2019年9月30日（月）19:00

大塚明夫、津田健次郎、下野紘「アフリカのサラリーマン」爆笑座談会

(C) Project AFRICAN OFFICE WORKER 2019

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ガム氏の人気漫画をアニメ化する「アフリカのサラリーマン」が、10月から放送開始となる。本作は、アフリカの大手企業に勤める個性豊かな3匹のアニマル会社員が、荒ぶる言動や奇行によって世知辛いサラリーマン生活を乗りきっていくコメディ。そんな“社蓄サラリーマン”3匹を演じるのは、大塚明夫（ライオン役）、津田健次郎（トカゲ役）、下野紘（オオハシ役）。3人よる座談会は、キャストが動物メイクに挑戦した“まさかの実写ビジュアル”から、アフレコ舞台裏、攻めに攻めた作品内容に至るまで話がおよび、「アフリカのサラリーマン」の“むちゃくちゃな魅力”を掘り下げるほどにツッコミが止まらない！（取材・文／編集部）

“笑撃”のビジュアルからはじまったアニメプロジェクト

――指名オファーだったそうですが、オファーを受けた際の心境はいかがでしたか。

大塚　もともとはこの作品の存在を知りませんでしたが、オファーを受けてから原作漫画を読み、「面白いじゃん」となりまして。（出演が）楽しみでしたね。

津田　僕も知らない状態でオファーをいただいて、いざ原作漫画を読んだら「むちゃくちゃだ」と（笑）。でもむちゃくちゃなのは好きなので楽しみだなと思いました。で、その後に宣伝用の写真を撮りますとなって……。

――皆さんが動物メイクをした実写ビジュアルですね。

キャストが体を張った実写ビジュアル

(C) Project AFRICAN OFFICE WORKER 2019

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津田　「メイクをします」と言われて「メイク!?　えー！」みたいな（笑）。そして実際に3人でメイクをした時に、ぶっ飛んだ作品にしようとしているのがわかったので、「むちゃくちゃやっていいんだ」と思いました。撮影現場で、監督も「むちゃくちゃやりたいんです」「ふりきったむちゃくちゃな作品をやりたいんですよ」とずっと言っていました。

下野　僕も何も知らない状態でオファーを受けました。そして、いざ出演が決まったら「顔を塗ります」と（笑）。「（メイクイメージは）こんな感じです」という参考資料があったのですが、（キャスト3人の顔に）色が塗られていたので、「この資料を使えばいいんじゃないかなあ」と言ったら、「いや、ちゃんと（実際に）塗るんで」と言われて（笑）。そしてメイクに1時間～2時間、撮影は30分以内という。

大塚＆津田　爆笑

アフレコは「みんなが探り合いながらやっていく」

――畳谷哲也監督（監督・総作画監督・美術設定・美術監督・色彩設計・撮影監督を兼任）からはどのような説明、演出があったのでしょうか。

下野　先ほど津田さんも言っていましたが、（実写ビジュアルの）撮影の時に僕も「むちゃくちゃぶっ飛んだ作品にしていきたいんで」という話を聞きました。作品の主旨についても「ぶっ飛んだ話を作りたい」しか聞いてない気がします。熱量だけは伝わったのですが、詳細な説明は特になく……（笑）。

大塚　アフレコに入ってからも（説明は）特になかったよね。具体的な方向性とか「こういう芝居にしてほしい」とか、そういう説明はなかった。

津田＆下野　ないですね。

大塚　ないなかで、「こんな感じ？」とおそるおそるやりました。「あいつはあっちにいくのか、こいつは向こうにいくんだな。じゃあ俺はどこにいこうかな」というような感じで、みんなが探り合いながらやっていくのがおかしくて。

津田　そうでした。でも楽しかったですね。

――キャストの皆さんに委ねるような形式のアフレコだったのですね。