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ニュース 2017年8月17日(木)12:00

ホラー漫画家・伊藤潤二の傑作集が18年冬テレビアニメ化!原作大ファンを公言する田頭しのぶが監督

(C)伊藤潤二/朝日新聞出版・伊藤潤二『コレクション』製作委員会

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「富江」「憂国のラスプーチン」など数々のホラー漫画を手がけてきた伊藤潤二氏が、2011年から13年にかけて上梓した「伊藤潤二傑作集」(朝日新聞出版刊)のテレビアニメ化が決まった。2018年冬に放送をスタートする。

「伊藤潤二傑作集」は全11巻が刊行。肉体をバラバラに切り刻まれて殺されても再生・増殖するという絶世の美少女を描き、実写映画化もされている伊藤氏の代表作「富江」のほか、「死びとの恋わずらい」「墓標の町」といった作品が収録されており、どのタイトルがアニメ化されるのかは後日発表される予定だ。

また、制作に携わるメインスタッフも発表された。監督とキャラクターデザインを「DIABOLIK LOVERS」の田頭しのぶが兼任し、アニメーション制作は「昭和元禄落語心中」のスタジオディーンが行う。なお、アニメ版ティザーサイトには、田頭監督による直筆コンセプトイメージが掲載されている。

アニメ化に際し、かねて伊藤氏の大ファンだったという田頭監督は「夢が目標に代わり、そして奇跡が起こりました。10代のころから恋い焦がれた漫画を、私自身の手でアニメーションにできることになりました。もうずっと前から、アニメーションにするなら何をどうするか、いろいろ想像を巡らせていましたが、それが現実になるなんて本当に私は幸せ者です。伊藤先生が作品に込めた情熱や想いを引き継ぎ、素敵なホラー作品を創れるように精進したいと思います」と意気込みを語っている。一方、原作者の伊藤氏は「このたび、私のホラー漫画がテレビアニメになるという、夢のような事態が発生いたしました。子どものころ、楳図かずお先生や古賀新一先生、日野日出志先生の作品がアニメにならないかと夢想して、日野先生のある作品のハイライト部分の一瞬をパラパラ漫画にしたことさえあります。田頭監督はあのころの私のような気持ちで、今回の企画を立ててくださったのだなと思います。監督のコンセプトイメージを拝見しましたが、 とても素晴らしく、 原作を愛してくださっていることが伝わってきました。 早く完成したアニメを見たくて今からうずうずしています」と話している。

なお、朝日新聞出版のコミックサイト「ソノラマ+」では、8月末まで伊藤氏の作品を毎日無料配信している。

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