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ニュース 2024年3月11日(月)12:30

【第96回アカデミー賞】「ゴジラ-1.0」が視覚効果賞 山崎貴はキューブリック以来55年ぶり史上2人目の受賞監督に

スピーチする山崎貴監督ら

スピーチする山崎貴監督ら

Photo by Kevin Winter/Getty Images

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第96回アカデミー賞(2024)の授賞式が3月10日(現地時間)、米ロサンゼルスのドルビーシアターで行われ、山崎貴監督作「ゴジラ-1.0」が視覚効果賞を受賞した。同賞を邦画・アジア映画が受賞した実績はなく、史上初の快挙。また、長い歴史を持つアカデミー賞の中で、監督として視覚効果賞を受賞したのは「2001年宇宙の旅」のスタンリー・キューブリックのみ。山崎監督は55年ぶり、史上2人目の受賞監督となった。

山崎監督は、「40年以上前に『スターウォーズ』と『未知との遭遇』を見たショックからキャリアをスタートさせた私にとって、この場所は望む事すら想像しなかった場所でした。ノミネートの瞬間、私たちはまさにロッキー・バルボアでした。強大なライバルたちの前でリングに立たせてもらえた事はすでに奇跡でした。しかし私たちは今ここにいます。この場所から遠く離れたところでVFXを志しているみんな! ハリウッドが君たちにも挑戦権があることを証明してくれたよ! 最後にスタッフキャストを代表して、去年失った我々のプロデューサー、阿部秀司さんに言いたいです。『俺たちはやったよ!』と。ありがとうございました!」

「ゴジラ-1.0」は、日本が生んだ特撮怪獣映画の金字塔「ゴジラ」の生誕70周年記念作品で、日本で製作された実写のゴジラ映画としては通算30作目。舞台は戦後の日本。戦争によって焦土と化し、なにもかもを失い文字通り「無(ゼロ)」になったこの国に、追い打ちをかけるように突如ゴジラが出現する。日本での大ヒットだけでなく、北米でもゴジラ旋風を巻き起こし、既に全世界興行収入は1億ドルを突破している。

「ゴジラ-1.0」

「ゴジラ-1.0」

(C)2023 TOHO CO.,LTD.

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視覚効果賞は、その年に公開された映画のなかで、最も優れた視覚効果(VFX)を用いた作品に与えられる。過去には「スター・ウォーズ」「タイタニック」「アバター」などが受賞してきた。特撮で多くの映画ファンを喜ばせてきた東宝にとっては、まさに悲願の受賞といえる。

下馬評は、ギャレス・エドワーズ監督の「ザ・クリエイター 創造者」が圧倒的優位だった。視覚効果協会(VES)の組合員が選考する第22回VES賞でも、写実的長編映画視覚効果賞を含む5部門を制していただけに、大逆転での受賞となった。

第96回アカデミー賞視覚効果賞では、「ザ・クリエイター 創造者」「ミッション:インポッシブル デッド・レコニング PART ONE」「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3」「ナポレオン」と一緒にノミネートされていた。

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