大塚明夫、津田健次郎、下野紘「アフリカのサラリーマン」爆笑座談会 (3)

共通点はあるか？　ライオン×大塚明夫

――キャスト3人の中で「担当キャラに1番似ている人」を挙げるとしたら誰でしょうか。

津田＆下野　ライオン先輩じゃないですか。

大塚　俺はあんなに……。

津田　おおらかじゃないですか？

大塚　おおらかかもしれないけど、あんなに鈍感力高くないし……あんなに無能でもないし……。

津田＆下野　確かに（笑）

津田　ライオン先輩は肉食獣ですけど、肉食獣感がうすいですよね。明夫さん本人の方がライオン感が強い（笑）。

大塚　振り切ったキャラクターがいっぱいいるなかで、中途半端なリアリティを作っても、（他のキャラクターに）埋もれるだけだと思ったから、他の要素を捨てて「良い人だけど無能」な感じ、そこに突っ走ったんだよね。

下野　そういう意味では、ライオン先輩は明夫さんのかわいらしさが全面に出たキャラクターだなと思います。

津田　こういうタイプの明夫さんは初めてですよね。

トカゲ×津田健次郎

津田　トカゲはすごくまともなので、バランサーだと思っています。そしてタイプの違うボケが2人（ライオン＆オオハシ）いるので、ツッコミ担当。

大塚　アフリカ商事の良心だよね。

津田　仕事もできるっぽいし、ツッコミとしても、まともなことを言っています。

下野　でも津田さんはボケたいのにボケられないから、大変なんですよね（笑）。

津田　ボケたい……！　ウズウズする。

下野　でも誰よりもボケちゃいけない。

津田　そう（笑）。楽しいですけどね。

オオハシ×下野紘

下野　オオハシは、この3人のなかではボケの筆頭というか。とにかくいろいろ引っかき回す。でも俺は、オオハシに似たくないです。

大塚＆津田　（笑）

大塚　そこは大変だったよね。下野くん本人はこういう奴じゃないから。

津田　そもそも、あんまり心がないからね、オオハシには（笑）。ただのクソヤローだからなあ。

下野　クソヤローですねえ（笑）。話が進むにつれてどんどんクソヤローになる。

津田　いいとこなしだよね。

下野　なしですね。

津田　いいところがないところが、いいところなんだろうね（笑）。

動物描写、パロディ…まだまだツッコミが止まらない！

――作品に対して、他に気になったところはありますか。

津田　アフリカにいない動物がめっちゃ出てくる（笑）。

大塚　鶴とかね。

下野　そもそもオオハシもアフリカに存在しないですから。

大塚　ライオンはアフリカにいるよな。

津田　だからアフリカを背負っているのはライオン先輩です（笑）。

下野　ライオンくらいかなあ。

津田　1話のオープニングで「ワオー」って（ライオン先輩）吠えるところ、あれが全てです。

下野　あそこがアフリカです。

大塚　あれだけだよね。

津田　あそこでアフリカを使いきった感じですよね。

下野　あと個人的には、どこに規制がかかって、どこに規制がかかっていないのかというところも気になります（笑）。いろんなパロディが出てくるので。

津田　パロディだらけですよね。1話からいろんな話が盛りだくさんなので、おなかいっぱいでした。「アフリカのサラリーマン」の良さが凝縮されている気がします。

――盛りだくさんな第1話のなかで、特に「攻めているシーン」をあげるとしたらどこでしょうか。

下野　僕はアレです。オオハシが「ライオン先輩の奥さんをオカズに……」というところ（笑）。

津田　しかも、それに対してライオン先輩は何も言わないという（笑）。

大塚　……鈍感力だよね。

全員爆笑