2024年6月8日(土)22:00
土屋太鳳、ラウールとアクション対決 実写映画「赤羽骨子のボディガード」で尽宮正親役
俳優の土屋太鳳が、「Snow Man」のラウールが主演する映画「赤羽骨子のボディガード」に出演していることが明らかになった。原作で人気のキャラクター・尽宮正親に扮し、赤羽骨子(出口夏希)を殺したいほど憎む役どころに挑んでいる。劇中では、主人公・威吹荒邦を演じるラウールとアクション対決を披露している。
原作は、週刊少年マガジン(既刊8巻/講談社刊)で連載中の丹月正光氏の同名漫画。ある事情で命を狙われることになった赤羽骨子のことが大好きな威吹荒邦は、彼女のボディガードになる。彼に与えられたミッションは、「彼女にバレることなく守ること!!」だった。やがて荒邦は、骨子のいる3年4組のクラスメイト全員がボディガードだと告げられる。
土屋が息吹を注ぐ正親は、国家安全保障庁長官・尽宮正人(遠藤憲一)の娘として生まれながら男として育てられ、MI6に所属するほどのエリートに成長する。だが、自分が受けることが叶わなかった父親の愛情を一身に浴びた実の姉妹である骨子を殺したいほど憎むようになる。骨子の命を狙うなかで、ボディガードとして彼女を守る威吹荒邦(ラウール)と対峙することになるが、ピュアで真っ直ぐな荒邦と出会うことで徐々に人間らしく変化していく……。
(C)丹月正光/講談社 (C)2024 映画「赤羽骨子のボディガード」製作委員会
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今回の発表に合わせて、イメージビジュアルもお披露目された。土屋は黒のレザーコートに身を包み、銀髪、そして右目に眼帯という圧倒的な存在感を放つビジュアルに仕上がっている。土屋は役作りについて、「気持ちだけで表現できるものじゃないので、宝塚の男役の方にコツを伺ったり、宝塚のメイクに携わっている方に講習会を開いていただいたり、家族に姿勢や歩き方や声の出し方を教わったりして、私自身の日常の中で正親の生活を送りました。ですのでその頃は、普段の生活でも男らしかったと思います 」と語っている。
「赤羽骨子のボディガード」は、8月2日から全国で公開。
土屋のコメント全文は以下の通り。
――クランクアップを迎えて今のお気持ちをお聞かせください。
率直にいうと、寂しいなという気持ちです。演じさせていただいた時間自体はすごく短いんですけど、演じれば演じるほど自分の心にどんどん入り込んでくるような愛おしさを感じる役でした。
――正親役のお話が来たときのお気持ちをお聞かせください。
原作と台本を読ませていただいて、これは責任重大だぞ!と思いましたね。男の子として育てられたけれど、お父さんには『娘』として認めてもらいたいと願っていて、しかも荒邦と骨子の距離を縮めるキーマンでもあって、その上で、正親は荒邦を圧倒しないといけないじゃないですか。難しい役だなと思いました。
――役作りをかなり準備されてこだわられたと思いますが、具体的にこだわられたところを教えてください。
まずは、登場シーンですよね。ここでちゃんと正親として荒邦を圧倒しなきゃいけない。それが出来ないと、そのあとの可愛らしい部分や憎めない部分が表現出来ないので、とにかく正親がどんな気持ちで育ってきたか全力で考え続けて、そのエネルギーを込めました。といっても正親らしさは気持ちだけで表現できるものじゃないので、宝塚の男役の方にコツを伺ったり、宝塚のメイクに携わっている方に講習会を開いていただいたり、家族に姿勢や歩き方や声の出し方を教わったりして、私自身の日常の中で正親の生活を送りました。ですのでその頃は、普段の生活でも男らしかったと思います。声は低くしすぎると枯れてしまうので、低い中で声色やニュアンスを変えたり息を入れたりと工夫しましたが、とっても難しかったです。衣装とメイクとウィッグにたくさんパワーを貰って、やっと乗り切れた気がします。
――印象に残っているシーンを教えてください。
学校のシーンがクランクインだったんですけど、反省点が多かったんです。自分の立ち姿だったり歩き方だったり、もうちょっと研究できたなと思って、少し工夫を重ねました。水族館のシーンでは、より喧嘩っぽいアクションにしたいなと思って、ギリギリまで練習をして臨みました。休憩時間に、荒邦さん(ラウールさん)が「正親の気迫を感じます」と言ってくださって、凄く嬉しかったです。
――ラウールさんとご一緒されてみていかがでしたか?
ラウールさんは頭脳と身体能力の両方をフルに使って、現場でどんどん進化していかれる方だなと感じました。正親とのアクションでは受け身を担当なさってますけど、アクションって、実は受け身が上手くないとアクションにならないんです。しかも受け身って危険なんですよね。体格差もすごくあるのに一生懸命向き合ってくださって、本当に素晴らしかったなと思います。
――出口さんや遠藤さんはいかがでしたか?
とても明るくて、夏希ちゃんの可愛い笑顔にパワーをいただきながらご一緒していました。遠藤さんは、ずっと共演させていただきたいなと憧れてきた方なので、やっとお会いできたという感じでした。私が申し上げるのはおこがまし過ぎるんですけど、本当にお芝居がお上手で、素敵で、胸にぐっときました。
――最後に公開を楽しみにしている皆さんへ一言お願いします。
爽やかで華やかで思いきり楽しんでいただける魅力的な作品になっていると思います。錚々児高校3年4組の熱い日々を、是非スクリーンで体感してください!
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- 2016年1月5日(火)