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特集・コラム 2023年9月1日(金)19:00

「英雄教室」川島零士、“5歳児”の主人公を演じるために意識したこと

(C) 新木伸・森沢晴行/集英社・英雄教室製作委員会

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放送中のテレビアニメ「英雄教室」は、原作・新木伸、イラスト・森沢晴行の同名小説が原作。魔王と戦い、相討ちの末人類を救った勇者ブレイドが、普通の生徒として英雄を養成する学園に入学し、個性豊かな学友たちとスクールライフを満喫する様子が描かれる。
 主人公ブレイド役を演じる川島零士に、「アニメハックTV」生配信の出演後、収録現場の様子や共演者とのエピソードなどを聞いた。(取材・構成:五所光太郎/アニメハック編集部)

――「アニメハックTV」で徳井(青空)さんと共演していかがでしたか。

川島:番組でもお話しましたが、徳井さんとはつい最近お会いしたばかりだったので、先輩の声優さんと短いスパンで再会できてうれしかったです。1時間があっという間で楽しくやらせていただきました。
 アニメハックは、オーディションのときなどに作品やスタッフさんの情報を調べるときに使わせてもらっていまして、今回「英雄教室」で出演することができてよかったなと思いました。

――「英雄教室」の原作を読まれたときの印象を聞かせてください。

川島:個人的にかわいい女の子たちがでてくる作品は好きなのですが、そうした作品のなかでも「英雄教室」は魔王を倒すところからスタートし、その後、勇者ゆえに普通のことが分からない生徒として、まわりの友達に助けてもらいながら失った青春を取り戻すというストーリーにひかれました。僕は専門学校に進んだので、もし今から大学に通ってキャンパスライフをおくるとしたらこういうイメージなのかもしれないなと思いました。

――ブレイド役は、テープオーディションで決まったそうですね。どんなセリフを収録したのか覚えておられますか。

川島:食堂で大好物のカツカレーを、はじめて食べるシーンがありました。美味しさをどうやって伝えようかと考えたとき、セリフというのは見ている人に届けなければいけないものですが、一発勝負のテープオーディションだし、作品の方向性からも面白いものをやったもの勝ちなのではないかと思ったんです。マネージャーさんからも、「たぶんここは、セリフが聞こえないぐらいやっちゃったほうがいいよ」と言われたので、「おわーっ!」と美味しすぎて何を言っているのか分からないぐらい興奮したセリフを録ったのを覚えています(笑)

――なるほど(笑)

川島:ブレイド自身の精神年齢が5歳児ぐらいで言動がすごく無邪気なので、素直なリアクションを届けるのがいちばん大事だなと思ったんです。実際の収録でも、監督をはじめとするスタッフさんの意向をくみとりつつ、基本的には面白ければなんでもオッケーという現場でした。みんなで楽しく掛けあいながら、どこまで面白いものがつくれるか挑戦していった感じです。

――ブレイドを演じるキーワードが「5歳児」だったという話は、番組でもされていましたね。

川島:原作にもけっこう出てくるワードで、恋愛方面に疎いというニュアンスで5歳児と言われることが多かったのですが、他の面でも5歳児っぽいんですよね。番組でもお話しましたが、1話の収録のときは「IQがちょっと高くなっているから、もうちょっと下げ気味でいこう」という音響監督さんからのディレクションをうけて、ブレイドの良いところはそこだもんなと思いながらIQを下げる努力をしていました。上手く下げられたと思っても、またちょっと上がってしまうこともありましたが、後半になればなるほど、より伸び伸びやっているブレイドが見られるんじゃないかと思います。

――賢く演じるのはイメージしやすいですが、IQを下げるのは難しくなかったですか。

川島:たしかにそうですね。何を意識して演じていたのかな……。先に起こることを考えず、分からないけどとりあえず突っこんでみるみたいなことを意識したのかなと思います。5歳児がかけっこするとき、全力で走ると転ぶ確率があがるからセーブしようとか考えないですよね。幼いゆえの無邪気さみたいな部分を大事にしながら演じていたと思います。
 そんなブレイドと学園のみんなとの関係性は“逆張り”の立ち位置であることが多くて、そこでブレイドが無邪気にふるまうことから面白さがうまれてくることが多いんですよね。外からだと馬鹿馬鹿しく見えても、それぞれの立ち位置で一生懸命に主張しあうことを、僕もふくめて皆さん大事にしながら演じていたんじゃないかと思います。

――女性キャラクターを演じる共演者の方々の印象を登場順に聞かせてください。

川島:アーネスト役の山田美鈴さん――てんてー(※「てんてー」は山田さんの愛称)は、いいものをつくるため役に真摯にとりくむ方だなという印象です。4話でアーネストが魔神化するシーンを演じるときは、うなり声をどうやったらいいか、いろいろ質問してくれたりしました。収録のテストの前に、こうしたら面白いんじゃないかとみんなで言いあって、テストでてんてーがやったのものに、音響監督の山口(貴之)さんからどんなリアクションが返ってくるんだろうとワクワクしながら聞いていたのが思い出深いです。
 ソフィ役の東山奈央さんは、僕らに足りないところを補ってくださったり、上手く場をつないでくださったり、先輩ならではの取りまわしで現場を良いムードにしてくださいました。現場の奈央さんを見て、「こういう先輩になりたいな」と思いました。

――木野日菜が演じるクーフーリンは、川島さんお気に入りのキャラクターだそうですね。

川島:(声をひそめて)クーフーリン役の木野日菜さんは……もうね……とにかくかわいいんです。

――なぜ小声で言うんですか(笑)

川島:アハハ(笑)。実際のところは分かりませんが、木野日菜さんは黄色担当のキャラクターをたくさん演じられているイメージで、木野日菜さん自身も洋服や筆箱も黄色だったりしてお好きなようなんです。暖色の“陽のエネルギー”をみんなに与えてくれるかのようなマイク前のたたずまいも素敵で、クーフーリーンがそのままマイクの前にいるように見えました――そういう意味でとてもかわいい方だなと思ったんです。
 収録は、男性陣と女性陣でブースをわけて録っていて、僕はどちらのブースにも参加していたのですが、作品をより面白いものにするため、現場でいちばん面白いものを出した人が勝ちという気持ちで、みんなで高めあっていた印象です。みんな面白いんですけど、最終的には絶妙にうさんくさい感じの国王(ギルガメッシュ)を演じられる小山(力也)さんが面白かったということも多かったです。

――後半で、注目の話数を教えてください。

川島:「超生物討伐委員会」というタイトルの9話が、どんな映像になるのかとても気になっています。収録の時点で映像のパンチがだいぶ強くて、キャスト陣のあいだでも「あの話数はどうなるんだろう?」と話題になっていました。いい感じに賛否両論が分かれるかもしれませんが(笑)、個人的にめちゃめちゃ楽しみにしています。9話以降もギアがどんどんあがっていきますので、ぜひ楽しみにご覧ください。

川島零士さんがゲスト出演した「徳井青空のアニメハックTV #25」もあわせてご視聴ください。

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9月1日~10月1日23:59
<応募方法>
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アニメハック編集部

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