2023年6月17日（土）20:00

「ワンフェス」で庵野秀明らが参加した「DAICON FILM」40周年記念展示やトークショー開催

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7月30日に千葉・幕張メッセで開催される造形・フィギュアの祭典「ワンダーフェスティバル2023[夏]」で、1980年代に活動した同人映像制作集団「DAICON FILM」の特別展示やトークショーなどが開催されることが決定した。

DAICON FILMは、1981年に開催された「DAICON III（第20回日本SF大会）」の開幕を飾るアニメ映像の制作を契機として発足した。当時大阪の大学に通う学生だった庵野秀明や岡田斗司夫、武田康廣、赤井孝美、山賀博之らが中核メンバーで、やがて前田真宏や貞本義行も参加。岡田らが経営し初回から92年までのワンダーフェスティバルを主催した特撮・アニメなどの専門店「ゼネラルプロダクツ」とともに、後に「王立宇宙軍オネアミスの翼」「ふしぎの海のナディア」「新世紀エヴァンゲリオン」を手がけることとなるアニメ制作スタジオ「GAINAX」の前身となった。

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「ワンダーフェスティバル2023[夏]」では、1983年の「DAICON IV（第22回日本SF大会）」開催40周年を記念し、特別展示として「DAICON FILMの世界」を実施する。「認定NPO法人アニメ特撮アーカイブ機構（ATAC）」の全面協力のもと、「DAICON III」「DAICON IV」のオープニングアニメの原画、動画などに加え、実写作品である「快傑のーてんき」「愛国戦隊大日本」「DAICON FILM版帰ってきたウルトラマン」「早撃ちケンの大冒険」「八岐大蛇の逆襲」のミニチュアやプロップなど、制作資料の実物を多数展示する。なお「怪傑のーてんき」は武田、「DAICON FILM版帰ってきたウルトラマン」では庵野が、顔出しで主役ヒーローを演じていることでも知られる。

また「DAICONこてこてトーク」と題する、DAICON FILM関係者によるトークショーも開催。午後2時からの第1部には、DAICON FILMの創設メンバーである武田と神村靖宏、ワンダーフェスティバルの主催をゼネラルプロダクツから引き継いだ海洋堂の宮脇センム（宮脇修一）の3人が、午後3時からの第2部には、84年に制作された自主製作特撮映画「八岐之大蛇の逆襲」で監督・脚本を務めた赤井と、特技監督を担当した樋口真嗣の2人が登壇する。

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さらに「DAICON IV」のオープニングアニメに登場する“バニーガールの女の子”を立体化したガレージキット（レジンキャスト製組み立てフィギュア）も販売される。原型製作はグリズリーパンダ氏、価格は2万円。6月30日～7月9日に先行予約も受け付ける。

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そのほか、正午からは7月8日から放送を開始するテレビアニメ「ライアー・ライアー」と、そのエンディング主題歌を担当する声優ユニット「SMILE PRINCESS」による「『ライアー・ライアー』vs『SMILE PRINCESS』絶対に負けられないステージ in ワンフェス」を開催。「ライアー・ライアー」に出演する首藤志奈（姫路白雪役）と森山由梨佳（椎名紬役）によるトークと、「SMILE PRINCESS」（森山、本郷里実、相良茉優、汐入あすか、北守さいか、青山吉能）によるライブパフォーマンスが行われる。

午後1時からは、フィギュア好き声優の安元洋貴と徳井青空が出演するABEMA番組「声優とフィギュる」の公開生放送も行われる。