2021年12月11日(土)21:00
湯浅政明監督「犬王」ティザービジュアル完成 ロッテルダム国際映画祭で湯浅監督特集
友情物語の“はじまり”を予感させるティザービジュアル
(C)2021 “INU-OH” Film Partners
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湯浅政明監督の劇場アニメ「犬王」のティザービジュアルが公開された。
同作は、南北朝~室町期に活躍した能楽師・犬王の一生を描いた古川日出男氏の小説「平家物語 犬王の巻」が原作のミュージカルアニメ。漫画家の松本大洋がキャラクター原案、「逃げるは恥だが役に立つ」の野木亜紀子が脚本を務め、犬王役をロックバンド「女王蜂」ボーカルのアヴちゃん、犬王とバディを組む琵琶法師・友魚(ともな)役を森山未來が演じている。
ティザービジュアルは、異形の能楽師・犬王と、盲目の琵琶法師・友魚が、琵琶の音色に乗って楽しげに踊る様子を収録。作中で運命の出会いを果たした2人が、自由自在に踊り、音楽を紡ぐ姿が色鮮やかに描かれ、そのそばには「ここから始まるんだ。俺たちは」というキャッチコピーが添えられている。
これまでにベネチア国際映画祭、トロント国際映画祭、釜山国際映画祭などの海外映画祭や東京国際映画祭で上映された本作だが、このほど第51回ロッテルダム国際映画祭での上映も決定。同映画祭では、本作のみならず、Filmmakers in focus部門で「湯浅政明監督特集上映」を行い、テレビアニメ「四畳半神話大系」、劇場アニメ「夜は短し歩けよ乙女」「きみと、波にのれたら」などが上映される。
さらに、フランス南西部アングレームで行われているヨーロッパ最大の漫画祭、第49回アングレーム国際漫画祭(2022年1月27~30日)では、「犬王」プレミア上映(湯浅監督のQ&Aあり)とアート展を実施。「『犬王』アート展 L’Art de INU-OH」では、松本氏の「犬王」キャラクターデザイン原画が世界で初めて展示される。
「犬王」は、22年初夏に全国公開。映画祭への出品一覧、ロッテルダム国際映画祭の湯浅監督特集の上映作品は以下の通り。
▽「犬王」映画祭正式出品
第78回ヴェネチア国際映画祭 オリゾンティ・コンペティション部門
第46回トロント国際映画祭 スペシャル・プレゼンテーション部門
第26回釜山国際映画祭 アジア映画の窓部門
第37回ワルシャワ映画祭 スペシャル・スクリーニング部門
第16回ブカレスト国際アニメーション映画祭 コンペティション部門
第23回富川(プチョン)アニメーション国際映画祭 長編コンペティション部門第34回東京国際映画祭 ジャパニーズ・アニメーション部門
第32回シンガポール国際映画祭 フォアグラウンド部門
第51回ロッテルダム国際映画祭 Filmmakers in focus部門
▽第51回ロッテルダム国際映画祭 Filmmakers in focus部門 湯浅政明監督特集の上映作品
「犬王」
「Kick-Heart」
「夜明け告げるルーのうた」
「夜は短し歩けよ乙女」
「きみと、波にのれたら」
「四畳半神話大系」など
作品情報
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京の都、近江猿楽の比叡座の家に一人の子どもが生まれた。後に室町時代の民衆を熱狂させる能楽師【犬王】。しかしその姿はあまりに奇怪で、大人たちは子の全身を衣服で包み、顔には面を被せた。ある日、犬王は...
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