2017年7月5日(水)21:00
「CCさくら」の新作OADが米アニメエキスポでお披露目 浅香守生監督からもメッセージ
(C)CLAMP・ShigatsuTsuitachi CO.,LTD./講談社
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アメリカ・ロサンゼルスで7月1日から4日にかけて開催されたアニメコンベンション「Anime Expo 2017」で、「カードキャプターさくら クリアカード編」のOAD「カードキャプターさくら クリアカード編 プロローグ さくらとふたつのくま」が、集まった3400人のファンを前に、世界に先駆けて上映された。
「カードキャプターさくら」は、1996~2000年に「なかよし」で連載されたCLAMPによる人気漫画。小学4年生の少女・木之本桜(さくら)が、世界に解き放たれてしまった災いをもたらすカード「クロウカード」を回収するため、カードキャプターとして奮闘する姿を描く。98~00年にはNHKでテレビアニメ版が放送され、劇場版も2作が公開されている。「クリアカード編」は、16年に連載開始20周年記念プロジェクトとして「なかよし」7月号から漫画連載がスタートした新シリーズで、18年1月からNHKでテレビアニメが放送されることが決定している。同編では、中学1年になったさくらが両思いの少年・李小狼(リ・シャオラン)と再会し、平和な日常を過ごすが、ある日さくらが持つ「さくらカード」がすべて透明になってしまうという事件に見舞われてしまう。
OAD「さくらとふたつのくま」は、旧シリーズの「さくらカード編」と、18年放送開始の「クリアカード編」をつなぐミッシングリンクとなる物語。「さくらカード編」第23話で、時にライバルとして、時に頼りになる友人として、ともにカード集めに励んでいた小狼から思いを告げられたさくらが、香港に戻るという小狼のために、あるものを作る。9月13日に発売される原作コミックス第3巻のDVD付き特装版に収録予定で、価格は3480円(税抜き)。
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なお、上映前には同作のプロデューサーを務める川添千世氏が登壇し、「いま『なかよし』の読者の女の子たちに作品を楽しんでもらいたいという願いを込めて、新たに『カードキャプターさくら』を制作することになりました」と、新プロジェクト始動の経緯を説明。制作のために日本を離れられなかった、浅香守生監督からのメッセージも公開された。
浅香監督は「『カードキャプターさくら』は、もう20年以上前に私が初めて監督したテレビシリーズで、忘れられない作品です。当初はあまり注目もされておらず、初監督とういうプレッシャーを感じないで作れたのを覚えています。放送局の決定前に作り始めたのでスケジュールにも余裕があって、最初の数話はじっくり作ることができ、『毎回の着替え』など新しいことにも挑戦できました。この作品で経験した、やりたいことを思いっきりできたこと、またはその逆に選択して断念すること、そしていろんな方に出会えたことは、間違いなくその後の私の仕事に大きな影響を与えたと思っています」と述懐。そして、「当時はやりきった思いから、続きを作ることはないだろうと思っていましたが、このたび続編のお話をいただき、今の時代にさくらはどう映るのか、とても興味深く思い、お引き受けしました。 年をとった私に純粋なキャラクターたちが描けるのかは不安でしたが、自分自身の変化も作品にどう表れるのか、楽しんでしまおうと思っています」と新作への意気込みを語った。
また、会場には同作のマスコットキャラクター的存在であるケロちゃん(ケルベロス)も登場。豪華プレゼントが当たるじゃんけん大会で盛り上がった後は、川添プロデューサーとともに集まったファンたちとの記念撮影を行った。
作品情報
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中学1年生になったさくら。小狼にも再会し、みんなとうれしく楽しい日々を過ごしていた。しかし、ある日ふしぎな夢を見た後に本を開けたら、カードが全部透明になってしまっていた…さくらを待ち受ける新たな...
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