フレッシュな「獺祭」で2年間の歴史を噛みしめる「船戸ゆり絵の日本酒たりてますか？」コラム第23回（最終回）

イメージを拡大

ラジオ大阪で毎週日曜深夜に放送されていた「船戸ゆり絵の日本酒たりてますか？」は、飲食店などで日本酒をお薦めすることができる「唎酒師（ききざけし）」の資格をもつ声優の船戸ゆり絵さんが、全国各地のさまざまな日本酒を味わいながらリスナーに紹介する番組です。

第105杯目をもって、本番組はいったんお休みとなります。船戸さんが放送を振り返る本コラムも今回が最終回ということで、約2年間にわたって視聴者の皆様がご愛顧くださった本番組の総決算をしていただきました。

――年の暮れ迫る第104杯目では「獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分 寒造早槽」をいただきました。

船戸：一口目で、メロン系の甘みが口のなかに広がり「フルーツか！」と思いました。獺祭は飲食店でも提供されていることが多いポピュラーな銘柄なのですが、この時期限定の生酒のこちらは、これまで私がいただいた獺祭のなかでは一番フレッシュですね。本当に飲みやすくおいしい、デザートのようなお酒です。

――番組最終回の第105杯目では、年末ということでお蕎麦といっしょに味わいました。

船戸：日本酒とお蕎麦はハズレなし、王道の組み合わせですね。最終回は、約2年間の思いのたけをお話しながら、お酒とお蕎麦の味だけではなく、これまでの歴史を噛み締めながら味わわせていただきました。

――この2年間、番組内では70本近くのお酒を紹介してきました。船戸さん、お疲れ様でした。当番組はこれにて一区切りとなりますが、これまで応援してくださった視聴者の皆様にお伝えしたいことはありますか。

船戸：2年間、本当にありがとうございました。私自身、たくさんの新しいお酒と出会うことができました。普段遣いできる定番酒もたくさん知れたし、なかには限定酒との“一期一会”もあったり……。
私にとっては、自分の名前が番組名に付く初めての冠番組だったのですが、おしゃべりに不慣れだった私が、番組を通じて大きく成長できたと実感しています。
たくさんの日本酒をいただけて幸せでした。番組アーカイブは聞けるようになっているので、お酒選びに困ったら、いつでもアーカイブを聞きに来てもらえたらいいなと思います。みなさんも、おいしい日本酒と出会ってくださいね！　また、いつか復活して、みなさんと一緒にお猪口を傾けることができたらうれしいです!!

船戸ゆり絵の日本酒たりてますか？

[筆者紹介]
船戸ゆり絵の日本酒たりてますか？ 資格まで取得をするほどの大の日本酒好きである声優・船戸ゆり絵が、毎週日曜日の深夜に、「あなたと一緒に飲みたい日本酒」をご紹介しながら過ごす10分間の一人トーク番組。声優たるもの、日本酒の魅力を音と言葉で伝えていかなければいけない！と、番組では「開栓～お酒を注いで一口飲む」までのリアルな音と彼女のコメントをそのままお届けします。喉を流れる日本酒の音と共に、週末のひと時、一緒に日本酒を楽しみませんか？
（コラムは毎月1回更新予定）