2018年3月2日(金)19:00
綾野ましろ、「グランクレスト戦記」OPテーマで英雄たちの心情を歌いあげる 映画出演の内幕話も
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テレビアニメ「グランクレスト戦記」のオープニング主題歌「starry」を歌う綾野ましろは、北海道洞爺湖町出身、札幌市在住。同郷の漫画家・いくえみ綾氏原作の実写映画「プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~」(3月3日公開)では役者デビューもはたし、活動の幅を広げている。主題歌の話のほか、役者に挑戦しようと思ったきっかけについて聞いた。
――「starry」をはじめて聴いたときの印象からお聞かせください。
綾野:やっぱり最初は、メロディの良さが耳に残りましたね。印象的なサビからパンと入る曲調がすごく好きで、オープニングにぴったりなんじゃないかと。そこからどんどんアレンジされて、笛やストリングスの音が入りケルト音楽っぽい雰囲気になっていきました。
――「グランクレスト戦記」の作品自体に対する印象はいかがでしたか。
綾野:原作の小説があり、そのアニメ化ということで、すでにたくさんのファンの方がいる作品なんだなということは意識していました。そうしたファンの方たちにむけて、自分の歌を新たに聴いていただく意味でも、キャッチーさを意識しながら歌っていきました。ライブでもすごくのりやすい楽曲になっていますので、ぜひ生でも聴いていただけたらなと思っています。
――曲名の「starry」は、「星が多い」「星のように光る」との意味がありますが、どんな思いをこめられているのでしょうか。
綾野:夜空の星のような、キラッとした夢や希望を誰しもがもっていると思います。そんな気持ちを胸に、それぞれの人生や運命に立ち向かっていく人たちをイメージした歌詞になっていて、そこに「グランクレスト戦記」にたくさんでてくる英雄たちの心情をたとえてもいます。
アニメの映像は、放送になる前から絵コンテなどを見せていただいて、すごく緻密につくってくださっているなと感じていました。キャラクターそれぞれの背景が頭の中に浮かんでくるような映像になっていると思います。完成したものを実際に見たときも、すごく感動しました。アニメ本編は、東京でお仕事があるときはリアルタイムで見るようにしていて、そうでないときは地元の北海道で見ています。
――「starry」のようなタイアップ曲と、そうでない曲とで、取り組まれる意識に違うところはあるのでしょうか。
綾野:ありますね。自分のなかでは、歌ううえで、やっぱり歌詞が作りだす世界観が大きいなと思っています。アニメのタイアップの曲の場合は、歌詞自体がアニメの世界観によりそったものになっていますから、その歌詞を表現することを意識することで、自然とその物語に入っていく……そんな気持ちで歌っています。歌うことで物語を表現するといいますか。アニメを応援してくださっている方に、その物語によりそった楽曲をお届けできたらいいなと考えながら取り組んでいます。
――3月3日公開の映画「プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~」に、役者として出演されているそうですね(※主人公のクラスメイト工藤梨里役)。出演の経緯を聞かせてください。
綾野:表現方法のひとつとして、自分とは違う人を「役柄」として演じることが、きっといいかたちで音楽活動に反映できるんじゃないかと思ったのが、きっかけです。いくえみ(綾)さんという北海道出身の漫画家の方が描いた作品の映画化でもありましたので、地元つながりということもあって、出演させていただくことになりました。キャストの皆さんは素敵な方ばかりで、監督(※「はつ恋」「花戦さ」の篠原哲雄監督)も役者さんをひとりひとりしっかり見てくださる方だなと感じられましたので、やりがいがありました。
――実際に、撮影にのぞまれていかがでしたか。
綾野:撮影は、けっこう緊張しました。ふだん歌詞は覚えているはずなのに、短いセリフでも覚えるのが大変で、そのあたりは全然感覚が違うんだなと思いました。映画は学園もので、恋愛模様や友情、親子の関係など、いろいろなかたちの人間関係が描かれていて、自分とは違う人生を体験できた感じがして面白かったです。見ていてキュンキュンするような映画で、若い方はもちろん、お父さん・お母さん世代が見ても「昔、こんな経験をしたな」と振り返ることができるような作品になっていますので、ぜひ見てほしいなと思います。私がどこで出ているかも、チェックしてほしいですね(笑)。
――最後に、4月に控えているワンマンライブへの意気込みを聞かせてください。
綾野:昨年マンスリーライブをやらせていただいて、今まで見ていたところより深いところまで知ることができ、すごくいい経験になりました。今年もライブをより楽しく、面白くすることに力をそそいでいきたいです。ライブでは、バンドサウンドでいかにかっこよく見せることができるかを優先しつつ、そのなかで、ファンの皆さんと交流できる時間を大切にしていきたいなとも考えています。
4月22日のワンマンライブは「STORIES」というタイトルで、これは私のストーリーでもありつつ、私に関わってくれている皆さんの人生や生活が重なっているというイメージなんです。そうして、皆さんと一緒のときをすごしていけているのが、すごくうれしく思っています。4月は私の誕生月でもあるので、今から六本木でライブをやらせていただくのが、とても楽しみです。ぜひ遊びにきてください!
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