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インタビュー 2019年8月23日(金)19:00

佐咲紗花は“決して明日を諦めない”「ウルトラマンタイガ」ED主題歌「ヒトツボシ」に託す思い (2)

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――「ヒトツボシ」と「Go future」、両楽曲を手がけるにあたって本編のシナリオはご覧になったのでしょうか。

佐咲: 読ませていただきました。3人のウルトラマンがひとりの主人公に複数宿って入れ替わりながら活躍するというのが斬新ですし、ウルトラマントレギアの立ち位置も興味深いです。シナリオを読んだだけでワクワクするのですが、映像として完成したものを放送で見ると、その魅力がよりパワーアップしていますね。私としても、フルサイズとしての「ヒトツボシ」の歌詞と作品がリンクしているところが新たに発見できたりして、うれしくなりました。

――これまでの「タイガ」で、お気に入りのシーンはありますか。

佐咲:放送が始まったばかりなので、これからどんどん増えていくと思いますが、毎週楽しみなのはサブタイトルですね。寺島(拓篤)さんのオープニング主題歌「Buddy, steady, go!」の終盤、大爆発とともにタイトルがインしてきてタイガが決めポーズを決める。そして、最後は寺島さんの歌声で締めるという流れにワクワクしてしまいます。

――お気に入りのキャラクターはいますか。

佐咲:設定と生まれた星(ウルトラマンオーブ、ロッソ、ブルが光の戦士になる力を授かった惑星O-50)、デザインのカラーリングとしてはフーマが好きです。でも、タイガの“青い熱さ”にも、大人になった私としてはキュンキュンしてしまいます。彼らが宿るヒロユキ自身も、熱い心をもった正義感なので、タイガとのリンクがおもしろいです。あとは……やっぱり、トレギアさんがズルい。初登場の劇場版「ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル」からずっと、オイシイところを全部持っていってしまうので(笑)。ウルトラマンたちと戦っても大敗することなく、いつも「フフフ」って感じで余韻を残して去っていくのも、底が知れない魅力ですね。

――「タイガ」以外に「ウルトラマン」シリーズで思い入れのある作品はありますか。

佐咲:私は小さいころからアニメと特撮が好きで、変身アイテムを買ってもらっていました。女の子向けの作品ではなく、男の子たちに混じって、特撮作品のヒーローになりきっていましたね。3人姉妹で、兄弟はいなかったのに(笑)。「ウルトラマンティガ」や「ウルトラマンメビウス」(2006)が大好きな作品です。

――「ウルトラマン」シリーズのどんなところに魅力を感じますか。

佐咲:やっぱり、さまざまな意味での“巨大さ”だと思います。ウルトラマンの全長は数十メートルほどですが、その巨体ゆえに極力街を壊さないように戦わなければならないという制約は、等身大の変身ヒーローにはないジレンマであり、見どころですね。また、宇宙人が登場する宇宙規模のストーリーも大好きです。私は「Newton(科学雑誌)」を愛読しているくらい宇宙が好きなので、「彼らの出身惑星はどこに存在するんだろう?」と探したりしてしまいます。とにかく、スケールが大きいのが「ウルトラマン」シリーズの魅力です。
 この歳になると「どうして日本ばかり狙われるんだろう?」とか「街の損害は誰が修復しているの?」とか、現実的なことも気になってしまいますが、大人と子どもで、それぞれ異なる楽しみ方があるのも面白いです。初回放送の翌日に「タイガ」のショーを見に行ったのですが、怪獣が出てきたとたん、子どもたちが一斉に「ギャー」と泣き出して、見知らぬ私にもガシっとしがみついてくるんです。それがもう本当にかわいくて、「守ってあげたい」と思ってしまいますね。

――「ヒトツボシ」と「Go future」を聴いて育つ子どもたちに、どんなメッセージを届けたいですか。

佐咲:いちばん多感な時期にこの2曲に触れていたことを、10数年~20年後くらいに思い出してくれるといいなと思っています。今は歌詞の意味がわからなくても、いつの日か振り返ったときに、みなさんの成長の過程に私の歌が寄り添うことができていたなら、それ以上に光栄なことはありません。ですから私は、アニメや特撮の歌を歌わせていただくのは、とても素敵なことだと思っています。

――今年3月には、1年ぶりのワンマンライブ「佐咲紗花 LIVE 2019 ~SCARLET BLAZE~」が開催されました。手応えはいかがでしたか。

佐咲:とてもしんどいセットリストを組まされました(笑)。まるでトライアスロンのような過酷なセットリストでしたが、参加されたみなさんも、一緒になって歌ってくださったので、同じくらいキツかったんじゃないでしょうか。最近は私自身の意向でアンコールをせず、本編ですべてを出し尽くすライブをしているので、なおのこと全力疾走感があったようで、「体感的にあっという間すぎて何が起きたのか理解できていないけど、また体験してみたい」という声が多かったようです。私自身としても、試みとしてはとても面白かったのですが、“聴かせる”ことを万全にできていたのか不安を感じる部分もあるので、これを連続でやるのは危険だなと思っています(苦笑)。ただ、「佐咲紗花のライブ、ヤバいよな」とは言ってもらいたいんです。私はライブに参加してくれた方に寂しい思いをさせたくないので、私とバンドメンバーを加えた6~7人からのスタートだから、最小公約数として“ひとり”はありえないんだといつも言っています。正体不明の一体感……“熱”を生み出すライブアーティストとして認識していただけるよう、これからもさまざまなことに挑戦していくつもりです。

――今後のライブで、「ヒトツボシ」と「Go future」が披露されることが楽しみです。

佐咲:「ヒトツボシ」は、カッコ書きされているコーラス部分を一緒に歌っていただくと楽しいと思います。「Go future」は「sing aluod! Go future」で盛り上がってください。なにより“ヒーロー大好き”な気持ち全開で、キラキラした瞳で参加していただけるなら、それがいちばんうれしいです。

――8月末には「Animelo Summer Live 2019」への参加が決定しています。

佐咲:今回、私は8年ぶりの出演です。8年分の「出たかったよ、やっと帰ってこれたよ」という思いが、たくさんあります。しかも、今回のサブタイトルは「STORY」なんです。8年という歳月を経たからこそ伝えられる“私だけのあなたとのSTORY”を、短い時間ではありますが、全力で伝えたいと思っています。

――今後の展望や抱負を聞かせてください。

佐咲:課題はたくさんありますが、ひとつは、もっと大きな会場を埋められるようにしていきたいということ。もうひとつは、私とともにファンのみなさんの年齢も上がっていきますから、ホールライブをやりたいなと思っています。疲れちゃったら座って、ひと呼吸ついていただけるような(笑)。
 年齢を重ねると、できることの幅がどんどん狭くなっていくのかなと思っていたんですが、最近はとても前向きで「ここから行くのが佐咲紗花でしょ!」と自分を奮い立たせています。影山ヒロノブさんの自伝的著書「ゴールをぶっ壊せ ‐夢の向こう側までたどり着く技術」を読んで思ったことなんですが、「年齢は問題じゃないな」と。「決して明日を諦めない」というマインドこそが、何よりも重要なんだと思います。ライブハウスツアーとホールツアーを両立させられるアーティストを目指して、まい進していきます。

■佐咲紗花「ヒトツボシ」

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2019年8月28日リリース
LACM-14924/1200円 +税

1.ヒトツボシ <「ウルトラマンタイガ」ED主題歌>
作詞:佐咲紗花 作曲・編曲:堀江晶太
2.Go future <「ウルトラヒーローズ EXPO THE LIVE」テーマソング>
作詞・作編曲:園田健太郎
3.ヒトツボシ (Instrumental)
4.Go future (Instrumental)

アニメハック公式Twitter、フォロー&RTプレゼントキャンペーン
<賞品>
佐咲紗花さんサイン色紙、2名様
<応募期間>
2019年8月23日~9月23日23:59
<応募方法>
1.アニメハック公式Twitterをフォロー。
2.公式Twitterがツイートした、プレゼント告知のツイートをRT(リツイート)。キャンペーン終了までフォローを外さないようご注意ください。
対象ツイートはこちら⇒
3.当選された方には、キャンペーン終了後、公式twitterアカウントからDM(ダイレクトメッセージ)をお送りします。

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