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インタビュー 2016年11月3日(木)20:00

初の本格ラグビーアニメ「ALL OUT!!」のアフレコ現場とは? 声優・千葉翔也&安達勇人に聞く (2)

――アフレコ現場で他のキャストの方の演技に触発されたことはありますか?

(C) 雨瀬シオリ・講談社/神高ラグビー部

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千葉:皆さんのどの演技にも触発されていますが、あえて印象に残っているところを挙げると、細谷さんの演技です。原作を読んでいると、「これは凄くいい!」と誰もが思うシーンがあると思いますが、細谷さんはそこじゃないところに注力されているんだなと思いました。例えば、祇園に軽く「顔上げろよ、行くぞ」と言うシーンがあります。それは本当に何気ない、キャプテンとしてのセリフです。でも、その細谷さんの演技を聞いた時に、「ああ、実はここが一番赤山の人間性を表していたんだ」と気付かされた時がありました。いいセリフで感動させるのではなく、キャラクターが見せる、ふとした優しさが凄く大事なのだという解釈をされていたんです。とても勉強になりました。

(C) 雨瀬シオリ・講談社/神高ラグビー部

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安達:僕は逢坂さんの一言一言が発する、包み込まれるような演技に癒やされます(笑)。本当に副キャプテンである八王子の人柄にぴったりで、聞いていると安心します。マイナスイオンが出ているというか(笑)。そんな存在感を表現できる演技力に感動します。

千葉:八王子は饒舌(じょうぜつ)ではありませんが、みんなをいつの間にか包んで、結果としてまとめている感じなんです。

――清水健一監督がラグビー経験者だと聞きましたが、演技に対しての指導はありましたか?

千葉:技術的な部分であれば、リアルにやりたいということで、例えば「ノックオン」を「ノッコン」と言ったり、そういう細かい指導がありました。経験者の方の意見は凄く参考にしています。

安達:監督から「先読みはするな」と言われました。だから僕、途中から原作を読むのを止めたんですよ。そうでないと(自分の解釈で役が)作られすぎてしまう。だから台本をいただいたときに、新鮮な気持ちで目を通して、キャラクターを固めすぎずに現場に入っています。

――近年、セブンズ(※七人制ラグビー。2016年夏季オリンピックから正式種目として採用された)が注目を浴びていますよね。そういったことに意識を向けたりされていますか?

千葉:オリンピックでのセブンズの試合は、全部ではないですが見ていました。そもそもラグビーというのは、ポジションがはっきりしていて、それぞれ役割があると聞いていますが、だからこそ初心者には難しい部分もあったと思います。でも、セブンズになると選手も考えている暇がないから(※セブンズは通常の15人制ラグビーより、試合時間が短い)一つのやらなければいけないことに対して、全員が動く。だから逆に分かりやすいなと思いました。加えてスピード感もあり、時間が短いこともあって、密度が濃すぎる(笑)。その中で点数が大きく動くから、プレッシャーも凄いんだろうなと色々想像しました。

――安達さんはいかがですか。

(C) 雨瀬シオリ・講談社/神高ラグビー部

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安達:ラグビーのグッズをよく見に行くようになりました。やたら球に触りたくなるんですよ(笑)。今発売されているGILBERT(※昨年の世界大会公式試合球でもあるラグビーボールのトップブランド)とのコラボボールが欲しいなと思っています。これを買って、家でアフレコの練習しながら触ると、いい気がするんですよ。それとラグビーの広告を見ると、必ず目が行くようになりましたね。テレビ番組をやっていても、必ず見てしまいますね。

千葉:これまで知らないスポーツだからと思って遠ざけていた媒体も、見るようになって凄く距離が縮まった気がします。

安達:ラグビーが身近なスポーツになった気がしますね。

――最後に、視聴者の方に一言いただけますでしょうか。

千葉:ラグビーは体一つでやるスポーツなので、チームメイトとのぶつかり合いが凄く顕著に出ている作品だと思います。同時に、「チーム一丸となって」という真逆の面も持っていて、そのどちらの面白さも充分伝わるものになっていると思います。ぜひラグビーをプレイされる方にも見てほしいですし、ラグビー以外のことを頑張っている方にも、何かを伝えられればいいなと思います。

安達:キャラクターの成長と熱量が見どころだと思います。メンバーそれぞれが、コンプレックスを抱くようになった過去があり、そうした思いを抱えながら成長し、過去に打ち勝っていく。そんな姿に元気をもらえるんです。明日への勇気がこのアニメから熱量として伝わってくると思いますので、視聴者の方にも頑張ろうと思っていただけたら嬉しいです。それと、これをきっかけにラグビーを好きになってくれたらと思います。ぜひよろしくお願いします!

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作品情報

ALL OUT!!

ALL OUT!! 13

ラグビーにはエースストライカーも、4番バッターもいない。 ここでは誰だって主役になれる―。
神奈川高校、入学式当日。体格は小さいが負けん気は人一倍の初心者・祇園(ぎおん)がラグビー部に入部し、物...

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