船戸ゆり絵＆前田佳織里プロデュース“前船乙女星”を船戸本人が堪能！　「船戸ゆり絵の日本酒たりてますか？」コラム第5回

ラジオ大阪で好評放送中の「船戸ゆり絵の日本酒たりてますか？」は、飲食店などで日本酒をお薦めすることもできる「唎酒師（ききざけし）」の資格をもつ声優の船戸ゆり絵さんが、毎週日曜深夜にお猪口を傾けながら、さまざまな日本酒をリスナーと一緒に楽しむトーク番組です。

本コラムでは毎回、番組内に登場した日本酒の味や特徴などの感想を、船戸さんに振り返っていただきます。今回は、20～23杯目に登場した4本のお酒を改めてご紹介。船戸さんと酒友・前田佳織里さんがプロデュースし、米作りにも挑戦した「前船乙女星」のお味はいかに!?

――20杯目ではなんと、船戸さんと前田佳織里さんがプロデュースし、金升酒造の協力のもとに作られた限定日本酒「前船乙女星 純米大吟醸」が登場しましたね。

船戸：こちらは、全わたしがお薦めする、至高の一本です（笑）！　イチゴのような甘酸っぱい酸味が特徴のお酒で、一緒にいただいた豆腐と杏仁豆腐、どちらともベストマッチ!!　お食事にもデザートにもピッタリな、本当に大好きなお酒です。みんなに愛されるお酒になって欲しいという願いを込めて、キャッチフレーズも付けさせていただきました。

――21杯目は神戸酒心館の「福寿 純米吟醸」でした。

船戸：口あたりなめらかでさわやか！　とても飲みやすいお酒でした。「前田佳織里×船戸ゆり絵 フォトブック たびとおさけ」（JTBパブリッシング刊）で酒蔵さんにうかがった時の記憶と、お味を思い出しました。今回はクリームチーズと合わせることでまろやかな味わいを堪能しましたが、きっと何にでも合いますね。お料理と一緒に、食中酒としても楽しめると思います。今回はブルーボトルの純米吟醸を用意していただいたのですが、「福寿」銘柄はほかにもあるので、そちらもまた今度味わいたいですね 。

――22杯目は川鶴酒造の「讃岐くらうでぃ」。

船戸：私が日本酒デビューした当時から、ずっと好きなお酒です。見た目もですが、お味の方もまるでカルピスのようで、体によさそう。ビールと同程度のアルコール度数（6％）で、なおかつお酒っぽさがないので、日本酒初心者でもグイグイいける一本です。でも、飲み過ぎには注意してくださいね（笑）。

――23杯目、八海醸造の「八海山 ニセコ蝦夷富士 純米大吟醸」はいかがでしたか。

船戸：“にせこめっと”ですね（笑）。今回飲んだ4本のなかでは、一番“スッキリ辛口”でした。ピリリとするような刺激がありつつも、まろやかな口当たり。飲んだあとにスッと消えていくような後味のよさも印象的です。番組内ではタケノコを肴にいただいたのですが、ピッタリでした。おでんを食べながら飲んでも合うと思いますし、北海道限定のお酒ということなので、函館ラーメンを食べながらおちょこを傾けることができたら、どんなに幸せでしょう（笑）。

――最後に、今回飲んだ4本をふりかえっていただけますか 。

船戸：今回も全部美味しかったです。 それぞれのお酒に異なるバランスがあるので、「ジューシーなお肉が食べたい」という場合は食中酒として「ニセコ蝦夷富士」、逆に食前酒として飲みたいというケースには「讃岐くらうでぃ」と、その時々のニーズに合わせて楽しめます。もちろん「福寿」も最高です。「前船乙女星」は、どんなケースでも楽しめる“万能選手”を目指してプロデュースさせていただいたお酒なので、ぜひたくさんの方に味わっていただきたいですね。

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船戸ゆり絵の日本酒たりてますか？

[筆者紹介]
船戸ゆり絵の日本酒たりてますか？ 資格まで取得をするほどの大の日本酒好きである声優・船戸ゆり絵が、毎週日曜日の深夜に、「あなたと一緒に飲みたい日本酒」をご紹介しながら過ごす10分間の一人トーク番組。声優たるもの、日本酒の魅力を音と言葉で伝えていかなければいけない！と、番組では「開栓～お酒を注いで一口飲む」までのリアルな音と彼女のコメントをそのままお届けします。喉を流れる日本酒の音と共に、週末のひと時、一緒に日本酒を楽しみませんか？
（コラムは毎月1回更新予定）