スマートフォン用ページはこちら
ホーム > ニュース総合 > 新文芸坐で平田敏夫監督の幻の傑作「ボビーに首ったけ」と「グリム童話 金の鳥」上映

イベント 2017年9月24日(日)12:00

新文芸坐で平田敏夫監督の幻の傑作「ボビーに首ったけ」と「グリム童話 金の鳥」上映

『ボビーに首ったけ』

ボビーに首ったけ

(C)KADOKAWA 1985

イメージを拡大

東京・池袋の新文芸坐で9月29日午後7時45分から、2014年に亡くなった平田敏夫さんが監督を務めた「ボビーに首ったけ」と「グリム童話 金の鳥」の2作品を上映するレイトショー「平田敏夫監督の珠玉のアニメーション『ボビーに首ったけ』『グリム童話 金の鳥』」が開催されることがわかった。

1985年に公開された「ボビーに首ったけ」は、片岡義男氏の小説を原作とした中編劇場アニメ。高校3年生のバイク少年と見知らぬ少女が、手紙を通じて交流するひと夏を描いた物語で、俳優の野村宏伸が主演と主題歌を務めたほか、写真のコラージュや線画による背景動画など、さまざまな手法を意欲的に取り入れた作品となっている。一方、84年に製作され、3年後の87年に日の目を見た「グリム童話 金の鳥」は、劇場用プログラム「東映まんがまつり」で公開された中編作品で、グリム童話を原作としているものの、ミュージカル調の演出でコミカルに描かれる悪役の魔女が新たに登場したり、終盤では巨大ロボットとの戦いが盛り込まれたりするなど、大幅なアレンジが加えられている。どちらも、後年「時をかける少女」や「きみの声をとどけたい」を手がけることになるマッドハウスがアニメーション制作を手がけたが、現在に至るまでDVD化やブルーレイ化は実現していない“幻の傑作”だ。

『グリム童話 金の鳥』

『グリム童話 金の鳥』

(C)東映

イメージを拡大

また、上映後には「アニメスタイル」編集長の小黒祐一郎氏が司会を務めるトークショーが行われ、両作品で作画監督を務め、近年では「たまゆら~もあぐれっしぶ~」や「ハーモニー」も参加したアニメーターの大橋学氏がゲストとして招かれる。さらに、会場ではテレビアニメ「あずきちゃん」のエピローグパートのために平田さんが描いたイラストを集めた「平田敏夫画集 あずきちゃん絵本」が先行販売され、購入者には「ボビーに首ったけ」と「グリム童話 金の鳥」の絵コンテの一部が収録されたイベント用小冊子「平田敏夫作品集」が贈呈される。なお「平田敏夫画集 あずきちゃん絵本」の一般販売は、Amazonほかで10月10日からスタートする。

同公演のチケット価格は一般1800円、学生1700円、友の会、シニア、前売りが各1600円。前売りは新文芸坐の公式サイトと、チケットぴあで販売中。

イベント情報・チケット情報

新文芸坐×アニメスタイル 特別編 平田敏夫監督の珠玉のアニメーション『ボビーに首ったけ』『グリム童話 金の鳥』 0
開催日
2017年9月29日(金)
時間
19:45開始
場所
新文芸坐(東京都)
出演
大橋学, 小黒祐一郎

フォトギャラリー

  • 『ボビーに首ったけ』
  • 『グリム童話 金の鳥』
  • 「平田敏夫画集 あずきちゃん絵本」

フォトギャラリーへ

特集コラム・注目情報