2019年7月22日（月）19:00

【「劇場版うた☆プリ」インタビュー：HE★VENS編】語り尽くせぬ“奇跡のライブ”

「うた☆プリ」インタビュー第3弾は「HE★VENS」のキャスト7人

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良きライバルとして火花を散らし、支え合い、高め合ってきた3組のアイドルグループ「ST☆RISH」「QUARTET NIGHT」「HE★VENS」が、「劇場版うたの☆プリンスさまっ♪ マジ LOVE キングダム」で“奇跡のライブ”を見せる！　全編ライブ構成という「うた☆プリ」ならでの試みで、劇場で待つファンに“愛”を届けている同作。HE★VENSを演じる緑川光（鳳瑛一役）、小野大輔（皇綺羅役）、代永翼（帝ナギ役）、内田雄馬（鳳瑛二）、高橋英則（桐生院ヴァン役）、木村良平（日向大和役）、山下大輝（天草シオン役）が思う「うた☆プリ」の魅力、今回のライブの見どころ、一番近くで見てきた彼らだからわかるHE★VENSの絆とは。（取材・文／編集部）

劇場版の知らせ受けたのは、「収録の1年前くらい」だというキャスト陣。パフォーマンスからMC、アンコールに至るまで1本のライブを詳細に描くという作品構成だからこそ、緑川は「演じる自分たち以上に、スタッフの皆さんの負担が大きいだろう」と予感し、完成した作品を見た際には「『うた☆プリ』らしいファンタジー要素と、リアリティあふれる表現のバランスが絶妙でした。『うた☆プリ』らしさにあふれ、すごかったです」と作品のクオリティに圧倒された。

HE★VENS

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内田も、劇場版に集約された“「うた☆プリ」らしさ”を力説する。「『うた☆プリ』は、歌のパワーがとても強い作品だと思っています。僕は、声優の仕事を始める前からこの作品を知っていましたが、当時から『うた☆プリ』のゲームやテレビアニメの歌を通して想像が広がる瞬間がたくさんありました。今回の劇場版は、作品にとって一番大きな要素“歌”を中心に構成されているので、『うた☆プリ』の世界をあますことなく感じることができる、『うた☆プリ』のパワーがあふれています」

“『うた☆プリ』らしさ”の裏にある、作り手の思いも忘れてはならない。代永は、「僕らもこの作品が大好きですが、同時にスタッフの皆さんの愛をすごく感じました。スタッフさんも『作っていても楽しかったです』とおっしゃっていたので、作り手、僕ら演じ手、そしてファンの皆さんが、本当の意味でひとつになる作品が出来上がったのではないでしょうか。そういった意味でも終わりのない映画、完結がない映画。この先も、まだまだ彼らの道を見せてくれそうだなと感じさせてくれる映画になっています」と感慨深げに語る。

そして全編ライブ構成だからこそ、「ライブとしてのリアリティ」や「アイドルとファンとの密なコミュニケーション」が可能となった。

小野「（6月15日のパシフィコ横浜での）舞台挨拶の際に、皆さんと一緒に今作を見たのですが、客席までもスクリーンの一部のように見えて、客席の皆さんの声も全部含めて『劇場版うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム』なんだなと思いました。本当にライブを見ていった時の感覚になったんですね。HE★VENS的に言うと、エンジェルの気持ちになりました。もう、僕もエンジェルです（笑）。言い表せないほどの幸福感、ライブで得られる幸せが全部詰まっています」

木村「映画を最初に見た時にすごいと思ったのは『没入感がめちゃくちゃある』ということです。キャラクターに心を寄せるだけではなく、自分が客席に座ってみていれば、自分も映画の一部になる。これほどまでに『お客さんの立場でいるのが正しい』という映画はなかなかないと思います。映画館で見ることに価値がある作品だと思うので、家で見る楽しみもあると思いますが、映画館で見られるうちに堪能してほしいです」

劇場版は3グループの初ライブが展開される

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高橋「全編ライブだからこそ、『毎日がライブ初日』という感覚を味わえると思います。何度見ても新鮮な気持ちで楽しむことができる、見るたびに新たな発見があるので、隅々まで見ていただきたいです。僕らキャストもまたライブができる日を楽しみにしています。その日のために、今のうちに『（通常のコンサート同様、発声やコンサートライトの使用などが可能な）マジLOVEライブ上映』で腹筋をきたえておいてください（笑）。何度も足を運んで、彼らのライブを楽しんでください」

さまざまな要素を内包した劇場版。山下は「楽しみ方が無限にある、何回見ても楽しめる」と言い、「全部のグループの良いところが詰まった映画になっている、彼らの全部を知れるお得な映画になっていると思います。そういった意味で、今まで見てきた方の心に刺さるシーンがたくさん散りばめられていますし、同時に『うた☆プリ』を見たことがないという方にもお勧めしたいです」と太鼓判を押す。