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特集・コラム 2019年11月8日(金)12:30

特撮オマージュ満載のアニメ「SSSS.GRIDMAN」が影響を受けた「ウルトラQ」

雨宮哲監督(右)と映画評論家の清水節氏

雨宮哲監督(右)と映画評論家の清水節氏

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国産初の本格的な特撮テレビドラマとして1966年に放送され、怪獣ブームを巻き起こした「ウルトラQ」内のエピソード「カネゴンの繭」4K上映が11月4日、第32回東京国際映画祭内のジャパニーズ・アニメーション部門作品としてTOHOシネマズ六本木で行われた。上映後のトークゲストとして、円谷プロが製作委員会に参加したアニメ「SSSS.GRIDMAN」の雨宮哲監督、司会として映画評論家の清水節氏が登壇した。

2018年10月から12月にかけてWOWOW、TOKYO MXほかで放送された「SSSS.GRIDMAN」は、1993年から放送された円谷プロ製作のテレビシリーズ「電光超人グリッドマン」を原作とする完全新作アニメ。記憶を失った主人公・響裕太が、古いパソコンの中にいたグリッドマンに導かれるままに彼と合体し、怪獣の脅威に立ち向かうさまを描き出す。「ウルトラマン」をはじめとした円谷作品へのオマージュが多数織り込まれ、特撮ファンからも注目された作品だった。

82年生まれの雨宮監督は、レンタルビデオなどで「ウルトラマン」などを知った後追い世代で、「ウルトラQ」は「SSSS.GRIDMAN」制作時に鑑賞したという。特に「現実からの逃避」をテーマに、中年サラリーマンが空飛ぶ電車に乗り込むさまを描き出す物語「あけてくれ!」などに強い影響を受けたというが、同作の脚本を担当したのは後に「3年B組金八先生」を執筆することになる小山内美江子。72年に放送された「帰ってきたウルトラマン」48話「地球頂きます!」でも脚本を担当しているが、そこに出てくる怪獣「ササヒラー」は、同作の熊谷健プロデューサーが小山内の本名から命名したものだった、という逸話がある。

「SSSS.GRIDMAN」に登場する「自分の世界に入り込んで怪獣を生み出す少女」新条アカネは、部屋に「ササヒラー」のソフビを所有し、「ササヒラー」をイメージしたパーカーを着用するなど、「ササヒラー」へのオマージュが色濃い。それはキャラクターデザインの坂本勝、ラインプロデューサーの竹内雅人、雨宮監督の好きな怪獣が「ササヒラー」だったことも大きかった。そこで「じゃ、アカネちゃんのパーカーはササヒラーにしよう。地球をいただいているというメタファーにもなるし」と盛り上がり、アカネのキャラクターが肉付けされていったという。

その流れで小山内脚本の「3年B組金八先生」からの影響にも言及。「SSSS.GRIDMAN」が学園ものであるというのはもちろんのこと、「桜(金八先生の桜中学)の次に咲くのはツツジ」ということで、ツツジ台高校が舞台となっていることを明言。「ウルトラQ」の小山内美江子というキーワードを中心とした、その引用の連なりがどんどんと広がっていくさまに、耳を傾けていた観客も感心した様子を見せていた。

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