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特集・コラム 2022年2月10日(木)19:00

2年ぶりのワンダーフェスティバル開催 雑感レポート&当日版権データチェック

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2022年2月6日、2年ぶりのワンダーフェスティバルがなんとか開催にこぎつけました。今回はその状況をざっくりとまとめてレポートしていきます。

折しも年末年始から新型コロナウイルス感染者が急増し、蔓延防止策下での開催となった今ワンフェス。入場者は上限2万人という制限があり、さらに自主的に出展断念をしたメーカーやディーラーも数多く出ました。メーカーは59社予定だったところが27社が出展中止、ディーラーでは1356だったところから、2月4日時点で346が出展見合わせと公式から発表されていました。メーカーは約半数、ディーラーは4分の1が出展を取りやめている計算になります。

メーカーでは、例年ワンフェス中、最大規模の面積のブースを構えるグッドスマイルカンパニー&マックスファクトリーの「WONDERFUL HOBBY LIFE for You!!」が出展を取りやめたというのがなんといっても大きなところ。このブースでの展示やイベント販売品、ステージイベントを楽しみにしていた人もかなり多かったはずです。他にもアニプレックスやあみあみ、東京フィギュア、ネイティブなど、毎回数多くの展示を行っているブースが出展していませんでした。
 もともと、今回はBANDAI SPIRITSやメガハウス、コトブキヤ、ホビージャパンなどが出展を予定していませんでしたし、結果的に各メーカーのブース出展面積は1~3ホールの半分ほど。特に第1ホールはその3分の2くらいがコスプレスペースとして利用されていましたが、ほぼ何もない空間。さらに、イベント販売品を出しているところも少なめ、ブースによっては展示だけ行ってスタッフはだれもいないというところもありました。

メーカースペースの開場前の様子。ブースの周りの空間も大きくとられていることが分かります。

メーカースペースの開場前の様子。ブースの周りの空間も大きくとられていることが分かります。

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ディーラーは実際に会場で見た感じだと、事前情報以上に欠席したディーラーが多め。2月4日時点での欠席ディーラーは4分の1でしたが、ひょっとすると3分の1くらい欠席していたかも。

まず発表されている各種データをチェックしてみましょう。なお、データの数え間違い等もあり得る(公式サイトの検索が一部上手く働いてない部分もありました)ので、細かい数字は間違っている可能性もあります。
 今回のディーラー数は1356(メーカー込みで1415)。例年はメーカーあわせて2000前後のディーラー数なので、もともと約3割減で設定されていました。新型コロナ対策で通路を例年よりも広くとり、テーブル自体を減らした結果です。そこから2月4日時点で346減り、当日はさらに減っていたので、参加ディーラー数としては確実に1000以下で、例年の2分の1くらいということになります。

入場者の正確な数字は公式発表があるまで分かりませんが、上限の2万人にいってたとしても例年の半数くらい。実感として、例年混雑している1~3のメーカーホールは開場直後からわりとまったりした感じ。ディーラーブースも購入&撮影の行列はいつもよりも少なめで余裕があるという印象でした。

と、ここまで割とネガティブな印象ばかり書いてきましたが、やはり大型のリアルイベントは楽しいものであり、なんのかんので久々のワンフェスは良かったなぁというのが正直な感想です。

メーカー系で、気を吐いていたのがセガ。おなじみのプライズフィギュアと、一般販売フィギュアブランドであるS-FIREの2カ所を展開していました。プライズフィギュアでは新シリーズの発表やフィギュア新作を多数展示し、S-FIREは初発表の大ボリュームフィギュアがずらりと並んでいました。
 海洋堂もメーカーエリアの中心にいくつも関連ブースを展開、販売列も長く伸びていました。
 もちろん他のメーカーもそれぞれ展示を工夫し、じっくり見て回る分には良い環境でした。
 他にもステージやフードコート(テーブルと椅子を同じ方向に向けてセットし感染を防ぐ工夫も)など、これから先に繋がるであろう意欲的な試みも行われていたことも記しておきます。

ディーラー系は普段より少ないとはいっても、まったりとした雰囲気でほどほどの混雑感。コミケットでの例から売上は相当悲惨なことになるのではないかと予想している向きもありましたが、そこそこの売上は出ていたようです。ただ、普段よりも早めに引き上げるディーラーは多かったようで、閉場間際はやはりスカスカ感も。

ディーラーの午後の様子。それなりの賑わいを見せています。

ディーラーの午後の様子。それなりの賑わいを見せています。

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公式サイトのデータから調べた当日版権の状況についてもまとめておきましょう。
 申請が一番多かったのは「ウマ娘」関係で95ディーラー。続いて「Fate」関係で92ディーラー。この数年ディーラー数単位では常に申請数1位だった「Fate」をついに「ウマ娘」が抜いています。ただ、この1位で95というのは例年の半分以下。2年前のワンフェスでは1位の「Fate」は238ディーラーでした。全体の参加ディーラー数が減ってる以上に、当日版権申請数が減っているのです。これまで中止が続いていた&今回もどうなるかわからなかったという状況から、当日版権の申請数は通常時よりも少なめだったということでしょう(これは公式の数字が出ないと確定できませんが)。
 以下、主なところで「ウルトラ」シリーズ49、「艦これ」46、「アリス・ギア・アイギス」39、「アズールレーン」35、「アイドルマスター」シリーズ29といったところ。
 なお、「ウマ娘」27ディーラー、「Fate」23ディーラーと、ディーラー全体の辞退数同様に4分の1程度が出展辞退しています。
 そんななかで例年同様に、メーカーを一回り撮った後に、申請数が多い作品のフィギュアをとりあえず全部撮って回るという取材を今回もやってきました。「ウマ娘」と「Fate」の2作品を選んでいたのですが、普段は早くて午後3時半、だいたい4時過ぎくらいまでかかっていたのが、今回は1時に終了! 3時間くらい早く一通り終わったのです。近年ではもっとも取材がラクなワンフェスとなりました。

なにはともあれ、このワンフェスが開催されたのは喜ぶべきこと。夏は7月24日予定と発表されていますが今度こそ、何もなく無事にフルサイズで開催されることを願います。

最後に、メーカー系のその他動きも追記しておきましょう。
 ワンフェスへの参加を取りやめたグッドスマイルカンパニー&マックスファクトリーの「WONDERFUL HOBBY LIFE for You!!」は2月11日から秋葉原での展示イベントとオンラインイベントを開催し、あみあみも同じく2月11日から展示イベント「あみあみホビーキャンプ代替展示」を秋葉原で開催します(いずれも参加には事前予約が必要)。東京フィギュアも3月に代替えとなるイベントを開催予定。もともと今回のワンフェスに参加予定のなかったコトブキヤも11日からオンラインイベントを開催しますし、メガハウス、BANDAI SPIRITSもそれぞれオンラインも含めて独自イベントを開催しています。
 こういった流れは今後も続くことでしょうし、ワンフェスの補完にもなります。でも、それと並行して、大きなお祭りを盛り上げるという点からワンフェスでの展示も続けてほしいものです。

島谷 光弘

ホビー&フィギュア トレンド

[筆者紹介]
島谷 光弘(シマタニ ミツヒロ)
フィギュア専門誌「フィギュアマニアックス」を企画・編集し、2000年頃からフィギュアが質、量、人気ともに拡大する10年以上の時期をメディア側で見続ける。現在はフリーでウェブ「ホビーマニアックス」の運営や、ホビー系のウェブやメディアで執筆中。

イベント情報・チケット情報

ワンダーフェスティバル2022[冬] 0
開催日
2022年2月6日(日)
時間
10:00開始
場所
幕張メッセ(千葉県)

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