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ニュース 2023年6月18日(日)21:00

アリ・アスター絶賛、恐怖のストップモーションアニメ「オオカミの家」予告編、場面写真、メイキング写真公開

「オオカミの家」場面写真

「オオカミの家」場面写真

(C) Diluvio & Globo Rojo Films, 2018

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「ミッドサマー」のアリ・アスターが絶賛した、チリの2人組監督、クリストバル・レオン&ホアキン・コシーニャによるストップモーション・アニメーション「オオカミの家」の公開日が8月19日に決定。このほど、予告編&場面写真、メイキング写真が披露された。

レオンとコシーニャの2人組による初の長編映画「オオカミの家」は、チリ南部のある施設から逃走し、森の中の一軒家で二匹の子ブタと出会った娘マリアの身に起きる悪夢のような出来事を描いた“ホラー・フェアリーテイル”アニメーションだ。さらに、レオン&コシーニャの最新作で、アリ・アスターが製作総指揮を務めた短編「骨」が同時上映される。

「骨」場面写真

「骨」場面写真

(C)Pista B & Diluvio, 2023

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ピノチェト軍事政権下のチリに実在したコロニア・ディグニダというコミューンにインスパイアされた本作は、レオン&コシーニャが監督のほかに脚本、美術、撮影、アニメーションなどを務めた。チリ国立美術館やサンティアゴ現代美術館のほか、オランダ、ドイツ、メキシコ、アルゼンチンにある10カ所以上の美術館やギャラリー、文化センターをスタジオ代わりに、実寸大の部屋のセットを組み、ミニチュアではない等身大の人形や絵画をミックスして制作。実際に作る様子や制作途中の映像を展示の一環として観客に公開するという独自の手法で、企画段階から5年の歳月を費やし映画を完成させた。ワールドプレミアとなった第68回ベルリン国際映画祭ではカリガリ映画賞を、第42回アヌシー国際アニメーション映画祭では審査員賞を受賞し、世界各国で注目された。

「オオカミの家」メイキング

「オオカミの家」メイキング

(C) Diluvio & Globo Rojo Films, 2018

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2021年には、アメリカのゲーム・エンタメ情報サイト「IGN」の歴代アニメーション映画ベスト10に選出。同年Varietyの「観るべき10人のアニメーター」にも選出された。その後、レオン&コシーニャはアリ・アスターの最新作「Beau is Afraid」のアニメ・パートを担当したほか、トム・ヨークの新バンドThe Smile、PJ ハーヴェイのミュージックビデオを監督するなど、クリエイターからも注目を集め、レオン&コシーニャは活躍の場を世界に広げている。

このほど公開された予告編は、カルト教団のコミューンから脱走したマリアが、逃げ込んだ一軒家で二匹の子ブタと出会う場面からスタート。安全な場所を見つけたかに思えたが、子ブタも部屋も禍々しい姿に形を変え、どこからかマリアの名前を呼ぶ声がするという不穏さに満ちた映像となっている。

オリジナルA4クリアファイル

オリジナルA4クリアファイル

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8月19日から、シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開。オリジナルA4クリアファイル付前売り券は1,500円(税込)で、6月17日からシアター・イメージフォーラムで発売開始となる。

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