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イベント 2019年3月9日(土)22:22

第13回「声優アワード」主演賞は内田雄馬&三瓶由布子 “最も愛される声優”は神谷浩史

第13回声優アワード受賞式に豪華顔ぶれ結集

第13回声優アワード受賞式に豪華顔ぶれ結集

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「最も印象に残る」声優や作品を称える「声優アワード」の受賞式が3月9日、文化放送メディアプラスホールで開催され、主演男優賞は内田雄馬、主演女優賞は三瓶由布子が受賞した。ファン投票で「最も活躍した声優=日本で最も愛される声優」を決めるMVS(Most Valuable Seiyu)には神谷浩史が選ばれ、歌唱賞には「ヒプノシスマイク」が輝くなど、豪華声優陣が顔をそろえた。

2007年にスタートし、今年で13回目を迎える同アワード。本年度は、17年10月1日~18年9月30日の期間中の作品やコンテンツから各部門の受賞者・受賞作品を選出。主演男優賞に輝いた内田は、「皆さまが作品にかけるものすごく大きな思いを、声優という立場から世界中の人に届けられるように、自分もひとつの歯車としてちゃんと動けるように、これからも毎日毎日声優のことばかり考えて、頑張っていきたいと思います」と決意を新たにした。主演女優賞の三瓶は、スピーチ終盤に涙を浮かべ「この賞は、皆さんと一緒に現場で分かち合いたいと思います」と喜びと感謝を口にした。

助演男優賞は古谷徹三宅健太、助演女優賞は芹澤優東山奈央が受賞。「名探偵コナン」の安室透役で多くの女性ファンの心をつかんだ古谷は、安室の名ゼリフ「ぼくの恋人は、この国さ」を生披露すると「ひとりのキャラクターを演じる演技者としての個人賞の受賞は、アニメ声優をやってきて、53年目にして初めてのことで、感無量でございます」とニッコリ。三宅は「『助演』という言葉は、僕にとって『たくさんの人に助けられて演じられている証だよ』という意味」と感無量の面持ちで語り、出演作「僕のヒーローアカデミア」の名ゼリフ「さらに向こうへ! Plus Ultra!」を場内に響かせた。

一方、芹澤は「私がデビューしてから応援してくれた事務所の皆さん、友だち、家族、私に人生を託してくれたキャラクターのみんながきっとよろこんでくれていると思うので、胸を張って(賞を)いただきたいと思います」と大粒の涙を流しながら、言葉をしぼり出した。東山は、多くの作品との出合いに感謝を述べ「まだまだ自分の至らなさに悔しさを感じる日々でもございますが、夢や憧れを忘れずに、皆さんに信頼していただける役者になれるように精進してまいりたいと思います」と真っすぐな眼差(まなざ)しで語った。

歌唱賞の「ヒプノシスマイク」からは木村昴石谷春貴、天崎滉平、野津山幸宏、速水奨木島隆一が登壇した。木村は「もし叶うのであれば、声優の世界とお客さまとラップミュージックのかけ橋になっていける、そんな作品にしていきたいと思っておりますので、これからも応援のほどよろしくお願いいたします」と熱弁。速水は、若手声優を中心に構成された「ヒプマイ」メンバーのなかに、デビュー40周年を迎える自身が参加していることに触れ「いくつになっても、演じることや表現することを続けていくと、こういうことがあるのだなとびっくりしております」と胸中を明かすと、同コンテンツの今後の展開に意欲を燃やした。

本年度は、MVS、外国映画・ドラマ賞、ゲーム賞、インフルエンサー賞の4部門が新設。“日本で最も愛される声優”MVSの初代受賞者に選ばれた神谷といえば、本アワードで過去に、一般投票において全部門の獲得票数の合計が最も多かった声優に贈られる「最多得票賞」を5年連続で受賞し、殿堂入りを果たしたことが記憶に新しい。この日は、MVSのトロフィーを受け取ると深く一礼し「日本が世界にほこるコンテンツである漫画、アニメは日本語で作られてます。これからも日本語にこだわって、日本語に向き合い、僕のこの声を使って作品を支え、皆さんに、そして世界に、お届けできたら思っています」と言葉に力を込めた。

また本年度は、国民的アニメ「ちびまる子ちゃん」の原作者さくらももこさんが昨年8月15日に逝去したことを受け、同作に特別賞が贈られた。さらに主演のTARAKOがキッズファミリー賞に輝き、スピーチではさくらさんに思いを馳せ、涙を浮かべると「これから声優を目指す方、今やっていらっしゃる方に心を込めて言いたいのは、今この瞬間に命を吹き込めるのはあなたしかいないということを心に留めておいていただいて、生きていることがどんなに幸せなことかと思っていていただけたらうれしいです」と熱心に呼びかけた。

▽全受賞者は以下の通り

主演男優賞:内田雄馬
主演女優賞:三瓶由布子
助演男優賞:古谷徹三宅健太
助演女優賞:芹澤優東山奈央
新人男優賞:天崎滉平、石井マーク落合福嗣仲村宗悟
新人女優賞:石見舞菜香楠木ともり林鼓子本泉莉奈本渡楓
歌唱賞:ヒプノシスマイク
パーソナリティ賞:諏訪部順一
功労賞:緒方賢一、京田尚子
シナジー賞:ポプテピピック
富山敬賞:山口勝平
高橋和枝賞:かないみか
キッズファミリー賞:TARAKO
特別賞:「ちびまる子ちゃん」
外国映画・ドラマ賞:森川智之甲斐田裕子
ゲーム賞:東山奈央
インフルエンサー賞:南條愛乃(※授賞式は欠席。コメント動画披露)
MVS(Most Valuable Seiyu):神谷浩史
特別功労賞:例年の特別功労賞に代えて、本年度に逝去した声優を顕彰

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