2023年3月23日(木)20:00
「アンデッドガール・マーダーファルス」TVアニメ化 生首探偵役の黒沢ともよら出演で7月放送開始
(C)青崎有吾・講談社/鳥籠使い一行
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青崎有吾氏の伝奇推理小説「アンデッドガール・マーダーファルス」(講談社刊)のテレビアニメ化が決定した。黒沢ともよ、八代拓、小市眞琴の出演で、7月からフジテレビのアニメ枠「+Ultra」内で放送される。
第22回鮎川哲也賞でデビューした青崎有吾氏による原作は、怪物と人間が共生する19世紀末のヨーロッパを舞台に、首から下がない不老不死の美少女探偵・輪堂鴉夜(りんどう・あや)が、“鬼殺し”の異名を持つ半人半鬼の真打津軽(しんうち・つがる)、メイドの馳井静句(はせい・しずく)と、怪物専門の探偵・鳥籠(とりかご)使いとして数々の事件を解決しながら、奪われた体を探して各地を旅する姿を描く。怪盗ルパンやシャーロック・ホームズ、切り裂きジャックといった著名なキャラクターも登場する。既刊3巻。
(C)青崎有吾・講談社/鳥籠使い一行
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黒沢が、947年もの歳月を生きてきた鴉夜役を担当。高い戦闘能力を誇る津軽を八代、鴉夜に忠誠を誓い、銃と刀を合体させた武器を持ち歩く静句を小市が演じる。
ティザーPVには、3人のメインキャラクターがボイス付きで登場。アクションシーンや、津軽が鴉夜にヨーロッパ行きを持ちかける様子などが収録されている。ティザービジュアルは、鳥籠に収められた鴉夜と、鳥籠を持つ静句、鴉夜と談笑する津軽の姿を切りとったイラストで、背景には一行が訪れる欧州各国の代表的建造物が立ち並んでいる。
監督には「かぐや様は告らせたい?~天才たちの恋愛頭脳戦~」シリーズの畠山守を迎え、シリーズ構成を「キングダム」の高木登、キャラクター原案をイラストレーターの岩本ゼロゴ、キャラクターデザイン・総作画監督を伊藤憲子が務める。アニメーション制作は「さらざんまい」のラパントラックが行う。
以下にキャスト陣、原作者からのコメントを掲載する。
【黒沢ともよ(輪堂鴉夜役)】
(C)青崎有吾・講談社/鳥籠使い一行
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Q.キャラクターの印象や、ご自身のキャラクターに決まった時の感想をお聞かせください。
とてもうれしかったと同時に、2022年はこの作品が最難関になるなと武者震いをした記憶があります。
本作はオーディションにエントリーさせていただいて合格をいただいた形だったのですが、オーディションで言った長ゼリフがとにかく難しくて……。
監督も音響監督もぜひご一緒させていただきたいと願い続けていた念願の方なので「どうしてもやりたい」という気持ちと「こんなに難しいセリフ毎回言うなんて私では役不足」という思いが錯綜していました。
クビにならずに収録が進んでよかったです。いや、もともと首しかないのですけれど。
Q.作品への意気込みなどファンの皆様にメッセージをお願いいたします。
原作小説を拝読したときに感じたあの高揚感や背徳感をそのままに、監督をはじめとしたクリエイターの皆さまのセンスが加わるとこうも世界は息づくのかと息を呑みました。
私もできうる限りの精一杯で取り組んだ作品ですのでぜひ晩酌のお供によろしくお願いいたします。
オトナの皆様のためのお伽噺(おとぎばなし)と存じます。
【八代拓(真打津軽役)】
(C)青崎有吾・講談社/鳥籠使い一行
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Q.キャラクターの印象や、ご自身のキャラクターに決まった時の感想をお聞かせください。
僕が演じます真打津軽というキャラクターは、半人半鬼の身体をもつ人物で、そうなる過程も含めてとてもじゃありませんが笑えない過去を背負っています。しかしそんな人生こそ最高の芸と笑い飛ばす精神、さらには口が達者で噺家(はなしか)のような一面ももっています。飄々(ひょうひょう)としていて、何か考えているようで考えていない、考えていないようで考えている……存在自体が冗談みたいな食えない男。役に決まった時から、演じることがずっと楽しみでした。
Q.作品への意気込みなどファンの皆様にメッセージをお願いいたします。
この作品を読ませていただいた時から、演じることを抜きにしても、アニメになったらどのように表現されるのか、いちファンとしてワクワクしていました。ミステリーはもちろん、アクションや人間ドラマなど、さまざまな要素が絡み合いながらも、最後はタイトル通りお洒落な喜劇に幕を閉じる。本当に大好きな作品です。ぜひたくさんの方に観ていただけたらうれしいです。
【小市眞琴(馳井静句役)】
(C)青崎有吾・講談社/鳥籠使い一行
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Q.キャラクターの印象や、ご自身のキャラクターに決まった時の感想をお聞かせください。
第一印象は物静かでクールな女性でした。
傀儡であることを家訓とする彼女ですが、原作を読み進めていくうちに鴉夜様のことが大好きすぎて津軽に嫉妬したり、意外と反射的に手が出たりと、実はとても人間的で可愛いらしい人なんだなと感じました。
表情は動かずとも心は常に動いている。そんな魅力あふれる彼女を演じさせていただけることが、本当にうれしいです!
Q.作品への意気込みなどファンの皆様にメッセージをお願いいたします。
お話も演出もとにかく面白いです!
本格ミステリーでありながらさまざまな要素が入り混じり、アニメーションでありながら舞台を観ているような……このなんとも独創的で奇々怪々な喜劇を、早く皆様にご覧いただきたいです。
静句役としましては、登場人物たちの小気味な会話のなかにスッと挟む言葉のひとつひとつを、大切に演じていきたいと思います。
【青崎有吾(原作者)】
Q.TVアニメ化が決まった時の感想をお聞かせください。
電話をくれた担当編集さんに「主人公ってテレビに映して大丈夫なんですか?」と聞きました。
Q.これから作品を知る方や作品のファンの皆様にメッセージをお願いいたします。
おっ、なんだなんだ、けっこう面白いぞ、と驚いてもらえるような作品になっていると思います。原作既読の方も、そうでない方も、ご期待ください。
作品情報
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怪物専門探偵<鳥籠使い>が、体を取り戻すためヨーロッパを巡る笑劇<ファルス>
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