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ニュース 2024年2月29日(木)21:00

漫画「アンメット ある脳外科医の日記」実写ドラマ化 杉咲花が初の医師役

初の医師役

初の医師役

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俳優の杉咲花が、4月スタートのカンテレ・フジテレビ系の新月10ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」に主演することが明らかになった。杉咲が、同局系の連続ドラマに主演するのは初めて。また、自身初の医師役に挑む。

映画「市子」での演技が評価され、毎日映画コンクールの女優主演賞に輝いたほか、3月8日に授賞式を控える第47回日本アカデミー賞でも主演女優賞を獲得。映画界に欠かすことができない杉咲が、かつてない異色の設定の主人公に扮し、初の医療ドラマに挑む。

原作は、「モーニング」(講談社刊)で連載中の「アンメット ある脳外科医の日記」(原作:子鹿ゆずる/漫画:大槻閑人)。原作者の子鹿ゆずる氏は、元脳外科医。それだけに作中に登場する様々な症例や医師たちの生き様がリアルに描かれており、各方面から絶賛されている。

杉咲が演じるのは、ある事故で脳を損傷し、重い後遺症を抱える脳外科医・川内ミヤビ。過去2年間の記憶がなく、さらに今日のことも明日には全て忘れてしまう状態に、医師であることを諦めかけたミヤビだが、変わり者の脳外科医・三瓶友治と知り合う。空気を読まず、強引でマイペースな三瓶の言動により、ミヤビは医師としても患者としても助けられ、導かれていく。やがて、ミヤビの消えた2年間の記憶の中に隠された謎が明らかになっていく……。

杉咲と原作の子鹿氏、漫画の大槻氏のコメント全文は以下の通り。

杉咲花
頑張れなくてよくて、立ち止まってよくて、変われなくていい。あなたがあなたという人間と付き合っていくことを諦めなければ、それは美しい姿なのだという本作の根っこにあるメッセージに、心を撫でられるようでした。この物語を大切にお届けしたいです。

■原作・子鹿ゆずる
言葉、記憶、技術……これらは脳の別々の部位が担当していることが解明されています。しかし「心」は何処にあるのか、その正体さえも曖昧なままです。原作では、私自身の経験を踏まえ脳障害の後遺症を正確に描くとともに、それと戦う人たちの心に焦点を当てました。ドラマ化にあたり、製作スタッフの皆様ならびに杉咲花さんはじめ実力派俳優の方々により、原作を超越した見事なドラマに仕上げて頂けそうで大変感謝しています。
本ドラマが、一般視聴者の方々のみならず、当事者・ご家族の皆様、医療福祉関係者の皆様への応援になれば幸いです。

■漫画・大槻閑人
この度のTVドラマ化、誠にありがとうございます! 実は『アンメット』という作品、企画段階から「ドラマ化するといいなあ」と思い、その願いを込めながら自分なりに工夫してきました。僕自身は医療者ではないのでわからないことも多く、子鹿さんをはじめ、多くの医療・福祉関係者の皆様にご協力いただきました。この場をお借りして感謝申し上げます。物語を絵に、漫画にする作業を通じて、『アンメット』というバトンを良い形で受け渡せているとしたら、これほどうれしいことはありません。

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