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ニュース 2022年9月22日(木)18:00

内海賢二さんのドキュメンタリー映画「その声のあなたへ」に大塚明夫や神谷浩史ら豪華声優陣が応援コメント

(C)映画「その声のあなたへ」製作委員会

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声優・内海賢二さんの人生を通して、声優業界の軌跡を描くドキュメンタリー映画「その声のあなたへ」が9月30日から公開されることを受け、大塚明夫神谷浩史佐倉綾音といった声優陣から応援コメントが寄せられた。

同作は、インタビューパートとドラマパートで構成されており、神谷明戸田恵子野沢雅子野村道子水樹奈々山寺宏一らが出演。内海さんの存在を知った新人ライターの結花が、彼の声優仲間への取材を通して、その人柄だけでなく、かつての声優業界や“声優”という仕事が今のような人気職業になるまでの変遷をたどっていく。

大塚は「まだヒヨコにもならない卵だった僕ら、内海さんは気さくに声をかけてくれた。あったかかった」と当時を振り返り、神谷は「声優業界の黎明期を支えていたのは個性の塊みたいな人たちばかりで、内海さんは間違いなくその筆頭だ。先輩たちが見せてくれた背中や先輩から受け取った言葉は、僕たちの中で希望となって生き続ける」と思いを語っている。

内海さんが設立した賢プロダクションに所属する畠中祐は、「まさに役者として、声優として、劇的に生きた内海会長の姿を垣間見た映画でした。色んな人達に見てほしい映画ですが、僕ら若手は、特にこの映画、見るべきだよなと、心から思いました」とコメントしている。

また、内海さんとのすれ違いざまに、すさまじい存在感を感じたという佐倉は「私たち若者声優が歩いている道には、年季の入った足跡がいつも見えている。(内海さんと)一度話したら、何度でもきっと話したくなるだろうと、この映画を観て殊更そう思った」と作品の感想を述べている。

「その声のあなたへ」は、9月30日から東京・新宿バルト9、神奈川・TOHOシネマズ川崎ほか全国の劇場で公開。大塚、神谷、畠中、佐倉ほか、置鮎龍太郎小野友樹田中敦子ら声優陣のコメント全文は以下のとおり。

石川界人
僕は実際に内海さんにお会いしたことがあるわけではありません。
しかし内海さんのお話は先輩方から脈々と業界内外問わず語り継がれていました。
内海さんのような方がいらっしゃったからこそ、今の声優業界があり声優という仕事があるのだと、この映画を見ることでさらに深く知ることができました。
この映画は僕ら声優のバイブルになると思います。

井上麻里奈
出演された皆様が仰る通り、現場でご一緒させて頂いた内海賢二さんは正に太陽のように全てを明るく照らし包み込んでくださる方でした。
笑顔で野村道子さんと寄り添うお姿がとても愛らしく本当に素敵で憧れていました。
この偉大な先輩方がいたからこそ、今日の声優業界が存在し、今や多くの人が憧れる職業にまでなったのだと改めて強く実感しました。
先輩方に恥じないよう、これからも声優という職業に誇りを持ってお芝居に励んで参ります。

大塚明夫
ああ!会いたくなっちゃった!
10代の頃いつも聴いていたラジオ番組のラジオドラマコーナー。
劇団未来劇場の皆さんが演じてらしたのかな。
一度聴いたら忘れられないあの声が縦横無尽に大暴れして、毎週楽しみにしてました。
もちろんサリーちゃんのパパで、ヨイショでラオウな内海さんなんだけど……
忘れもしない23才の夏、当時通ってた文学座研究所の仲間と四谷三丁目の庄やで呑んでいた時、奥の席からあの声が聴こえてきてそれはそれは興奮したものです。
まだヒヨコにもならない卵だった僕ら、内海さんは気さくに声をかけてくれた。あったかかった。
もう40年くらい経つのだな……。
私も60歳を越えた今、スタジオで後輩達がのびのびと演技できるようにと冗談を言ってみたりするのですが……
スベるばかりで却って緊張させているようです。
ストリートファイターのスタジオでベガを演じる内海さんが打撃を放つアドリブで「ベガっ!!」とおっしゃった時、僕は吹き出してしまい、そのあと演技できませんでした。
生涯忘れることはないでしょう。ありがとうございました。

岡本信彦
声優 内海賢二さんへの愛やリスペクトを、数々の著名な役者の皆さんによるリアルなインタビューによって教えてもらえる作品でした。
そして声優という職業とは何かというのを再確認させていただきました。
一度だけでもお芝居をご一緒してみたかったです。

置鮎龍太郎
皆さんは笑顔で語る。存在感の塊みたいに豪快なのに、お茶目でキュート、そんな“太陽”のような業界のレジェンドについて。
「最近の若い奴は芝居がくせえよな」なーんて、言われた事も、私の中ではめっちゃ良い思い出として美化されてます(笑)

小野友樹
光栄にも、全国公開に先駆けて鑑賞させて頂きました。
何より「愛」に溢れたフィルムでした。
内海さんの事を語る皆さんから溢れる「愛」。
そのお話の中から感じる、内海さんの周囲を包み込むような「愛」。
誰かが亡くなっても、後の人がその想いや思い出を語り継いでいきたくなる。
そんな生き様を体現なさっていたのが、内海賢二さんなんだと感じました。
鑑賞させて頂いた僕自身も「愛」に包まれ、人として、声優として、たくさんのことを感じさせて頂きました。
是非、多くの方に観て頂きたい作品です。

甲斐田裕子
内海さんの暖かさ、パワー、情熱、色んなことを思い出して、いつの間にか涙溢れました。
この作品は内海さんの軌跡を辿ると同時に、先輩方の貴重なインタビューを形として残してくれました。
これから声優を目指す人に、今行き詰まっている人に、沢山のヒントを与えてくれると思います。

神谷浩史
声優業界の黎明期を支えていたのは個性の塊みたいな人たちばかりで、内海さんは間違いなくその筆頭だ。
僕たちはその偉大な先輩たちと比べられ劣等感を抱きながらも、誇りを持って仕事をしている。
先輩たちが見せてくれた背中や先輩から受け取った言葉は、僕たちの中で希望となって生き続ける。
この作品からも新しい希望を受け取れた気がする。

小西克幸
社長から「これを観てコメント頂けませんか?」と依頼を受けました。
事務所に長く所属しているにも関わらず、会長とあまりお話をする機会がなく、もっとお話ししたかったなぁと今更ながら感じています。
内海賢二という人間にもっと触れたかったなぁとそんな気持ちになりました。
声優を志す方はぜひ観て下さい。
そして、会長はまだ現役でした。

佐倉綾音
私たち若者声優が歩いている道には、年季の入った足跡がいつも見えている。
先輩方が歩いたり、走ったり、地団駄を踏んだりした軌跡である。
この映画を通して私がまだ知らないこの業界のことをたくさん教わった。
軌跡の理由とありがたみを知った。
すれ違ったことしかない内海さんだったが、その存在感は凄まじかった。
一度お話してみたかった。一度話したら、何度でもきっと話したくなるだろうと、この映画を観て殊更そう思った。
内海さんという存在が与えてくださるものは、まだまだ大きい。

佐藤拓也
内海さんの、事務所の外まで響き渡るほどの豪快な笑い声が聞こえてくる度に、言いようもなく頼もしく感じ、お会いする度に元気をいただけた時の事を思い出します。
先輩方の証言はどれも貴重で胸が熱くなるものばかりで、賢プロダクションに育ててもらった役者のひとりとして身が引き締まる思いでした。

下野紘
誰もが知っていて、多くの人に愛されていた内海賢二さん。
僕自身、初めての現場でお会いし、声優とはこうあるべきなんだと実感しました。
一役者として、一人の人間として、自分は全然足りない、もっと精進しなければ……と思わざるを得ない映画でした。

田中敦子
私の中の内海賢二さんはまだ生きていらっしゃる……
映画を観た後、昔と変わらない優しさで「あっこ」と呼びかけてくださる声が聞こえて胸が熱くなりました。
ダンディでおしゃれなお姿、カッコいいお芝居、深くて温かい声、太陽のように明るくてお茶目な笑顔。
愛犬家でいらして、時にはお仕事とお仕事の合間にお散歩のため帰宅されたり、ワンちゃんのアルバムを見せていただいたこともありました。
物心ついて初めて夢中になったアニメは「魔法使いサリー」。
ある日サリーちゃんのパパとスタジオで夢のように出会い、いつも優しく接していただいてからの長い歳月、声優の先輩という枠を超えた圧倒的な存在感で、内海さんは今も私に寄り添ってくださいます。
この映画を通して、たくさんの皆さんに、内海さんの人生の軌跡や築かれてきた声優界の歴史に触れていただけたら嬉しく思います。

畠中祐
本当にドラマチックな人生。
まさに役者として、声優として、劇的に生きた内海会長の姿を垣間見た映画でした。
色んな人達に見てほしい映画ですが、僕ら若手は、特にこの映画、見るべきだよなと、心から思いました。

代永翼
改めて内海賢二さんという役者さんがいかに偉大で凄い人だったか、そして色んな方々から愛されているのかが分かる内容で、涙が止まりませんでしたし、内海さんに会いたくなりました。
もっと僕自身も色んな現場でお会いして共演したかったと悔しくもなりました。
そしてこの映像は、ぜひ今、声優を目指している人、なりたいと思っている人、応援してくださっている方、皆んなにぜひ見て頂きたいです!
いや絶対に見るべきです!!!
なぜなら、この映画を通して、ここでしか聞けない大先輩方の貴重なお話を聞く事ができて、改めて「声優」とは何なのかをもう一度考える事ができるから!
これからも頑張らなきゃと勇気を貰える映画だと思います!

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