「やくならマグカップも」スピンオフアニメ「ロクローの大ぼうけん」製作決定　歯科向けアプリ内で来春配信

「ロクローの大ぼうけん」告知映像の一場面

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陶芸アニメ「やくならマグカップも」と、歯科向け診療アプリ「Dental E（デンタルイー）」がコラボレーションして製作される新作アニメ「ロクローの大ぼうけん」のお披露目イベントが、6月4日に東京・JP タワーホール＆カンファレンスで開催された。

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「やくならマグカップも」は岐阜県多治見市を舞台に、伝統工芸の美濃焼にのめり込む4人の女子高生の日常を描く作品。テレビアニメが、2021年に2期にわたって放送された。そのスピンオフ作品となる「ロクローの大ぼうけん」では“夢と愛と勇気と平和”をテーマに、「やくならマグカップも」の登場人物である成瀬直子が生み出した漫画キャラクター・ロクローが、歯科医や歯科衛生士の手伝いをしながら、口内衛生や食育について周知し、国民の健康寿命を延ばすべく活躍する。「君の名は。」「言の葉の庭」などの新海誠作品で知られる伊藤耕一郎氏が統括プロデューサーを務める。

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「DentalE」は、イラストと解説で自分の口内状態を知ることができるほか、診察券の機能を備えており、診察予約が簡単にできる歯科向けアプリとなっている。

小池和人氏

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イベントには「やくならマグカップも」の原作フリーコミックを発行し「Dental E」も手がけた、多治見市所在のIT企業・プラネットの小池和人会長が登壇。「やくならマグカップも」の主人公である豊川姫乃と、同作に登場する真土泥右衛門（まっどでいえもん）の着ぐるみとともに「ロクローの大ぼうけん」の告知映像を初お披露目した。映像内には“伝説の筆”を携えたロクローが猛スピードで草原を駆け抜けていく姿や、一息ついたロクローがおにぎりをおいしそうに頬張る様子が収録されている。

また、小池氏は「ロクローの大ぼうけん」を制作するために、22年末にアニメ制作スタジオ「プラネット・スタジオ」を立ち上げたことを説明し、伊藤氏からのビデオメッセージを上映。伊藤氏は「今回、小池会長から『本業である歯科システム、ひいては子供たちを含む全ての方々の予防歯科への意識を変えるためにアニメの力を使いたい！』という熱い思いを受け、私で役立てることがあればと、お仕事をお引き受けました」と同作への参加の経緯を明かし、「普段の映画畑とは違った、歯科予防アプリ『DentalE』とアニメという化学反応を私自身も楽しみにしています。アプリ自体は予防歯科を元来の目的としておりますが、私としては、ご家族・お子さまたちにシンプルにアニメを楽しんでもらえるとうれしいです」と語った。

「ロクローの大ぼうけん」は、24年春に「Dental E」内で独占配信される。