2025年7月10日(木)12:00
「明田川進の『音物語』」書籍化、7月15日に星海社新書から発売 明田川仁との親子対談、原口正宏による作品リストを新収録

帯ありの書影
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アニメハックで連載中の聞き書きコラム「明田川進の『音物語』」(https://anime.eiga.com/news/column/aketagawa_oto/)が、「音響監督の仕事」のタイトルで書籍化される。7月15日に星海社新書から発売(取次搬入日は7月14日、ネット書店では7月16日発売)。320ページで価格は1650円(税込)。
同書には、「AKIRA」「銀河英雄伝説(OVA)」など多くの作品で音響監督を務め、音響監督という言葉がなかった日本アニメの黎明期からアニメ音響の現場に関わり続けている明田川氏の貴重なオーラルヒストリーを、連載コラムを再構成するかたちで収録。アニメハックに掲載した、岩田光央、佐々木望、松風雅也、伊藤かな恵、杉井ギサブロー監督との対談も再構成のうえ収録している。
書籍だけで読める要素として、明田川氏の息子で同じ音響監督の明田川仁氏との親子対談、国内商業アニメの基礎情報を記録し続ける「データ原口」こと原口正宏氏(リスト作成員会)による明田川氏のフィルモグラフィー(作品リスト)などを新たに収録している。
本書の目次、カバー袖のテキスト(ネット書店の書籍紹介文)は以下の通り。
【書名・目次】
「音響監督の仕事」(明田川進・著、アニメハック編集部・編/星海社新書)
まえがき アニメハック編集部
音物語1 音響監督が考えていること
対談 岩田光央
対談 佐々木望
音物語2 音響監督クロニクル
対談 松風雅也
対談 伊藤かな恵
音物語3 音響監督はどう生まれたか
対談 杉井ギサブロー
対談 明田川仁
あとがき 明田川進
明田川進フィルモグラフィー 原口正宏(リスト制作委員会)
【「音響監督の仕事」カバー袖テキスト】
「鉄腕アトム」でアニメーションの世界に入り、1967年に「リボンの騎士」で音響監督デビュー。「音響監督」という言葉がなかった時代からアニメとともに歩み、音づくりの現場に立ち続ける著者が、いま音響監督の仕事を語る。本書を織りなす3つの〈音物語〉では「オーディション」や「アフレコ」、「声の芝居」といった役者たちが集う現場での考え方や、著者が関わった数々の名作の舞台裏、そして「鉄腕アトム」の頃の虫プロにまで遡る歴史が語られている。本書は、アニメを創り上げる数多くの人のつながりを記録する貴重なオーラルヒストリーであると同時に、アニメの音響の素晴らしさを次代に伝える1冊である。
作品情報
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