2019年7月19日(金)19:00
内田雄馬、ノイタミナ初BL「ギヴン」で紡ぐ――“彼ら”の距離感、日常、密度
「シェリプラス」(新書館刊)で連載中の、キヅナツキ氏による人気BL漫画が原作のテレビアニメ「ギヴン」。ノイタミナ初のBL作品として話題を呼んでいる本作は、印象的な歌声の持ち主・佐藤真冬、高校生離れしたギターの腕前の上ノ山立夏、立夏が所属するバンドのドラマー・梶秋彦、べーシストの中山春樹を中心に、彼らの青春、バンド活動、恋愛を映し出す。18日に放送された第2話では、立夏の「お前さ、うちのバンドに入らない?」という発言が飛び出し、立夏と真冬との距離が変化しようとしているが、立夏役の内田雄馬が注力しているのは、そうしたキャラクターの心と日常に寄り添い、「目に見えていない部分」に心を配り、彼らの関係性の“密度”を高めていく作業だという――。(取材・文/編集部)
BL作品ならではの密度と距離感
「コミュニケーションを丁寧に描いていける作品」
――ノイタミナ初のBL作品となる本作ですが、オファーを受けた際の心境はいかがでしたか。
「ノイタミナでBL」ということに関しては、他の作品との違いを意識することはあまりありませんでした。ですが、BL作品はキャラクター同士の密度が非常に濃く、距離感が重要になる作品が多いので、「キャラクター同士のコミュニケーションを丁寧に描いていける作品」という点は楽しみでした。
「ギヴン」は、高校生の男の子たちの心の動きを丁寧に描いている作品です。原作を読んだ時、「初めて知る感情」「自分では整理できない感情」を抱きながら生活している彼らの姿に青春を感じました。もどかしい気持ち、どうしようもできない気持ちを抱いたり、 “きらめき”のようなものを感じたり。ある意味、感情に振りまわされるというか。それが「ギヴン」という作品の美しさなのかな、なんて思いました。
――演じるうえでも、思春期ならではの心模様や「言葉にできない思い」をとらえる作業が中心になるのでしょうか。
高校生くらいの年頃は、「素直になれない、思ったことを言語化できない」そういった瞬間が特に多いので、言葉のニュアンスをどうとらえるか、表面的な部分以外の要素をしっかり組み立てていくことが重要だと考えています。
この作品は、音楽を通してコミュニケーションをするような要素が大きいので、逆にそれ以外の場面では「今どういう感情なんだろう」とわかりづらいことがあるんです。彼らは心が動きやすい多感な時期なので、心の動きや湧き上がる衝動を感じ取ることができるように、常にキャラクターのセリフや置かれている状況を見直すようにしています。
――「セリフとして目に見えているもの」以外の部分に、注意を払っていらっしゃるのですね。
そうですね。むしろ「目に見えていない部分」の方が、情報が多いというか。ト書きや言葉の流れから、彼らの変化を感じていくことが大事だと思います。
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