「哀しみのベラドンナ」深井国らによる美術原画を復元するクラウドファンティングが実施中

支援者のリターン・特典は復元原画セット、復元B2映画ポスター、深井国氏の描き下ろし複製原画など

(C) 虫プロ

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1973年公開の劇場アニメ「哀しみのベラドンナ」の美術原画を復元するための第1回クラウドファンディングが、MotionGallery（モーションギャラリー）で10月31日まで実施中だ（https://motion-gallery.net/projects/belladonna/）。目標金額は300万円で、9月20日夕方時点で277万円を超えている。

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同作は、虫プロダクションが制作した「千夜一夜物語」「クレオパトラ」に続く大人向けの劇場長編（監督：山本暎一）。全体の70パーセントを静止画が占める独特のビジュアルスタイルで制作され、美術作品としても高く評価されている。

第1回クラウドファンディングは、画家の深井国氏らが描いた同作の美術原画（クレジットでは美術）を4Kデジタルリマスターされたフィルムデータをもとに復元し、映画のもつ美術的価値を再評価するというもの。豪華画集を制作するための第2回クラウドファンディングも、11月から実施される予定。

プロジェクト発起人で、「サルでも描けるまんが教室」などで知られる編集家の竹熊健太郎氏からのコメント全文は以下のとおり。

【竹熊健太郎（プロジェクト発起人）】

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「哀しみのベラドンナは、その美しさと芸術的な表現で今もなお世界中のファンに影響を与え続けています。今回のプロジェクトは、復元された原画を通じて、この伝説的な作品の美術的価値を再発見し、多くの人々に新しい形で届けたいと考えています。支援者の皆様には、復元原画や復元映画ポスターなど、特別なリターンもご用意しておりますので、ぜひご支援をお願いします」