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イベント 2023年12月1日(金)20:30

第68回「映画の日」中央式典 阿部秀司氏、井上雄彦氏、尾田栄一郎氏に特別功労章を贈呈

前列中央が特別功労章を受章した井上雄彦氏、右が山崎貴監督

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第68回「映画の日」中央大会の式典が12月1日、都内ホテルで開催され、受章者及び映画業界関係者が一堂に会した。

12月1日は、日本における映画産業発祥(日本初の有料公開)を記念する日として1956年に「映画の日」に制定された。式典では、映画業界で40年以上勤務した永年勤続功労章受章者31人の表彰が行われた。

特別功労章は、「ALWAYS 三丁目の夕日」や最新作「ゴジラ-1.0」などのヒット作を製作し、新人監督の発掘にも手腕を発揮したプロデューサーの阿部秀司氏、興収157.3億円の大ヒットを記録した「THE FIRST SLAM DUNK」の原作・脚本・監督を務めた井上雄彦氏、そして劇場版「ONE PIECE」シリーズ全15作品の原作者であり、累計興収が200億円を突破した最新作「ONE PIECE FILM RED」では総合プロデューサーを務めた尾田栄一郎氏が受章。当日欠席の阿部氏に代わり山崎貴監督、続いて井上氏、そして尾田氏の代わりに「週刊少年ジャンプ」編集長の中野博之氏がそれぞれ挨拶し、感謝の思いを述べた。

続けて、今年の映画界に最も寄与した作品に授与される第41回ゴールデングロス賞の授賞式が行われ、邦洋あわせて一番の特大ヒットとなった「THE FIRST SLAM DUNK」が日本映画部門で最優秀金賞を受賞。優秀銀賞は、約138億円を記録した「名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)」、昨年11月に公開されて約149億円まで興収を伸ばした「すずめの戸締まり」、約85億円を記録している宮崎駿監督「君たちはどう生きるか」、そして約56億円の「キングダム 運命の炎」が受賞した。

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外国映画部門では、約140億円のメガヒットとなった「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」が最優秀金賞を受賞。優秀銀賞は、約54億円の「ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE」、約43億円の「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」、約38億円の「ワイルド・スピード ファイヤーブースト」、約34億円の「リトル・マーメイド」が受賞した。なお、ゴールデングロス特別賞となる全興連特別賞を「RRR」「福田村事件」「ぼくたちの哲学教室」が受賞した。

「映画の日」執行委員会の迫本淳一委員長は、「本年の映画界は、いよいよコロナ禍前の状態に回復したと宣言していいほどの活況を呈している。邦画洋画の興収を合わせると、現在までの統計では昨年対比110%、コロナ禍前の5年間平均対比では約95%。今後の公開作品次第では、これ以上の好成績もあり得るのではないかと期待している。映画館数は昨年より10スクリーン以上増え、本年末には3650スクリーン前後になるとの報告を受けている。昨年は前年より減ったが、本年は2年ぶりの増加となる。また、映画界は以前より映画制作現場の適正化という課題に取り組んでいたが、本年4月から日本映画制作適正化認定制度がスタートした」などと語った。

なお、新人脚本家を発掘し、創作活動を奨励する第49回の「城戸賞」は、脚本424編の応募があり、10編の最終審査作品の中から鈴木香里さんの「捨夏」が大賞、長濱亮祐さんの「道々、みち子」が準入賞を受賞。尾々井慎太郎さんの「わが友」と、太田大樹さんの「シュレディンガーの恋人たち」が佳作に選ばれ、表彰された。今回から入選を大賞と変更。大賞の受賞は2013年(第39回)以来となる。

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