2024年10月27日(日)17:00
今年初めての“ひやおろし”で秋の訪れを感じる「船戸ゆり絵の日本酒たりてますか?」コラム第19回
イメージを拡大
毎週日曜深夜にラジオ大阪で放送中の「船戸ゆり絵の日本酒たりてますか?」は、飲食店などで日本酒をお薦めすることができる「唎酒師(ききざけし)」の資格をもつ声優の船戸ゆり絵さんが、全国各地のさまざまな日本酒を味わいながらリスナーに紹介する番組です。
本コラムでは、番組内で取り扱った日本酒の感想を船戸さんに振り返っていただきます。うだるような暑さがなかなか遠のかないなか、第88、89杯目では秋酒である「ひやおろし」を今年初めて味わいました。第90、91杯目では、キュートでオシャレな甘口の純米吟醸を紹介しています。
――今回は、とうとう秋のお酒が登場しました。88杯目、89杯目でいただいたのは長野・遠藤酒造場さんの「渓流 ひやおろし 純米酒」です。まず「ひやおろし」とはどのようなお酒なのでしょうか。
船戸:通常は2回する「火入れ」を1回にとどめて、半分生の状態で瓶詰めしたものとなります。保存のための火入れが1回なので瓶の中で熟成が進んで、秋ごろに市場に出回るお酒ですね。これが、本当に魚と合うんやぁ……(うっとり)。
――「渓流 ひやおろし 純米酒」はいかがでしたか。
船戸:スッキリしながらもフワッとお米の甘みが広がる、トロッとした旨口の1本です。89杯目では鮭の塩焼きといっしょにいただきました。ホカホカご飯に鮭を乗っけていただく……そんなイメージの味わいでしたね。合わないわけがないですよ(笑)。
――少々風変わりなパッケージが印象的ですね。
船戸:そうそう。瓶を新聞紙でくるんで、その上にラベルが貼られているんです。たまたまなのか、そのように決めているのかはわからないのですが、酒蔵さんの地元の新聞が使われていたのも面白かったですね。もし地元の新聞を使うことに決めていらっしゃるのだったら、地域の宣伝にもなって素敵なアイディアだと思います。
――90杯目、91杯目では京都・玉乃光酒造さんの「純米吟醸 TAMA」をいただきました。
船戸:とても甘口の、いい意味で日本酒っぽくない1本でした。日本酒度がマイナス25度という時点で、すごく甘いことは察せられたのですが、まるでデザートワインのようなお味。でも、番組内でもお話しましたが酸度が高いため、甘ったるさは感じず、辛口のようにスッキリとした後味でした。
――猫のシルエットが描かれたラベルもかわいらしくてオシャレですね。
船戸:絶対“タマちゃん”ですよね(笑)。鈴の絵が描かれた帯もキュートです。
――9月18日には船戸さんがお誕生日を迎えられたということで、おめでとうございます。
船戸:ありがとうございます! サプライズでブリュレチーズケーキまでいただいて……。甘いけどスッキリ、というところは「純米吟醸 TAMA」に通じるところがあって、相性がすごく良かったです。甘い日本酒には、ケーキが合うんですよ!
今月はまだまだ残暑が厳しいなかでの収録でしたが、「ひやおろし」が初登場して少しずつ秋めいたラインナップになってまいりました。これからは秋ならではのお酒を、秋の味覚といっしょに楽しめるんだなと思うと、ワクワクします。みなさまも、ぜひぜひ秋の「日本酒たりてますか?」をお楽しみに!
船戸ゆり絵の日本酒たりてますか?
[筆者紹介]
船戸ゆり絵の日本酒たりてますか? 資格まで取得をするほどの大の日本酒好きである声優・船戸ゆり絵が、毎週日曜日の深夜に、「あなたと一緒に飲みたい日本酒」をご紹介しながら過ごす10分間の一人トーク番組。声優たるもの、日本酒の魅力を音と言葉で伝えていかなければいけない!と、番組では「開栓~お酒を注いで一口飲む」までのリアルな音と彼女のコメントをそのままお届けします。喉を流れる日本酒の音と共に、週末のひと時、一緒に日本酒を楽しみませんか?
(コラムは毎月1回更新予定)
声優情報
タグ
-
前田佳織里×船戸ゆり絵 フォトブック たびとおさけ 熱燗version
2022年11月18日¥3,740
-
前田佳織里×船戸ゆり絵 フォトブック たびとおさけ 冷酒version
2022年11月18日¥3,740
-
「けものフレンズ PARTY」LIVE DVD
¥5,678
-
教えてダーウィン(通常盤B)
2017年08月01日¥1,222 ¥1,010