ウェブサイト「サンライズロボット研究所」オープン　「ダンバイン」OP、EDを神風動画がリメイク

(C)創通・サンライズ

イメージを拡大

「機動戦士ガンダム」に代表されるサンライズのロボットアニメを研究・考察するウェブサイト「サンライズロボット研究所」がオープンし、富野由悠季監督が1983年に手がけたテレビアニメ「聖戦士ダンバイン」をフィーチャーした実験動画「AURA BATTLER DUNBINE SIDE L」が公開された。

(C)創通・サンライズ

イメージを拡大

同サイトでは、1977年に放送されたサンライズオリジナルのロボットアニメ第1作「無敵超人ザンボット3」から現在に至るまでの作中に登場するロボットやメカについて、過去のデータベースや作中の描写などを参考に、多角的な視点から考察・推察を深めていく。これまでに公開されてきた設定情報を新解釈としてまとめたものや、作品内の描写、設定をきっかけとした自由な発想によるレポートなどを掲載する予定。取り扱うロボットについては、サンライズ作品の枠にとらわれず、より拡大していくことが想定されている。

サイトは、YouTubeの「サンライズチャンネル」と連動して映像を公開する「映像視聴室」、機体のデータベースを集約する「資料室」、各作品の世界観を研究・推察する「研究レポート」などのコーナーで構成。「研究室」では、「聖戦士ダンバイン」の世界観を紹介する指南講座の第1回として「海と陸の間の世界」、作中の設定を深堀りするコラムとして「バイストン・ウェルでの単位について　＜その1＞」が公開されている。

(C)創通・サンライズ

イメージを拡大

「映像視聴室」で公開中の実験動画「AURA BATTLER DUNBINE SIDE L」では、「聖戦士ダンバイン」のオープニングとエンディングの映像を、最新の技術でリメイク。同作のストーリーを総括する内容で、第16話「東京上空」において、ショウ・ザマのダンバインと、ガラリア・ニャムヒーのバストールが激突し、東京へのオーラロードが開かれてしまうシーンも新規映像で再現されている。一部のセリフやナレーションはオリジナルキャストである中原茂、若本規夫らによる新録となっており、制作はバンダイナムコフィルムワークスと神風動画がタッグを組んで行った。

また「SIDE L」と対になる「SIDE R」も今後展開予定。「SIDE R」では新武器などの新規設定などが登場し、原作とは異なる音楽アーティストによる最新楽曲が使用される。なお「SIDE L」の「L」には「Legacy」「Legend」、「SIDE R」の「R」には「Respect」「Refine」「Revolution」といった意味が込められている。

「聖戦士ダンバイン」は、異世界バイストン・ウェルに召喚された日本人の少年ショウが、人型ロボット兵器オーラバトラーを駆る聖戦士となって、武力をもって覇道を歩むアの国の領主ドレイク・ルフトらに立ち向かっていく姿を描く。「サンライズロボット研究所」の開設を記念し、「サンライズチャンネル」では5月8～15日に第1～5話、15～22日に第6～9話、22～29日に第10～13話を無料配信する。以降の話数も29日から通常編成として順次配信。

中原、若本からのコメント全文は以下の通り。

【中原茂（ショウ・ザマ役）】
あの頃に戻りますタイムラグなしに。ショウは何も変わっていません。
いえ、ショウだけではなく。と言うか、忘れていないことを改めて認識させていただきました。
今回、「聖戦士ダンバイン」という作品のもつ不思議なパワーのような物を感じられたような気がしております。そしてそのパワーの源の一端は、こうしてダンバインを応援し続けてくださっているファンの皆様のおかげだと改めて思っています。
皆様のパワ―（思い）が集まって「聖戦士ダンバイン」をいつまでも飛翔させ続けてくださっています！

【若本規夫（ナレーター）】
冒頭の何とも神秘的な色合いの濃い、聖書を彷彿とさせるような響きのあるナレーションを担当させていただき、今でも光栄に思っています。
今回、プロモーションビデオのナレーションを演じて感じたことは「ダンバイン」のナレーションの字句を読み上げるのは結構難しい作業だな……と。
入れ込み過ぎてもいけないし、かと言ってサラーっと流しても表現として成り立たない。
テンポ感もなければいけないが、端折ってもまずい。
映像をご覧になったファンのみなさんに喜んでいただけたらうれしい！