初夏のジメジメを吹き飛ばす涼しげな一本が登場　「船戸ゆり絵の日本酒たりてますか？」コラム第17回

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毎週日曜深夜にラジオ大阪で放送中の「船戸ゆり絵の日本酒たりてますか？」は、飲食店などで日本酒をお薦めすることができる「唎酒師（ききざけし）」の資格をもつ声優の船戸ゆり絵さんが、全国各地のさまざまな日本酒を味わいながらリスナーに紹介する番組です。

本コラムでは、番組内で取り扱った日本酒の感想を船戸さんに振り返っていただきます。第76、77杯目では夏の訪れを感じさせる涼やかな一本が、第78、79杯目では通も唸る王道の日本酒が登場しました。

――第76、77杯目では、京都・木下酒造の“玉川 Ice Breaker”をいただきました。

船戸：ペンギンが描かれたラベルが可愛くて、ビンも涼しげ！　まるでラムネのような印象ですが、実際にいただくとガツンと来る辛口のお酒で、夏のジメジメ感を吹き飛ばしてくれます。77杯目では公式でオススメされているロックでいただきました。私個人としてはロックのほうが好みで、氷が溶けてくることで次第にマイルドな味わいになっていくのが面白かったですね。見た目もより涼しげになるので、“Ice Breaker”という名前に違わない清涼感を、さらに感じることができました。
番組内で私が付けたキャッチコピーは「ペンペン玉川ナイスブラボー！」です（笑）。“Ice Breaker”にかけて“Nice Bravo”ということで。

――第78、79杯目でいただいたのは、山形・加藤嘉八郎酒造の“清酒大山 特別純米 十水（とみず）”です。

船戸：78杯目では冷酒にしてお酒のみでいただきました。どっしりとしたお米の旨味を感じながらも、サッパリした酸味もあるという、とてもバランスの良いお酒でした。後味のキレもよく、飲みやすいですね。「日本酒が好き」と言う方なら、誰の口にも合いそうな万能選手です。
79杯目では豚の角煮と合わせていただきました。美味しいものと美味しいものを合わせると、もっと美味しいという典型的なパターンで、番組内でも「お互い支え合うのが大事だね」というお話をさせていただいたくらいです（笑）。
キャッチコピーは「一家に一台、ならぬ一家に十水（とみず）」です。お燗にしても美味しいようで、シチュエーションを選ばずマルチに活躍してくれるお酒なので、一家に1本は常備しておきたい、ということで。ぜひ皆さんにも飲んでいただきたいですね。

――第76～79杯をまとめていただけますでしょうか。

船戸：ついに、夏に美味しいお酒が登場する季節になりました。私と前田佳織里ちゃんが作っているお酒「前船初恋たび ～夏～」も発売されますので、ぜひ日本酒で夏を感じていただきたいですね。これから、本番組でも夏のお酒をたくさん紹介していきますので、気になったらぜひ試してみていただきたいです。

船戸ゆり絵の日本酒たりてますか？

[筆者紹介]
船戸ゆり絵の日本酒たりてますか？ 資格まで取得をするほどの大の日本酒好きである声優・船戸ゆり絵が、毎週日曜日の深夜に、「あなたと一緒に飲みたい日本酒」をご紹介しながら過ごす10分間の一人トーク番組。声優たるもの、日本酒の魅力を音と言葉で伝えていかなければいけない！と、番組では「開栓～お酒を注いで一口飲む」までのリアルな音と彼女のコメントをそのままお届けします。喉を流れる日本酒の音と共に、週末のひと時、一緒に日本酒を楽しみませんか？
（コラムは毎月1回更新予定）