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ニュース 2024年4月21日(日)12:30

第77回カンヌ国際映画祭、スタジオジブリに名誉パルムドール スタジオへの授与は映画祭初

宮崎駿監督の最新作「君たちはどう生きるか」

宮崎駿監督の最新作「君たちはどう生きるか

(C)2023 Studio Ghibli

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5月14日から開催される第77回カンヌ国際映画祭で、スタジオジブリに名誉パルムドールが授与されることが発表された。

同賞はこれまで映画界のレジェンド的監督や、俳優らに贈られており、スタジオへの授与は初となる。今年は「スター・ウォーズ」シリーズのジョージ・ルーカス監督にも授与される。

カンヌ映画祭のアイリス・ノブロック会長とティエリー・フレモー総代表は、宮崎駿監督と高畑勲監督の功績に敬意を表し、「その歴史の中で初めて、私たちは人ではなく機関を祝いたい」とジブリへの同賞授与の理由を発表。「ジブリとともにある日本のアニメーション映画は、伝統と現代性のなかで行われる偉大な冒険のひとつ」と話している。

スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーは「名誉パルムドールを受賞したことを心から光栄に思います」と喜びを語り、「カンヌ映画祭に心から感謝します。40年前、宮崎駿、高畑勲、そして私は、子どもから大人まで、高品質で質の高いアニメーション映画を届けたいという思いからスタジオジブリを作りました。今では世界中の観客に映画を観てもらい、三鷹のジブリ美術館やジブリ公園に足を運び、映画の世界観を体感してくださる方もたくさんいらっしゃいます。私たちは、スタジオジブリをとても重要なものにするために長い道のりを歩んできました。宮崎も私も年をとってしまいましたが、スタジオジブリはこれからも、会社の精神を受け継ぐチームでリーダーシップを発揮し、新しいことに挑戦していけると確信しています。これからも私たちの成果に関心を持っていただけると嬉しいです」とコメントしている。

映画祭は5月14に開幕し、26日の閉幕式で各受賞が発表される。コンペティションの審査員長は「バービー」のグレタ・ガーウィグ、ある視点部門の審査員長はグザビエ・ドラン。

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