2022年8月26日(金)18:00
ジブリ作品(映画)人気ランキング 映画.comユーザーが選ぶトップ10
1位に選ばれた作品は?(画像は、スタジオジブリ作品を題材にしたテーマパーク「ジブリパーク」ポスター)
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本日8月26日午後9時からの「金曜ロードショー」で、スタジオジブリの「耳をすませば」が放送されます。12日放送の「天空の城ラピュタ」、19日放送の「となりのトトロ」と3週連続でオンエアされてきた3作品は、11月1日開業のジブリパーク内に関連施設がオープン予定です。
国民的作品として広く愛されているジブリアニメのベスト10を決めるべく、映画.com社内でアンケートを行い「映画.comが選ぶジブリ作品ベスト10」を記事として掲載しました。結果は以下をご覧ください。
ジブリ作品(映画)人気ランキングトップ10 映画.comが社内総力アンケート
https://anime.eiga.com/news/column/animehack_editors/116685/
上記と同じ形式で、映画.com、アニメハックのユーザーにアンケートを実施し、897人の方から回答をいただきました(ありがとうございます!)。ユーザーの方々が選んだジブリ作品ベスト10を、思いのこもった素敵なコメントとともにご紹介します。あなたの好きなジブリ作品は何位にあるでしょうか?
※対象作品は「風の谷のナウシカ」から「アーヤと魔女」までの長編24作品。短編はのぞきました。
※映画.com、アニメハックの公式Twitterで告知し、ユーザーにアンケートを実施。897人の方から回答をいただきました。各人が1位から3位まで作品を投票。それぞれ1位=5ポイント、2位=3ポイント、3位=1ポイントとし、スコアを合計し順位を決定しました。
【投票対象となったジブリ長編作品一覧】
「風の谷のナウシカ」※トップクラフト制作作品
「天空の城ラピュタ」
「火垂るの墓」
「となりのトトロ」
「魔女の宅急便」
「おもひでぽろぽろ」
「紅の豚」
「海がきこえる」※テレビ放送作品
「平成狸合戦ぽんぽこ」
「耳をすませば」
「もののけ姫」
「ホーホケキョとなりの山田くん」
「千と千尋の神隠し」
「猫の恩返し」
「ハウルの動く城」
「ゲド戦記」
「崖の上のポニョ」
「借りぐらしのアリエッティ」
「コクリコ坂から」
「風立ちぬ」
「かぐや姫の物語」
「思い出のマーニー」
「レッドタートル ある島の物語」
「アーヤと魔女」
■第10位:「猫の恩返し」(2002年公開/森田宏幸)
(C) 2002 猫乃手堂・Studio Ghibli・NDHMT
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【作品概要・あらすじ】
「耳をすませば」の柊あおい氏によるコミック「バロン 猫の男爵」が原作。猫の国に招待された女子高生のハルは気楽な猫の世界に魅了されるが、猫の姿にされて人間の世界に戻れなくなると知り、猫の男爵バロンの助けを借りて元の姿に戻ろうと奮闘する。短編「ギブリーズ episode2」が同時上映された。
【ユーザーからのコメント】
・まずバロンがイケメン。そして「自分の時間を生きる」ことの大切さを思い出させてくれる。上映時間も短いので気軽に見れるのも良いです。
・他のジブリ作品と全く毛色が違うんだけど、そこがいい。ジブリの緻密でファンタジーな背景画に、猫たちとハルちゃんの気の抜けたやり取りが合わさって、唯一無二感がいい、たまらなくいい。何より徹頭徹尾コミカルなのも癒される。
・猫が可愛い。バロンの格好良さ、ムタの面白さと意外な強さからの活躍、不思議な世界観が魅力的。そして猫が可愛い。
■第9位:「耳をすませば」(1995年公開/近藤喜文監督)
(C) 1995 柊あおい/集英社・Studio Ghibli・NH
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【作品概要・あらすじ】
柊あおい氏の同名少女コミックが原作。読書好きの中学生3年生の月島雫、バイオリン職人を目指す天沢聖司の青春と恋模様がまっすぐに描かれる。名アニメーターの近藤喜文(98年他界)による長編初監督作。
【ユーザーからのコメント】
・若い頃は宮崎作品のようなファンタジーが好きだったが、今は自分の人生をひたむきにがんばる雫のような普通の子の話の方が素敵に感じる。みんな一生懸命生きてる。主題歌「カントリーロード」も良いな。
・何度観てもキュンキュンが止まらなくなる甘酸っぱい青春がたまらなく大好きです。色褪せない名作に毎度トキメキが止まりません。
・他の恋愛映画などで見られるわざとらしいキュンキュンシーンはなく、ただ2人だけでゆっくりと育んだ恋愛観が見ていてとても癒される。特に、聖司が雫を教室で呼ぶシーンは、さりげなさがあるのにクラスの皆がいる前で女子を呼ぶ男子という勇気ある行動が、中学生の思春期をくすぐってくる。
■第8位:「紅の豚」(1992年公開/宮崎駿監督)
(C) 1992 Studio Ghibli・NN
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【作品概要・あらすじ】
飛行機の機内上映作品として企画がスタートしたオリジナル作品。第1次大戦後のイタリア・アドレア海を舞台に、飛空艇乗りのポルコ・ロッソと空賊たちとのぶつかり合い、女性実業家ジーナ、飛行機設計技師の少女フィオらとの交流が描かれた。
【ユーザーからのコメント】
・飛行機と仕事と生き様、全てがかっこいい。人生の指針と言っても過言ではない。
・飛行艇への溢れる愛。己をしっかりもった者達の生き様を映したシナリオ。金田伊功を筆頭に手書きアニメーションの超絶技巧。裏方でなく作品の核をなす音楽。全てが最高峰。
・宮崎監督の飛行機好きがたっぷり詰まっていて、それを観た私も飛行機が好きになった。大人なユーモアも散りばめられていたり、恋愛要素で少し感傷的になったり、人生の1本と言わざるを得ない。
■第7位:「魔女の宅急便」(1989年公開/宮崎駿監督)
(C) 1989 角野栄子・Studio Ghibli・N
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【作品概要・あらすじ】
角野栄子氏の同名児童書シリーズが原作。魔女として独り立ちするため黒猫ジジと修行の旅に出た13才の魔女キキは、港町のパン屋の手伝いをしながら配達屋をはじめる。主題歌は、荒井由実が歌う「ルージュの伝言」と「やさしさに包まれたなら」。
【ユーザーからのコメント】
・いくつになって見ても永遠に女の子の成長の物語として共感できる。そして見た後は必ず元気になれる。
・子どもの頃、魔女に、空飛ぶことにとても憧れていました。キキの成長もなんだか甘酸っぱいような、生き生きとした感じがして好きです。
・魔女と黒猫とほうきに憧れる。キャラクターやストーリーも好きだし、街並みや主題歌もお話を引き立ててくれる。総合的に一番好きな作品。
■第6位:「となりのトトロ」(1988年公開/宮崎駿監督)
(C) 1988 Studio Ghibli
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【作品概要・あらすじ】
入院中の母のため、考古学者の父と田舎の一軒家に引っ越してきたサツキとメイ。その家には、不思議な生き物が住んでいた。高畑勲監督の「火垂るの墓」と同時上映された。
【ユーザーからのコメント】
・夏が好き、悪い人がひとりもいなくて安心して見られる、トトロもネコバスもマックロクロスケもこわいのにかわいい。
・主人公が現代の女の子で、親近感がわいた。邪悪なタイプの敵キャラクターがおらず、安心して見られる。主人公のように私も頑張ろうと思える。
・トトロが出てきたら号泣、ネコバスで更に号泣、とにかく、とにかく、あたたかくて、あたたかさに号泣してしまう。
■第5位:「千と千尋の神隠し」(2001年公開/宮崎駿監督)
(C) 2001 Studio Ghibli・NDDTM
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【作品概要・あらすじ】
不思議の町にまよいこんだ10歳の千尋は、ブタにされた両親を助けるため、湯婆婆が営む神さまのための銭湯で働きはじめる。第52回ベルリン国際映画祭で金熊賞、第75回アカデミー賞で長編アニメーション賞を受賞した。
【ユーザーからのコメント】
・千尋の成長していく姿を見て自分が子どもだった頃を思い出すが、大人になっても同じ様な場面(試練?)は何度もあって、人生はバージョンアップしながら繰り返されていることを思い知らされる。なので見ると勇気をもらえる。
・自分の記憶ではないはずなのに、どこか懐かしくて、何度見ても不思議な世界に惹き込まれます。本当に大好きです。
・試写会に児童クラブで行き、今まで30回ほど見ていて、千尋ちゃんの表情が好きです。
■第4位:「もののけ姫」(1997年公開/宮崎駿監督)
(C) 1997 Studio Ghibli・ND
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【作品概要・あらすじ】
室町時代の日本が舞台。タタリ神にかけられた呪いを解くため旅立った少年アシタカは、人間でありながら神々の側につく少女サンと出会う。松田洋治、石田ゆり子、美輪明宏、森繁久彌らが声の出演をした。
【ユーザーからのコメント】
・人間として生きることとは何なのかと問われているような、壮大な何かを見せられている。そんな作品で何度見ても圧倒されます。
・正義とは、生きるとは、戦の敵とは、毎回考えながら感動しています。
・神々の姿が動物になっているのが印象的で男も女も一生懸命に生きてる感じがして好き。
■第3位:「ハウルの動く城」(2004年公開/宮崎駿監督)
(C) 2004 Studio Ghibli・NDDMT
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【作品概要・あらすじ】
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ氏の小説「魔法使いハウルと火の悪魔」が原作。荒野の魔女の呪いで90歳の老婆の姿になったソフィーは、ハンサムな魔法使いハウルと出会い、彼の城で一緒に暮らすことになる。ソフィーの声を倍賞千恵子、ハウルの声を木村拓哉が担当。
【ユーザーからのコメント】
・一番見てる作品。原作からの脚色も好き。ハウルが大好き。セリフ、世界観全部好き。
・なんといってもハウル!!! 愛のために、お互いのために、行動するソフィーとハウル。ハウルのような人がタイプです(笑)
・ソフィの自信の無さからくる自虐的な態度が自分と重なってみえて、そこから愛するハウルのためにどんどん強く美しくなっていく姿が大好きたからです。
・ハウルに恋しちゃったんです。劇場に3回行きました(ほんとはもっと行きたかった)
■第2位:「風の谷のナウシカ」(1984年公開/宮崎駿監督)
(C) 1984 Studio Ghibli・H
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【作品概要・あらすじ】
アニメ雑誌「アニメージュ」で宮崎駿監督自身が描いた同名漫画が原作。高度な産業文明を破壊させた大戦争から1000年後、辺境の小国・風の谷の族長の娘ナウシカは、人間同士の争いに巻き込まれていく。
【ユーザーからのコメント】
・子どもの頃からナウシカに憧れていた。ナウシカのような女性になりたいと今も思っている。何度見ても、その時その年齢によって感じ方が少し変わる気がする。
・蟲の世界観が好きだ。王蟲、巨人兵、腐敗の森を表現した世界観に圧倒されてそれ以来ジブリ作品に取りつかれてしまった。
・ナウシカの生きているもの全てを愛しているところや、悪い人にも優しく正しく接するところが好きだからです。とても心が綺麗で強いヒロインだと思います! ナウシカみたいな人になりたいです。
・果てしない想像力、創造力と世界観の構築。圧倒的なヒロインの魅力、脇役たちの魅力。いつの時代にも当て嵌まるメッセージ。生命の尊さ、慈愛に溢れていて何回見ても泣いてしまいます。
・ナウシカがかっこいい。「メーヴェとコルベットの戦い」がかかるシーンが好き過ぎて何度も見てしまう。2020年の復刻上映で映画館で観られたのは一生の思い出。
■第1位:「天空の城ラピュタ」(1986年公開/宮崎駿監督)
(C) 1986 Studio Ghibli
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【作品概要・あらすじ】
宮崎駿監督が脚本を手がけたオリジナル作品。鉱山町で見習い機械工として働く少年パズーは、空から降ってきた不思議な少女シータと出会い、彼女が身に着けていた不思議な飛行石を狙う陰謀に巻き込まれていく。
【ユーザーからのコメント】
・見た後の充足感が桁違い。疾走感があり無駄なシーンが一切ない。シータ奪還シーンはいつ何度見ても鳥肌が立つ。ドーラ一家の仲間に加わりたい。世の映画作品で間違いなく一番好きです。
・何度見ても心躍る冒険。パズーみたいな人と出会って冒険したいと子どもの頃思っていた。今でも大きい雲を見ると天空の城があるのでは! なんて想像して楽しくなってしまう。
・もうセリフを覚えてしまっているくらい見ているけど何度見ても飽きないし宮崎駿監督の脳内宇宙に感服する。
・パズーのシータを守るカッコ良さに惚れました。
・初めて見たジブリのアニメでした。カルチャーショックでした。
・学生の時初めて見て、真面目にアニメーターなりたいと思わせた作品。
■おまけ:トップ10圏外の作品
惜しくもトップ10からもれた作品の一部を、ユーザーの方からの熱のこもったコメントとあわせてご紹介します。
「火垂るの墓」
・戦争の背景をはっきり表現してくれている。見る勇気がなかなかでないけど、一度は観るべき傑作。
「平成狸合戦ぽんぽこ」
・ユニークな変化、派手な百鬼夜行、たぬき達の戦い、と見ていて飽きない作品。子どもの頃は面白いと見ていましたが、大人になると面白さに加え、たぬき達の船出のシーンや森林開発問題、そして最後の再開シーン等の深さにも気付かされました。
「ゲド戦記」
・ファンタジーとしてジブリでは一番好きです。テーマは重く暗いですがテルーの歌声が全て吹き飛ばしてくれます。強く前向きなテルーが好きですね。
「借りぐらしのアリエッティ」
・どのシーンも発想がすごいから。翔とアリエッティの関係性の変化が好き。
「コクリコ坂から」
・昭和の横浜の風景がいい。長澤まさみちゃんがハマり役。
「風立ちぬ」
・宮崎駿がやりたいことを全部やっている。「ナウシカ」以前から少しずつ起こした革命と挑戦の集大成。
「かぐや姫の物語」
・話の筋は原作そのままなはずなのに、若い女性の辛さがすごく理解できる話になっていたのが衝撃でした。
【映画.comユーザーが選ぶジブリ作品ベスト10】
第1位:「天空の城ラピュタ」
第2位:「風の谷のナウシカ」
第3位:「ハウルの動く城」
第4位:「もののけ姫」
第5位:「千と千尋の神隠し」
第6位:「となりのトトロ」
第7位:「魔女の宅急便」
第8位:「紅の豚」
第9位:「耳をすませば」
第10位:「猫の恩返し」
アニメハック編集部コラム
[筆者紹介]
アニメハック編集部(アニメハックヘンシュウブ) 映画.comが運営する、アニメ総合情報サイト。
作品情報
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月島雫は、明るく読書好きな女の子。中学3年になって、周りは皆受験勉強で一生懸命なのに、いつも学校の図書館や市立図書館で本を読みふけっていた。雫はある日、図書館の貸し出しカードに「天沢聖司」という...
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