「16bitセンセーション ANOTHER LAYER」10月放送開始　主演に古賀葵、原作主人公役に堀江由衣

アニメティザービジュアル公開

(C)若木民喜/みつみ美里・甘露樹(アクアプラス)/16bitセンセーションAL PROJECT

イメージを拡大

同人誌「16bitセンセーション」を原作とするテレビアニメ「16bitセンセーション ANOTHER LAYER」が、10月から放送されることが決定した。古賀葵、堀江由衣、阿部敦、川澄綾子が出演し、オープニング主題歌は中川翔子が担当する。

原作「16bitセンセーション」は、1990年代から多数の名作美少女ゲームを手がける、みつみ美里氏と甘露樹氏（いずれもアクアプラス所属）、「神のみぞ知るセカイ」で知られる漫画家の若木民喜氏によって2016年のコミックマーケット91で頒布された同人誌。90年代の秋葉原を舞台に、美少女ゲーム制作の現場と、世間のカルチャームーブメントの変遷を、主人公・上原メイ子らの物語に絡めて描いている。同人誌は既刊6巻、単行本「16bitセンセーション　私とみんなが作った美少女ゲーム 」（KADOKAWA刊）は既刊2巻。

(C)若木民喜/みつみ美里・甘露樹(アクアプラス)/16bitセンセーションAL PROJECT

イメージを拡大

テレビアニメ版「ANOTHER LAYER」ではオリジナルストーリーが展開。オリジナルキャラクターで、主人公となる秋里コノハ役を古賀が担当し、原作に登場する「アルコールソフト」のメンバーであるメイ子を堀江、六田守を阿部、下田かおりを川澄が演じる。

中川が歌うオープニング主題歌のタイトルは「65535（ろくごーごーさんご）」。作詞・作曲・編曲は、ボカロPとして知られるSohbanaが担当する。同楽曲は、11月1日発売のニューシングルに収録される。美少女ゲーム特殊パッケージ仕様で、中川とコノハのアクリルスタンドが付属する完全生産限定盤が8800円、通常盤が1300円。

監督には「ソードアート・オンライン ‐アリシゼーション‐」（助監督ほか）の佐久間貴史を迎え、キャラクターデザインを「トニカクカワイイ」の佐々木政勝、メインストーリーを原作の若木氏と、美少女ゲーム「To Heart」で知られる高橋龍也が務める。アニメーション制作は「ぼくたちは勉強ができない」のほか、多数の美少女ゲームにも携わっているst.シルバーが行う。

佐々木による描き下ろしアニメティザービジュアルも公開された。「美少女は、時代を超える。」というキャッチコピーとともに、コノハが90年代の秋葉原にたたずむ様子を描いたイラストで、当時発売されていたPC美少女ゲームの画面を思わせる加工を施したバージョンも公開されている。

8月12、13日に開催される「コミックマーケット102」のアニプレックスブースでは、「ロゴを擦ると“あの頃”の香りがするポストカード」を先着無料配布。13日までは会場の最寄り駅・りんかい線「国際展示場」駅に、ティザービジュアルと加工ビジュアルを使用した広告も掲示されている。12日午後5時からは、ソフマップ AKIBA アミューズメント館でも上述のポストカードを配布する。

主題歌アーティストのコメントは以下のとおり。

【中川翔子（オープニング主題歌　歌唱）】

イメージを拡大

オープニングテーマを歌わせていただくことになりました、中川翔子です。
今回の「65535」という楽曲は、今まで歌ってきた曲のなかで一番難しかったといっても過言ではないくらい難しい楽曲でした。
ただ、だからこそおしゃれで今っぽくて癖になる楽曲に仕上がったと思います！
原作も読ませていただているので、それとはまた違ったストーリーをアニメで見られるのが楽しみです！
「65535」もお楽しみに!!

【Sohbana（オープニング主題歌　作詞・作曲・編曲）】
自分の生まれた90年代の美少女ゲーム文化をテーマにした作品とのことで、今を生きるオタクの1人として「畏敬」に近い気持ちで書かせていただきました。
あの頃作られた「美少女ゲーム」の文化は、間違いなく今のさまざまなコンテンツ（ボカロを含む！）の礎になっています。
一方で、数十年後の文化を作る人たちが、今もどこかで真っ当な生活を削りながら頑張っています。
……というようなことをテーマにしましたが、あまり深く考えず聴いていただければ幸いです。
タイトルは16bitゲームの有名な裏技にしばしば関係してくる「カンストの値」を参照しました。
0から1を引くといくつになるでしょうか？　そうですね、65535ですね！