アニソン野外フェス「ナガノアニエラフェスタ」が3年ぶりに開催　DAY1トリはAKINO with bless4で「創聖のアクエリオン」を熱唱

(C)NAF実行委員会

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長野県が誇るアニソン野外フェス「ナガノアニエラフェスタ20～22」が、9月17、18日に佐久市・駒場公園で開催された。同フェスは、過去に「アニエラフェスタ2020」「ナガノアニエラフェスタ 2020 to 2021」が新型コロナウイルスの影響を受けて中止となっていたが、感染症対策を徹底したうえで3年ぶりに開催の運びとなった。

「ナガノアニエラフェスタ」は、長野県松本市の会社「アニエラ」が中心となり、2017年からスタートした同県初の野外アニメソングイベント。声優、アーティスト、DJが奏でる音楽を、信州の自然豊かな地で自由に楽しめるアニソンフェスとなっており、きただにひろしや米倉千尋、いとうかなこ、TRUEといったさまざまなアーティストが出演してきた。18年からは会場を駒場公園に移し、コスプレイベント「acosta！」も展開している。

DAY1のトップバッターを飾ったのは、「マクロスΔ」発の音楽ユニット「ワルキューレ」でも知られ、今年ソロデビュー5周年を迎えたJUNNA。「いけないボーダーライン」（テレビアニメ「マクロスΔ」挿入歌）や「コノユビトマレ」（テレビアニメ「賭ケグルイ××」オープニング主題歌）などアニメタイアップ曲を中心に力強い歌声を響かせた。

クリエイターバンド「sajou no hana」（さじょうのはな）にとって野外フェスは初の場ながら、ボーカルのsanaが「ずっと楽しみでした」と、ライブ初披露の「天灯」（テレビアニメ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかIV 新章 迷宮篇」オープニング主題歌）や「青嵐のあとで」（テレビアニメ「とある科学の超電磁砲T」後期オープニング主題歌）などを堂々と歌い上げる。ソロデビュー10周年を迎えたやなぎなぎは、「標火」（テレビアニメ「最果てのパラディン」エンディング主題歌）で、歌詞と彼女の振りにあわせた観客が拳を掲げて一体になり、10年分の気持ちを込めた「ビードロ模様」（テレビアニメ「あの夏で待ってる」エンディング主題歌）を届けた。

「アニエラフェスタ2019」にも出演した牧野由依は、涼し気な風が吹く会場で「めっちゃ気持ちいい！」と3年ぶりの開催を喜び、「エスペーロ」（劇場アニメ「ARIA The BENEDIZIONE」オープニング主題歌）、「Touch of Hope」（長編アニメ「とつくにの少女」主題歌）などを歌唱。長野県へ年間で何度か訪れるほど大好きだと公言するニノミヤユイは、「つらぬいて憂鬱」（テレビアニメ「ピーター・グリルと賢者の時間」第1期オープニング主題歌）などで会場を盛り上げると、続く永塚拓馬もこの日が初ライブながら「dance with me」で激しいダンスを披露した。

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畠中祐は久しぶりの野外ステージに「音の響きも違って気持ちいい。格別です！」と「Promise for the future」（特撮ドラマ「ウルトラマンZ」後期エンディング主題歌）を力いっぱい歌い、今井麻美は「私は約2年間この日を待ち続けていました。やっと来れたよ!!」と満面の笑みを浮かべ、観客の手拍子を受けながら「Believe in Sky」（テレビアニメ「ぱすてるメモリーズ」オープニング主題歌）や「World-Line」（テレビアニメ「シュタインズ・ゲート ゼロ」後期エンディング主題歌）を歌った。声優・神尾晋一郎と作曲家・間宮丈裕による音楽×純文学樂団「KATARI」は、新曲「思出の記・自然と人生・みみずのたはこと／徳富蘆花」を披露し、神尾の語りと、間宮が歌唱に加わることで、誰もが親しみやすい純文学をアレンジした独特な空気感で観客を魅了しつつ、終盤戦に向けてZAQへバトンをつなげる。

日も暮れ始め、終盤戦に差し掛かるとステージにはZAQが登場。観客が体を動かせる「カゼノワ」（ゲームアプリ「荒野のコトブキ飛行隊 大空のテイクオフガールズ！」主題歌）、「ASEED」（テレビアニメ「ブラック★★ロックシューター DAWN FALL」オープニング主題歌）などで会場の熱気を高めながらも、自らの名前と開催地でもある佐久市をもじったダジャレまじりの自己紹介で会場を和ませる姿も見られた。

「GARNiDELiA」は空き時間に公開リハーサルを実施し、ボーカル・MARiA直々に観客へ向けた振り付け指導が行われた。本パフォーマンスでは、新曲「幻愛遊戯」（テレビアニメ「うちの師匠はしっぽがない」オープニング主題歌）や公開リハにも軽く披露された「オトメの心得」（テレビアニメ「大正オトメ御伽話」オープニング主題歌）など、楽曲に合わせて観客もペンライトで会場を青やピンクに染め上げた。

DAY1トリでAKINO with bless4が熱唱！

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50曲超の歌唱が行われてきたステージで、DAY1のトリを務めたのは兄妹ユニットの「AKINO with bless4」。「海色」（テレビアニメ「艦隊これくしょん -艦これ-」オープニング主題歌）やテレビ東京系で放送中の「THEカラオケ☆バトル」で披露したという「紅蓮華」（LiSA／テレビアニメ「鬼滅の刃」オープニング主題歌）、「CHA-LA HEAD-CHA-LA」（影山ヒロノブ／テレビアニメ「ドラゴンボールZ」オープニング主題歌）を兄妹ならではの息ピッタリなアカペラ風で歌うと、観客も声の代わりにクラップでエールを送る。「アニエラフェスタ2019」以来の出演を受けて「この3年、ずっとずっと待っていて、みんなの笑顔が見れて良かった」と、最後はAKINOにとって代表曲である「創聖のアクエリオン」を熱唱し、約8時間超におよぶDAY1は終演となった。

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