーンだからこそ、最初は人に頼らない、ひとりで苦難に耐え、戦おうとする場面が多々あります。梅原さんは「人に頼る・相談するタイプ」「ひとりで解決しようとするタイプ」どちらでしょうか?

どちらかというと、自分で処理しようとするタイプですね。愚痴を言う程度ならありますが、「こういう時はどうしたらいい?」と人にゆだねる、相談することはあまりありません。自分で決めないと納得できないと言いますか、「責任の所在が他人になってしまうのはあまりよくないな」という思いもあるので、基本的には自分で決める、解決することが多いです。

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――ではアイリーンに共感する場面が多かったのでは?

そうですね。ただ、アイリーンのような芯の強さは持ち合わせてないので、うらやましく感じることの方が多かったです。

――クロードのキャラクター設定とかけて、ご自身の「魔王級に秀でた能力」をあげるとしたら、どういった特技がありますか?

やらなきゃいけないことをほったらかして遊ぶのがうまいです(笑)

――「ほったらかし」というのは?

家で時間をつぶすのが得意なんです。ただ、時間をつぶしすぎてやらなきゃいけないことがほったらかしになっている時が多々あります(笑)。人によっては外に出ないと体がなまってしまう、定期的に人と食事行かないとつまらないという方もいると思いますが、僕はそれが一切なく自己完結が得意です。ある意味悪いところでもあるのですが…(笑)

――ちなみに、ほったらかしの達人である梅原さんオススメの「ひとり時間の過ごし方」はありますか?

ベランダでぼーっとする、何も考えない時間が最高ですね。


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作品情報

悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました

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