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特集・コラム 2022年10月13日(木)19:13

「4人はそれぞれウソをつく」田中ちえ美&村上奈津実 先輩の演技に感銘、2人の裏の顔も判明

(C)橿原まどか・講談社/製作委員会はウソをつく

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10月15日からスタートする「4人はそれぞれウソをつく」は、橿原まどか氏が「別冊少年マガジン」で連載中の漫画が原作。一見普通の女子中学生だが実は宇宙人のリッカ、抜け忍の千代、超能力者の関根、女装男子の翼の4人が、それぞれ自分の秘密を隠しながらカオスな女子校ライフをおくるコメディ作品だ。
 リッカ役の田中ちえ美と千代役の村上奈津実は、ユニット「NACHERRY(ナチェリ)」として同作のオープニング主題歌「エクリプス」も担当している。息ぴったりな姿を番組でみせてくれた2人に「アニメハックTV」第16回(9月3日配信)出演後、話を聞いた。(取材・構成:五所光太郎/アニメハック編集部)

――「アニメハックTV」でMCの徳井青空さんと共演していかがでしたか。

田中:徳井さんは3、4年前に初めてお会いしたときもフレンドリーに話しかけてくださって、今回も徳井さんがMCの番組なら心置きなく作品の話ができるなという安心感がありました。本当にやさしくお話をきいてくださって、初めて「4人はそれぞれウソをつく」のPRをさせていただいたのがこの番組でよかったなと思いました。

村上:そらまる(※徳井さんの愛称)先輩と、どこかでお話できたらいいなとずっと思っていたので、この番組のお話をいただいて「やった! ちゃんとお話することができる」と楽しみにしていました。思っていたとおりとてもお話しやすくて、作品についての話もたくさんできました。番組内のゲームで私は空気椅子をしたので今ちょっと足が痛いですが(笑)、とにかく楽しかったです。

――番組内でオーディションの話をされていました。そのときの話をあらためて聞かせてください。

田中:番組でもお話したとおり、オーディションでは4人全員をうけていて、その時点でもし自分が演じさせていただけるのであればリッカなのかなと思っていました。超能力者の関根は、収録で佐倉(綾音)さんの声をきいて、「まさにこれ!」と感動しました。翼も男の子ということでいつか挑戦してみたい役ではあったのですが、潘(めぐみ)さんの翼を聞いて、「もうさすがっす!」という感じで。
 リッカをオーディションでやったときは、裏の顔である銀河革命軍大佐としての声と、幼くてかわいらしい声の差を今よりもつけていなかったと思います。実際のアフレコでは喉の使い方も変えて極端に演じ分けているのですが、オーディションの時点では、幼い声のリッカがちょっとかっこいいセリフを言っているのが大佐ぐらいの感じだったんです。実際の収録では、「(声色を変えて)な、なに! 地球ではこんなふうになっているのか!」みたいに、より大げさになったというか、だいぶキャラクターが濃くなっている実感があります。

――オーディションのとき、印象的だったディレクションはありましたか。

田中:大佐モードのときより、幼いモードのリッカへのディレクションを多くいただいたのを覚えています。幼いモードのリッカは何も考えていないところが魅力なので、「(幼児のような声色で)なぁにしてるのおー」みたいな感じで、ちょっとおバカ風に幼いモードはつくっていったので、大佐モードと比べるとオーディションと収録ではあまりブレていないと思います。

――村上さんはオーディションいかがだったでしょうか。

村上:私はなんというか、どの役も楽しく終えられて、手ごたえ的には千代がいちばんすんなり終わった感じでした。千代については、ふだんのぽわぽわしたおしとやかなしゃべり方と、忍者モードになったときの心の声の切り替えの幅についてディレクションをいただきました。オーディションのときの私は、その切り替えの幅を分かりやすくつけていて、忍者になったら別人格ぐらい変えていましたが、声はあまり変えずに気持ちだけ変えるような感じでやってみてくださいと言われ、その通りにやってみて、すんなり終わった感じでした。なので、自分としては手ごたえはあまり感じられなくて、個人的にはリッカ役のほうが受かる可能性があるかもしれないと思っていたぐらいでした。

田中:私もオーディションのときは、受かるとしたらリッカか千代かな……? と思っていたんですけど、なっちゃん(※村上さんの愛称)の千代を聞いてピッタリだなと。私の千代だと、ちょっとお姉さんぽくなってしまうというか、千代ちゃんって基本はアホな子で――なっちゃんの声がアホっぽいとかじゃないんだけど(笑)

村上:いや、自分でやっていてもアホっぽいと思う(笑)

田中:この子は基本的にふわふわしている子だから、そのへんをもうちょっと出してみてもらえませんかとオーディションで言われて。

村上:私は言われなかった(笑)

田中:最初からできてたんだよ! だから、ぴったりだったってことだと思う。

村上:私も田中のリッカを聞いたとき、幼いモードがもうすっごくかわいくて、これだけでもう(オーディション)受かるわって思ってしまった。

田中:うれしい。実際のアフレコでは、幼いモードはそんなに時間がかからず進んでいけたんですけど、大佐モードになるとけっこうやり直すことが多いんですよね。

――原作を読んだ印象はいかがでしたか。かなり振り切れた内容ですが。

田中:絵がすごくかわいくて、絵だけみると日常もののほわんとした少女漫画なのかと思いきや、中身はかなりぶっとんでいて、そのギャップがまず面白いなと思いました。それぞれの設定がぶっとびすぎていて、ほめ言葉として「ありえないだろう」と思えることの連発なのですが、そのなかに女の子同士ならではの赤裸々な日常やリアルな会話も描かれているんですよね。リアルとファンタジーの2つの要素が混じりあってよりカオスになって、なおかつ成立しているのが本当に面白くて、読みながらこれは演じたらすごく楽しいんだろうなと思っていました。

村上:「4人はそれぞれウソをつく」というタイトルだけを見た段階では、けっこう重めのシリアスなお話なのかなと思っていました。読んでみたら、かわいい女の子たち4人がカオスなギャグを繰り広げている作品で、私も設定がおかしいだろうと思ってしまいました(笑)。宇宙人、抜け忍、超能力者、女装男子……そんなぶっとんだ子たちが集まって、しかも仲良くしちゃうというのが面白いですよね。この作品のツッコミは本当に秀逸で好きだなと思っていて、関根のツッコミも読者がこう思うだろうみたいなことを先回りしている感じがあるんですよね。

田中:そうそう。原作者の橿原先生もありえないだろうとご自身でツッコミながら楽しく描かれているんじゃないかと思います。しかも、ぶっとんでいるだけでなくて、たまにエモい話もくるんですよね。そこもすごく良くて。
 アニメを見る方は、いろいろな「好き」があって、萌え系だったりギャグだったり、いろいろな好みがあるはずですが、「4人はそれぞれウソをつく」にはその全部が入っている気がします。そのぶんカオスになっている部分もあるのですが、そこもふくめてみんなが楽しめるアニメになっていると思います。

――初回の収録はいかがでしたか。

田中:必死すぎて、とにかく緊張していた記憶しかありません。さきほどもお話したとおり大佐モードで苦戦をしまして、あまりにも練習しすぎたせいで抜け出せない沼にはまることもありました。大佐モードの声をもっと低くしてやってみるなど1話の収録ではキャラクターのつくりこみにも苦労しました。見た目はこんなにかわいいのに、こんなに親父っぽい声をだしていいのかなと最初は思いましたが、今はもう開き直って思いきり声をだしています(笑)
 1話の収録では、私の録り直しでまわりの皆さんにお時間をとらせてしまって申し訳ない気持ちでいっぱいだったのですが、終わったあと皆さんから「ぜんぜん大丈夫だよ」と言ってもらえて、2話からはだいぶリラックスしてアフレコできるようになりました。話数をかさねるほどリッカの立ち位置やキャラの感じ、あと全体のテンポ感もつかめていけますので、今でも緊張はしますが、ただただリッカとして楽しみながらお芝居できている実感があります。

村上:初回の収録でよく覚えているのは、収録前に作品にたずさわる方々の挨拶があったときのことです。プロデューサーの多田(香奈子)さんをはじめとする皆さんが「この作品に懸けてます!」みたいなことをおっしゃって、ちょっと圧のようなものを感じたのですけれど(笑)

一同:(笑)(編注:取材には多田プロデューサーも同席していた)

村上:でも、私はそれがすごくうれしくて、皆さんがそんなに力をいれようと思ってくださっている作品にたずさわれるんだ、燃えるぜって思いながら聞いていました。1話の収録では、千代は長ゼリフからはじまるので、そこは苦労しましたが、あとは比較的すんなりいけたように思います。2話では「人間じゃない声をだして」と言われたり、あと千代には吐きそうになりながら言うセリフが多くて、そういう特殊なディレクションに応えるべく頑張っています(笑)
 私は他の3人の皆さんがどんなお芝居をされるのかとても楽しみにしていて、この原作に声がついたらどうなるんだろうと自分も演じながら体感できたのが1話の収録でいちばん楽しかったことでした。とくに佐倉さんの関根にめっちゃ感動しまして。

――佐倉さんが演じた関根のどんなところに感動されたのでしょう。

村上:オーディションのときに関根も受けていたのですが、私はわりとかわいさゼロでやっちゃっていたんです。作品のテンポ感を意識してツッコミを鋭くしたほうがいいかなと思っていたんですけど、佐倉さんの関根は――(少し言葉をためて力強く)かわいかった! かわいくてツッコミも素晴らしくて、ああこれが関根だって思いました。

田中:佐倉さんの関根と潘さんの翼、本当に素晴らしかったです。さっきも少しお話したとおり翼みたいな男の子をいつかやれたらなと思っているのですが、男の子の演技ってやりたいとやれるは全然違うから……。

村上:(深くうなずきながら)うん。

田中:しかもこの作品では、女の子の姿をしているけど実は男の子という絶妙なラインで、それを潘さんは見事に演じられていて本当にすごいなと。ある話数で翼がふりきって女の子になってしまうところがあるのですがそこも面白すぎて――。

村上:そこ私も大好きだった。潘さんは女の子になるお芝居をちょっと恥ずかしそうにやられていて、もうそれナチュラルに翼じゃないですか! と感動しながら見ていました。

田中:潘さんのお芝居を間近で見ると、私が男の子をやるにはまだまだ勉強が必要だなと思いますし、やっぱり潘さんさすがだなって思います。人間としてもすごく素敵な方で、潘さんと佐倉さんが現場をいい雰囲気にしてくださって、今回ご一緒できてうれしい気持ちでいっぱいです。

――おふたりのユニット「NACHERRY」が歌うオープニング主題歌「エクリプス」についても聞かせてください。

村上:「NACHERRY」を結成したときから作品とのタイアップはお互い共通の夢だったので、今回のお話は夢だったらどうしようって思うぐらいうれしかったです。原作の漫画を読んだときからこの作品が大好きだったので、そのオープニングを歌えるということがもう……思い出すとニヤニヤしちゃうというか、「やった! うれしいなー」と日々思ってしまうぐらい、うれしい出来事でした。

田中:なっちゃんの言うとおり、タイアップ曲は「NACHERRY」としての夢のひとつでした。日頃応援してくれるファンの方も、いつか「NACHERRY」にタイアップ曲を歌ってほしいという思いもあったと思いますので、お待たせしましたという気持ちもあります。今回のタイアップでいつもと違う「NACHERRY」の雰囲気をお届けできるはずですし、歌詞にもこの作品ならではの単語がいっぱい入っています。この作品を機会に「NACHERRY」を知ってくれる方もたくさんいると思いますので、アニメとともに楽しんでいただければと思っています。

――作品にちなんで、おふたりに実はこういう面もある、こういうことをやっている、というような裏の顔があったら聞かせてください。

田中:今回のような生放送とか誰かと一緒にいるとき、私はけっこうしゃべるほうで、ありがたいことにムードメーカーと言ってもらえることが多いのですが、家でひとりだと、すごく「すんっ」としています。

村上:(笑)

田中:とにかく人といるのが好きなんですよね。人と接していたり何か楽しいことをしていたりいる時間が好きで、そこではめっちゃテンションがあがるんですけど、そこからひとりになったときの落差が(力をこめて)めっちゃやばいです。「田中、別人なんか」って思うぐらい「すんっ」てしてます(笑)。

村上:でも、みんなそうじゃない? 私もよ。

田中:あと仲良くなればなるほど、その人にたいして冷たくなります(笑)

村上:それはちょっと悲しいね(笑)

田中:冷たくなるというか、そっけなくなるのかな。LINEとかでも「分かった」「はい」みたいに絵文字やビックリマークすらつけなくなります。

――相手に気を許しているから、そうなるということですね。

村上:私も似たようなことを言おうと思っていたけど、どうしようかなあ……実は釣りが好きです。バス釣りやシーバス釣りが大好きで、最近は海釣りのほうが好きになってきて、船や堤防でお魚を釣ってそのあとは自分でさばきます。さばいて料理をするまでが釣りかなというふうに思ってまして。

――釣りをはじめるきっかけはなんだったのでしょうか。

村上:私は東京出身でまわりに釣り場がなかったせいか、釣りをする機会がなかったんです。でも、昔書いた日記をほりおこしてみると、ずっと釣りをしたいと書いていて。それで今の事務所に入所したとき事務所に釣り部的なチームがあって、そこに混ぜてもらってからどハマりしました。リールをそろえたりロットを買ったり、釣りにいっぱいにお金を使ってしまっています(笑)

田中:釣りのときはテンションあがるんだ。

村上:(テンションの高い声で)あがるー。

田中:なっちゃんは、ふだんリアクションがうすいんですよ。こんなに笑顔がかわいくて、まわりからよく「なっちゃんいつも元気だね」と言われるのに、プライベートで遊ぶときは意外とリアクションがうすくて(笑)

――田中さんから見た、村上さんの意外な一面ですね。

田中:なっちゃんはジェットコースターに乗ったら「(かわいい声で)キャー!」って言うかなと思っていたら、実際に一緒に乗ったら「(小さな声で)わー」ぐらいだったんです。まわりに気を遣って何か言葉を発しないといけないという使命感で声をだしている感じで(笑)

村上:たしかにそうだった。「わー」も頑張って言っている感じですね。本当は無言でいたいぐらい(笑)

田中ちえ美さん、村上奈津実さんがゲスト出演した「徳井青空のアニメハックTV #16」もあわせてご視聴ください。

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<賞品>
田中ちえ美さん、村上奈津実さんサイン色紙、1名様
<応募期間>
10月13日~11月13日23:59
<応募方法>
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アニメハック編集部

アニメハックTV 公式YouTubeチャンネル

[筆者紹介]
アニメハック編集部(アニメハックヘンシュウブ)
アニメハック公式YouTubeチャンネルで配信されている「アニメハックTV」の公式特集!出演ゲストのインタビューなど順次配信中です!

作品情報

4人はそれぞれウソをつく

4人はそれぞれウソをつく 38

リッカ、千代、関根、翼は、同じ女子校に通うなかよし4人組。普通の中学2年生に見える彼女たちだけど、じつはみんな誰にも言えない秘密があって……。宇宙人×抜け忍×超能力者×女装男子!? “うっかり”...

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