2019年12月3日(火)21:00
松たか子、「アナ雪2」エルサ役続投に「不安あった」 “妹”神田沙也加と大ヒットに感謝
ディズニー・アニメーション最新作「アナと雪の女王2」の大ヒット記念イベントが12月2日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われ、前作から続投する日本版ボイスキャストの松たか子(エルサ役)、神田沙也加(アナ役)が登壇した。
11月22日に封切られ、国内興収は初週末3日間で19億4205万円。ディズニー・アニメーション史上歴代No.1オープニングを記録し、12月1日までに興収43億582万円、動員数338万人を突破。動員数は前週の土日を上回った。公開10日目での興収40億円突破は「トイ・ストーリー4」を超えて、ディズニー、ピクサー全タイトルの中で最短となる。
本作のPRイベントに初登場した松は「また、エルサに戻れるか。うれしい反面、漠然とした不安があった」とエルサ役続投の心境を回想。それだけに映画の爆発的ヒットには、「何年か越しで楽しみにしてくださり、すでに何回も見てくださった方もいると聞き、素直にうれしいですね」と感謝の意。イベント当日に神田とともに、都内の映画館で初めて本作を見たといい「秋の風景が鮮やかだけど、どこか物悲しい。日本人の機微に通じるムードがある」と評した。
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「(映画館の中は)真っ暗とはいえ、隣に松さんですからね。存在を感じました」と映画鑑賞を振り返った神田は、「前作とともに愛してほしいという気持ちでアフレコに臨んだので、とにかく感謝です。こういう場で松さんと“姉妹”そろって、いられるのもうれしい」とこちらもヒットに感激しきり。「決して完ぺきではなく、悩んだり葛藤したりする等身大の姿を身近に感じてもらえているのかも」と本シリーズが愛される理由を分析した。
耳に残る楽曲の数々について、松は「沙也加ちゃんから『姉さん、大変です!』って連絡が入って(笑)。実際、どの曲も前作を踏まえたわけじゃなく、もう1度情熱で絞り出していて、何、限界に挑戦しているんだって思った(笑)」と圧倒された様子。神田も「私のソロ曲は、大人っぽくなり、気持ちやセリフの延長線上で歌わせていただいた。前作とは違う感覚」と楽曲の“未知”なる魅力を熱弁し、「物語は完結ですが、姉妹はスタート地点に立ったばかり。心の中で温かく見守っていただければ」(松)、「今日は松さんと一緒だったので、心強かったです。アナも同じ気持ちだと思いますし、より深い姉妹の絆が描かれている」(神田)とアピールしていた。
前作「アナと雪の女王」で雪と氷に覆われたアレンデール王国に陽光を取り戻し、深い絆で結ばれた姉エルサと妹アナは、エルサにしか聞こえない不思議な歌声に導かれ、「なぜ、エルサに力が与えられたのか?」という秘密を解き明かす未知なる冒険に旅立つ。前作のクリス・バックとジェニファー・リーが監督を続投している。
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