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ニュース 2018年12月15日(土)19:00

「風の谷のナウシカ」が歌舞伎に ナウシカ役の尾上菊之助ら出演で原作全巻を描く

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宮崎駿監督が手がけた漫画を原作とする新作歌舞伎「風の谷のナウシカ」が2019年12月、東京・新橋演舞場で上演されることが決定した。宮崎監督作品、スタジオジブリ関連作品の歌舞伎舞台化は、ともに今回が初となる。

漫画「風の谷のナウシカ」は、「月刊アニメージュ」(徳間書店刊)で1982~94年に連載。84年に公開された宮崎監督による同名劇場アニメ版の原作となっており、「火の七日間」と呼ばれる大戦によって文明が崩壊した世界を舞台に、にらみ合う2大国家、トルメキア王国と土鬼(ドルク)諸侯国連合帝国の争いに巻き込まれた「風の谷」の族長の娘ナウシカの生きざまを描いた。劇場アニメ版は、原作第2巻までの序盤ストーリーを脚色した内容になっており、歌舞伎版では、昼夜2部の通し上演で、全7巻におよぶ原作ストーリーの全貌が描かれる。

出演者は、ナウシカ役に尾上菊之助が配され、トルメキアの皇女クシャナ役を、声優としてスタジオジブリ作品「かぐや姫の物語」にも出演した中村七之助が担当する。そのほか、尾上松也、坂東巳之助、尾上右近の出演も決定している。

スタッフは、ジブリ作品「思い出のマーニー」「コクリコ坂から」「借りぐらしのアリエッティ」「ゲド戦記」「海がきこえる」に携わった丹羽圭子が脚本に参加。「新作歌舞伎『NARUTO-ナルト-』」や「舞台『ガラスの仮面』」のG2が演出を担当する。

作品情報

風の谷のナウシカ

風の谷のナウシカ 4

舞台は「火の7日間」といわれる最終戦争で現代文明が滅び去った1000年後の地球。風の谷に暮らすナウシカは、「風の谷」に暮らしながら、人々が忌み嫌う巨大な蟲・王蟲(オーム)とも心を通わせ、有害な瘴...

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