2021年2月11日(木)10:00
ジブリ長編CGアニメ「アーヤと魔女」4月29日から劇場公開 新たなカットを追加
(C)2020 NHK, NEP, Studio Ghibli
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スタジオジブリ初となる全編3DCG制作の長編アニメ「アーヤと魔女」が、4月29日から劇場公開されることが決定。あわせて、ポスタービジュアル、特報()、予告編()が披露され、企画の宮崎駿、監督の宮崎吾朗、プロデューサーの鈴木敏夫氏のコメントが発表された。
物語のベースとなったのは、宮崎駿監督作「ハウルの動く城」の原作小説「魔法使いハウルと火の悪魔」でも知られる英国作家ダイアナ・ウィン・ジョーンズの児童小説。カンヌ国際映画祭の「オフィシャル・セレクション2020」に選出され、北米をはじめ、ヨーロッパ、中南米、オーストラリアなどでも劇場公開が決定。日本では、2020年12月30日にNHK総合テレビにて放送された。
ストーリーは、自分が魔女の娘とは知らずに育った孤児の少女アーヤが、奇妙な家に引き取られ、意地悪な魔女ベラ・ヤーガの助手としてこき使われることになるというもの。主役のアーヤをオーディションで抜てきされた女優の平澤宏々路が演じ、寺島しのぶ、豊川悦司、濱田岳らが声優として参加している。
本作は、当初より映像・音響を映画基準で制作。今回の劇場公開では、一部新たなカットが追加され、最先端の音響と映像技術で作品への没入感を味わえる「ドルビーシネマ」でも上映されることになった。
「アーヤと魔女」は、4月29日から全国公開。宮崎駿、宮崎吾朗監督、鈴木氏のコメントは、以下の通り。
【宮崎駿】
「アーヤと魔女」の児童書に出会ったとき、こんないい企画はないと思いました。
アーヤのしたたかさというのは、ずるいということじゃない。
昔はみんな持っていて、なぜか無くしてしまったもの。
こんな時代を生きるために、必要なことなのです。
今回CGを使うということで、どういう風にやるんだろうと思っていたけど、出来上がったものを見て、不満がなかったです。
鉛筆で描かなくて、CGであることによって、解放されています。
映画は面白かった。
とても良いスタッフがそろって、作品が持っているエネルギーをちゃんと伝えていて、面白いんです。
本当に手放しで褒めたい。単純に面白いと言えるのは、良いことなんです。
【宮崎吾朗】
アーヤを劇場で上映していただけるなんて、本当に幸せです。
大きなスクリーンで観るアーヤは音も格別です。
沢山の方に観ていただけることを心から願っています。
【鈴木敏夫】
昨年末、沢山の人に観てもらった、アーヤ。
コロナの空気を吹き飛ばすアーヤの元気な姿を、ぜひ映画館で観てください。
作品情報
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舞台は、1990 年代のイギリス。主人公は 10 歳の少女、アーヤ。赤ん坊の頃から孤児として育ったアーヤは、誰もが自分の思いどおりにしてくれる孤児院での生活がとても快適だった。だから、誰かに貰わ...
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