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イベント 2017年10月7日(土)22:08

「マチ★アソビ」で、18年1月放送テレビアニメ「BEATLESS」発表 水島精二監督に作品の魅力を聞く

(C) 2018 長谷敏司・redjuice・monochrom/KADOKAWA/BEATLESS 製作委員会

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10月7日、徳島市周辺で開催中の大型アニメイベント「マチ★アソビ」眉山山頂ステージにて、KADOKAWAの新作テレビアニメ「BEATLESS(ビートレス)」が発表された。監督は「楽園追放 -Expelled from Paradise-」「機動戦士ガンダム00」の水島精二が務める。

原作は、「My Humanity」(ハヤカワ文庫JA)で第35回日本SF大賞受賞、「メタルギア」シリーズのノベライズなどを代表作とするSF作家・長谷敏司氏が、「月刊ニュータイプ」で連載した同名小説。原作イラストを「EGOIST」イラストや、劇場アニメ「屍者の帝国」「ハーモニー」「虐殺器官」のキャラクター原案などで国内外にて高い評価を受けているredjuice(レッドジュース)が手がけることも注目される。放送は2018年1月予定。

ステージでは監督の水島精二に加え、サプライズゲストとして長谷敏司とredjuiceも登壇。作品への思いを語った。

その他、シリーズ構成を高橋龍也と雑破業が、キャラクターデザインをやぐちひろこが担当することが発表され、redjuiceが描きおろしたヒロイン、レイシアのデザイン画も公開された。

ステージ終了後、水島監督にお話をうかがった。

眉山山頂ステージを終えた水島精二監督

眉山山頂ステージを終えた水島精二監督

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——「マチ★アソビ」について、どのような印象をもたれていますか。

水島:何度か来ているのですが、とても良いイベントだなと思います。地元に密着しているし、時間の流れが緩やかなんですよね。コラボしているお店や来場者も増えてきて、その盛り上がりを見ているのも楽しいです。

——今回の発表イベントはいかがでしたか。

水島:眉山ステージで行うのは初めてでしたので、会場の大きさに圧倒されましたね(笑)。お客さんは、こちらをじっと見ながら、真剣に聞いてくださっていました。

——発表された「BEATLESS」は、SF・美少女・アクションと、これまで水島監督が深く関わった要素が多いように感じます。

水島:正直、そうしたところを狙ってオファーをいただいていると思います。原作を読むと、確かに監督候補として自分が挙げられそうだなと。ですから、(自分の適性が)求められているとは感じますし、実際、原作を掘り下げるのは面白いです。

——メインスタッフも発表されました。

水島:メインスタッフは、基本、僕の方から声をかけさせてもらいました。制作会社のディオメディアさんも含め、どのような作品を目指すかという時に、このスタッフがフィットするだろうと。高橋龍也さんや雑破業さんの脚本も、やぐち(ひろこ)さんのキャラクターもすごく良いですよ。

——原作の魅力はどんなところにあると思われますか。

水島:原作には人類に対する警鐘めいた、問いかけのようなものがいくつも出てきます。そういう意味では一筋縄ではいかないハードSFだなと思いました。一方で、語り口についてはアラトとレイシアの「ボーイミーツガール」が中心になりますので、そのギャップ感が面白かったです。

——そんな原作を、アニメではどのように描いていくのでしょうか。

水島:アニメでは、アラトとレイシア、2人の物語を抽出してストーリーを紐解いていく作業に注力しています。ですから、より分かりやすくなっているかと。アニメを見て面白いと思っていただいたところで、原作を手にとっていただければ、より緻密に描かれた社会的背景まで楽しめる。そんな作品作りができていると思いますので、ぜひご期待ください。

作品情報

BEATLESS

BEATLESS 54

社会のほとんどをhIEと呼ばれる人型ロボットに任せた世界。17歳の少年・遠藤アラトはある日一体のアンドロイド・レイシアに出会い、オーナー契約を交わす。一見人間とそっくりなそれは、世界を驚かすほど...

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