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特集・コラム 2018年9月6日(木)19:01

「ワンフェス」に見るフィギュアトレンド 「海外市場」と「低価格帯フィギュア」

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前回のコラムでは「ワンフェス」のおおまかなレポートをお送りしましたが、今回は現在のフィギュアにおけるトレンドについて、「ワンフェス」会場での写真を交えつつ。

まずは「海外市場」について。
 「ワンフェス」後にネットで配信された「生ワンホビTV[夜の部]」で、グッドスマイルカンパニーのフィギュアの販売個数の国内・海外の内訳が発表されていました。それによると、2014年は20パーセント弱だった海外比率が2018年は40パーセントと倍増しています。これは国内対比率の話で、実際の市場の拡大規模はさらに大きいという発言もありました。
 実際のところ、さまざまなメーカーさんから話を伺っても、現在のフィギュアの海外比率はどんどん高くなっていて、作品・キャラクターによっては国内よりも海外で売れている数が多いものもでているとのこと。
 「ワンフェス」で発表されたフィギュアの中にも、そういった海外市場を意識したものが増えてきています。日本ではあまり知られていない海外発のアニメやゲームなどのフィギュアがいろいろ出てきているのです。

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海外作品のねんどろいどがいろいろ並んでいますが、注目して欲しいのは上段のゲーム「オーバーウォッチ」のシリーズ。figmaでも展開中の作品で、いずれも大ヒットとなっています。「生ワンホビTV[夜の部]」によれば国内の販売比率はは18パーセント、他は海外ですが、特に北米で61パーセントと圧倒的な人気を誇ります。

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中国で人気の作品のねんどろいども続々と発表。写真上段は「陰陽師」、写真下段は「マスターオブスキル(全職高手)」と「王者栄耀」。

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日本生まれのゲームですが中国で大ヒットとなった「旅かえる」のトレーディングフィギュアも。

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メガハウスも中国の人気作品「盗墓筆記」を発売。第2弾も海外限定で予約受付中。

これら写真で掲載した海外発の作品だけではなく、日本のアニメやゲームのフィギュアも海外でも人気は高いのですが、人気の傾向は国内と違っていることも。
 任天堂のゲームは全世界どこでも高い人気ですが、フィギュアも国内より海外での人気が高かったりします。最近のゲームでは「Fate/Grand Order」はアジアだけではなくアメリカでも大人気になりつつあり、フィギュアも伸びているそうです。
 日本では人気が高くフィギュアも多いアイドルものはアジアでは人気はあるものの、アメリカではそこまで人気は高くありません。美少女&ミリタリー系の作品も同様。
 「ソードアート・オンライン」をはじめとし、「Re:ゼロから始める異世界生活」「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」などのファンタジーRPGテイストの作品の人気も安定して高く、「ノーゲーム・ノーライフ」のフィギュアが現在でも出続けているのは海外人気の高さとは切り離せない話。
 アニメが海外市場を見越したうえで企画が決まることがあるように、フィギュアでも同様に海外も見据えたうえでの展開が始まっているのです。

もうひとつ「ワンフェス」で見かけたトレンドもこの海外市場と無縁ではありません。そのトレンドとは「低価格帯フィギュア」。
 今回の「ワンフェス」で実は一番気になったのがグッドスマイルカンパニーの新シリーズ「POP UP PARADE」。

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スケール的には1/10程度、価格は4000円以下で、「Fate/Grand Order」「ペルソナ5」「キズナアイ」「ノーゲーム・ノーライフ」「初音ミク」がラインナップとして発表されています。
 現在スケールフィギュアの通常価格は1/8スケールで1万円台半ば、コアなファン層以外は手を出しにくい市場になっています。その隙間を埋めるようにライトユーザーにも人気が高いのがプライズのフィギュアです。
 セガプライズやバンプレストのプライズフィギュアは、登場点数も非常に多くなって人気も高く、そのクオリティも侮れないものになっています。塗装に関して簡略化されたり、最後の詰めが若干甘かったりすることはありますが、原型のレベルやボリュームでいえば通常のフィギュアに遜色ないものが出てきています。
 プライズフィギュアは販売されているわけではありませんが、比較的低価格で手に入れやすいアイテムです。実はコレは海外でも同様。
 一昨年、全米最大のアニメイベント「Anime Expo」に行ったのですが、会場のショップで売られていたのはセガやバンプレストのプライズフィギュアが中心。バンプレストのフィギュアはオフィシャルで一般販売もしていました。今年行った人に聞いてもその傾向はさらに強くなっていたとのことでした。
 「POP UP PARADE」の4000円という価格は日本国内だけではなく、海外市場を意識したうえでの展開であろうというのは、海外人気の高い作品が並んだラインナップからも想像が付きます。このシリーズは他にもいくつか注目すべき点があるようなのですが、それはまたあらためて。

ということで、海外でもフィギュアの人気&存在感が増し、それによって変化してきているフィギュア市場。まだまだいろいろ面白そうなので、来年の「ワンフェス上海」だったり「Anime Expo」なりでまた取材してきたいとも思っています。

島谷 光弘

ホビー&フィギュア トレンド

[筆者紹介]
島谷 光弘(シマタニ ミツヒロ)
フィギュア専門誌「フィギュアマニアックス」を企画・編集し、2000年頃からフィギュアが質、量、人気ともに拡大する10年以上の時期をメディア側で見続ける。現在はフリーでウェブ「ホビーマニアックス」の運営や、ホビー系のウェブやメディアで執筆中。

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