2022年3月14日(月)20:00
「キングダム2」信の初陣の総大将・ひょう公役に豊川悦司 秦国六将にも匹敵する大将軍
原泰久の人気漫画を実写化した2019年公開の大ヒット映画「キングダム」の続編となる「キングダム2 遥かなる大地へ」の、新キャストが発表された。豊川悦司が山崎賢人演じる信の初陣の総大将・ひょう公(ひょうこう)に扮する。併せて、小澤征悦、高橋努、渋川清彦の参加も発表された。
原作は、紀元前、中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す若き王・えい政(後の秦の始皇帝)を壮大なスケールで描く漫画「キングダム」(原泰久/集英社)。2006年1月から「週刊ヤングジャンプ」にて連載を開始し、現在までに単行本は64巻まで刊行され、累計発行部数8700万部超(2022年2月現在)を記録した。映画「キングダム」は、2019年4月19日に公開され、興行収入は57.3億円を突破、2019年に公開された邦画実写作品で見事、ナンバーワンを獲得。数々の映画賞にも選出されるなど映画界に大きなインパクトを与えた。
豊川が演じるひょう公は、秦国の最前線に居続ける変わり者と言われているが、六将にも引けを取らない力を持つ大将軍。些細な戦の変化も見逃さず、戦を炎に例えて表現するなど、その匂いをかぎ取って本能で動く独特の感性を持つキャラクターだ。豪胆さと、圧倒的な行動力で、無謀ともとれる激しい合戦を繰り広げる。豊川は「佐藤監督のもと、キングダムの世界にどっぷりと浸ってきた。大感謝。大満足。想像以上に1を超えた2が、あなたの目の前に繰り広げられるでしょう。キングダム、恐るべし!」とコメントを寄せた。
さらに、キャスティングについて松橋真三プロデューサーは「野獣のような眼光と、巨大な鎧を着こなす大きな体躯、そして大将軍としての存在感、説得力。それを考えると、豊川悦司さんしか思い浮かばず、ご出演のお願いをしました」と明かす。馬に乗り、荒野を駆ける姿を見た監督・佐藤信介は「本能に任せて全軍を指揮しつつも、どこかユーモラスなキャラクターが、一挙手一投足のうちに浮かび上がって来て、本作の大黒柱となるキャラクターの創造に、ひたすら興奮しました」と語っている。
(C)原泰久/集英社 (C)2022 映画「キングダム」製作委員会
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小澤征悦は、敵国となる魏国の総大将で、魏国が誇る魏火龍七師の一人であり、戦の天才と言われる呉慶(ごけい)役、高橋努は呉慶軍の副将であり、軍師も兼任している宮元(きゅうげん)、渋川清彦がひょう公軍所属の千人将で、信の初陣の上官となる縛虎申(ばくこしん)を演じる。信の伍メンバーとして、羌かい役に清野菜名、そのほか岡山天音、三浦貴大、濱津隆之の参加もすでに発表されている。
続編で描かれるのは、前作の戦いから半年後。隣国・魏が国境を越え侵攻を開始したという知らせが入り、秦はえい政の号令の下、魏討伐のため決戦の地・蛇甘平原に軍を起こす。歩兵として戦に向かう信は、同郷の尾兄弟(尾平と尾到)、頼りない伍長・澤圭、子どものような風ぼうの羌かいと、最弱の伍(五人組)を組むことに。魏の総大将は、かつての秦の六大将軍に並ぶと噂される戦の天才・呉慶(ごけい)将軍。かたや秦の総大将は、戦と酒に溺れる猪突猛進の豪将・ひょう公将軍。信たちが戦場に着く頃には、戦に有利とされる丘を魏に占拠され、最悪の戦況だった。そして、信が配属された隊を指揮する縛虎申(ばくこしん)が無謀な突撃命令を下す。
「キングダム2 遥かなる大地へ」は、2022年夏公開。
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