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インタビュー 2025年3月5日(水)19:00

【「殿と犬」4人の殿インタビュー】大塚明夫が語る「味わいの違う殿」 亡き愛猫との“一夜の思い出”も告白

「殿と犬」大塚明夫インタビュー!

殿と犬大塚明夫インタビュー!

(C)西田理英・COMICポラリス/殿と犬製作委員会

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西田理英氏の漫画が原作のテレビアニメ「殿と犬」が2024年10月から2クールにわたって放送されている。メインキャラクターの殿は大塚明夫杉田智和相葉雅紀武内駿輔が“4人1役”で演じており、4バージョンの殿を楽しむことができる。

そんな豪華な顔ぶれの“4人の殿”へのインタビューが実現し、第1弾は大塚明夫が登場! 「犬も好きだし、猫も好きです」という大塚に、本作の魅力や他のキャストの印象を聞いた。さらに、亡くなった愛猫との“一夜の思い出”を明かしてくれた(取材・文/編集部)

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(C)西田理英・COMICポラリス/殿と犬製作委員会

【作品概要】

原作は、ウェブコミックサイト「COMICポラリス」で連載中のコメディ漫画。かつて戦国の世で鬼神のごとく活躍するも、今は没落してしまった“殿(十文字重虎)”と、胴長短足の珍妙な“犬”による長屋での“主従暮らし”を描く。2024年10月から放送中のテレビアニメは、大塚、杉田、相葉、武内の4人が殿役を担当しており、すべてのエピソードが4バージョンで放送・配信されるという形式をとっている。


■4人で演じた殿は「それぞれの色が出ていて良い」

(C)西田理英・COMICポラリス/殿と犬製作委員会

――殿役が4人いると聞いた時の心境はいかがでしたか。

(4人を比べる)品評会みたいになったら嫌だなと(笑)

――視聴者としては、4人それぞれの個性が感じられて、どのバージョンも楽しく拝見させていただいています。他のバージョンの殿はご覧になりましたか?

それぞれの色が出ていて良いですよね。杉田くんは面白い方へ面白い方へと工夫して、どうやったら面白くなるかを一生懸命に考えている。相葉くんは「自分が殿だったら」ということに一生懸命向き合っていて、犬とのコミュニケーションを1番大事にしてるのは相葉くんなんじゃないかな。武内くんは、一生懸命にお侍の大将をやりながらも、あらゆる技術や音階を使って演じている。それぞれの特色が出ていますよね。

(C)西田理英・COMICポラリス/殿と犬製作委員会

――声の違いや、個性だけでなく、向き合い方や技術的な部分まで感じられるのはプロならではの目線ですね。

声だけを聞かせているわけではないので、「どう作っているのか」というところも伝わると嬉しいなといつも思っています。

――ちなみに、殿役が4人いるなかで、ご自身の立ち位置はどのようにお考えでしたか?

「オーソドックス」ですね。僕が一番年かさでもあるので、あまり自己主張せず、「一番オーソドックスはこうなるよね」という感じでやればいいかなと。


■殿は振り回されているけど…本作は「犬のかわいいところがてんこ盛り」

(C)西田理英・COMICポラリス/殿と犬製作委員会

――殿と犬の関係性をどのようにご覧になっていますか?

殿は、もともとは犬という動物に対して特別な愛着はなかったのが、犬を拾ってしまい、一緒に暮らしているうちに、気づけば臣下と呼ぶようになっているのが面白いと思います。

――ちなみに、相葉さんは「最初は主従の関係だったかもしれないけど、今や対等な関係なんじゃないか」とおっしゃってましたが、大塚さんはそのあたりいかがですか?

僕も対等だと思います(笑)。殿は家臣だと思っているけど、僕から見たら「家臣じゃないよ。振り回されてるだろう」という感じですね(笑)

――(笑)。そんな犬の印象はいかがですか?

(笑みをこぼして)かわいいですね~。これでもかというほど、犬のかわいいところがてんこ盛りなので、楽しいですよね。

――そのなかでも、特に惹かれたシーンや仕草はどこでしょうか。

いつもはキラキラしている犬の目が、ぱっと見た時に、光ってない、黒くて真ん丸の目になる時です(笑)。あとは、風車で目がクルクルしていたり。ああいった描写はかわいいですね。

(C)西田理英・COMICポラリス/殿と犬製作委員会

――目のかわいさ、わかります! ひとつひとつのパーツがかわいいですよね。本作の犬で、目以外に好きなパーツはありますか?

お尻ですかね。絵を描く方が一生懸命に描いているのがよくわかる。犬好きな人が描いているんだろうなと伝わります。

(C)西田理英・COMICポラリス/殿と犬製作委員会


■犬はもちろん「猫もかわいい」 そして、亡き愛猫との思い出

――本作は猫もたくさん出てきますが、猫たちの印象はいかがですか?

猫もかわいいですね。猫は群れで行動しないから、気位が高いというか。そういうところが好きです。

(C)西田理英・COMICポラリス/殿と犬製作委員会

――本作に登場する猫ちゃんは、面倒見がいいタマや姉御肌のシロなど、みんなかっこいいですよね。

脇(を固めるキャラクター)としていいですよね。犬と猫は違うということもよくわかります。

――ちなみに、犬派か猫派どちらですか?

犬も好きだし、猫も好きです(笑)

(C)西田理英・COMICポラリス/殿と犬製作委員会

――すみません、やぼなことを聞いてしまいました(笑)。大塚さんは猫を飼われていたそうですが、猫との思い出も教えていただけますでしょうか。

色々ありますよ。かわいいところではね、抱き上げて「ご挨拶」って言うと、上唇を甘噛みしてくるんです。
あと、車にはねられて1匹死んじゃったんです。火葬して、お骨になって帰ってきたのですが、その晩、寝ていたら布団の上の猫の定位置にポンポンポンと乗ってきた感覚があったんです。「来てくれたんだな。でも触って確かめたらいなくなっちゃいそうだからやめよう」と思い、そのまま(猫の存在を)感じながら、泣きながら寝たことがありましたね。

――猫ちゃんとの大切な思い出を教えてくださり、ありがとうございます。


■後半のおすすめエピソード「あの話は風景が印象に残りました」

(C)西田理英・COMICポラリス/殿と犬製作委員会

――第2クールも後半に入りましたが、大塚さんの後半のおすすめエピソードはなんですか?

僕は神様の話(「殿と不思議な童」)が好きです。他の話も日常のことを描いていて楽しいですが、あの話は風景が印象に残りました。
あとは、「犬と出会い」の話で殿が犬を拾った場面。犬がいじめられそうになってるのを見て思わず助ける場面ですね。あと、1番笑うのは「殿とお祭り」の話で「旦那はもう般若のお面かぶってるじゃないですか」と言われる場面です(笑)

――アフレコを終えて、改めて本作の魅力はどこだと思われますか。

犬がかわいいこと。主役は犬です。

(C)西田理英・COMICポラリス/殿と犬製作委員会

――「アニメーションになったことでさらに際立った魅力」をあげるとしたらどこでしょうか。

動きがかわいいですね。止め絵でペラペラとページをめくっていくのもとても良いですが、犬単体で見た時の「動きのかわいさ」はアニメーションならではだと思います。

――特に好きな動きはありましたか?

もう、全部かわいい(笑)


■犬や猫の存在が教えてくれたこと

(C)西田理英・COMICポラリス/殿と犬製作委員会

――本作は、回を追うごとに殿と犬の“家族感”が高まっていくように感じましたし、犬がいるからこそ長屋生活に活気や笑いがあふれているようにも思いました。猫を飼っていた大塚さんは、動物と一緒に生活するなかで気づいたことや、教えてもらったことはありましたか?

動物に限らず、“自分じゃないもの”と一緒に暮らす、日常を共にすると、全てが自分の思い通りにはなりません。それを尊重できるかということが、成長していくための1つの糧になったと思います。
犬や猫はしゃべれない、言葉が通じないからこそ、何を望んでいるのか、どういう気持ちなのかを探っていかないと、コミュニケーションが取りにくくなることもあります。そうやって一生懸命になる、その姿勢を教えてもらいました。

――言葉が通じないからこそ、寄り添おうとしますよね。

人間同士でもそうなれたらいいと思いますが、言葉が通じるので甘えちゃうんでしょうね。

――作中では、犬がきっかけでご近所づきあいが深まったりしていますが、実際の生活でも犬や猫の存在が人の絆を深めてくれることがありますよね。私の場合は、夫婦ふたりの間に犬がいたから「家族」になれたように感じています。

亡くなった(声優の)納谷六朗先輩が、「家庭というのは妻と夫だけでは成り立たない。“もうひとつの点”が生まれて初めてサークルになる、そのことを心しなさい」と言っていましたね。

(C)西田理英・COMICポラリス/殿と犬製作委員会

――我が家では、まさに犬の存在が“もうひとつの点”でした。素敵なお話をありがとうございます。最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。

短い作品ではありますが、コーギーのかわいさと、4人の殿による“味わいの違う殿”を楽しんでいただきたいなと思います。見てね!(笑)

【「殿と犬」他のキャストのインタビューも掲載!】
杉田智和インタビュー/3月6日午後7時掲載
相葉雅紀インタビュー/3月7日午後7時掲載
武内駿輔インタビュー/3月8日午後7時掲載

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作品情報

殿と犬

殿と犬 1

かつて戦国の世を駆け抜け、鬼神のごとき勇姿を見せた【殿】。されど、その栄光も今は昔。すっかり没落し、日々の暮らしもままならぬ中、胴長短足の珍妙な【犬】と長屋で暮らすことに。その毎日は「何これ!?...

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