2023年5月9日(火)12:00
「THE FIRST SLAM DUNK」公開156日目で声優陣の舞台挨拶が国内初開催 木村昴は「返せ」3文字のセリフに3時間

客席には河田雅史役のかぬか光明の姿も
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原作者の井上雄彦が監督・脚本を手がけ、第46回日本アカデミー賞の最優秀アニメーション作品賞を受賞した「THE FIRST SLAM DUNK」のトークイベント上映会が5月7日、東京・ユナイテッドシネマ豊洲で行われ、声優を務める仲村宗悟(宮城リョータ役)、笠間淳(三井寿役)、神尾晋一郎(流川楓役)、木村昴(桜木花道役)、三宅健太(赤木剛憲役)が登壇した。
2022年12月3日に全国378館で封切られ、5月6日時点で国内動員966万人、興収は138億円を突破。公開156日目にして、国内では初めて声優陣による舞台挨拶が実現し、その模様は全国334スクリーンでライブビューイングされた。また、客席にはサプライズで、かぬか光明(河田雅史役)の姿もあり、何も知らされていなかった登壇者とファンは、驚きの声をあげていた。
公開後の反響について、仲村は「年末年始に沖縄に帰省したら、サイン色紙が山積みになっていて、すごさを改めて感じた」と喜びの声。笠間は「甥っ子が学校で、親せきのお兄ちゃんが声優をやっていると話している」と明かし、「クラスメイトが『サイン、もらえる?』って聞いてきても、それはダメって言ってるみたいで。宝物にように思ってくれている」と誇らしげ。また、神尾は「80歳近い父が、もう2回見に行ってくれた。年代は関係ない」とこちらも、うれしい反響をファンに報告していた。
木村は、花道の名ゼリフである「返せ」について、「たった3文字に3時間かかった」とアフレコを回想。木村によると、井上監督が「とにかくリアリティを追求されていた」そうで、「僕が声優として培ってきた、分かりやすい、迫力あるお芝居をどれだけ抑えるかが課題だった」。一方、木村の提案を快く受け入れる場面もあり「井上監督と二人三脚で、桜木花道を作っているようで、励みになったし、声優冥利に尽きる」と振り返った。
アフレコについては、「キャラクターの気持ちに寄り添った結果、(セリフを)立たせようとしなくても、自然と立ってしまう。『だぴょん』は20~30回やった」(仲村)、「ダンクするときの『ふっ』という息だけで、30回くらい演じた。強くすると、アニメっぽくなってしまって」(神尾)と本作ならではの苦労エピソードも。三宅は「赤木の言葉を借りれば『ありがとよ』です」とファンの熱狂に感謝を示していた。
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