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インタビュー 2019年4月25日(木)19:00

高橋洋子が「残酷な天使のテーゼ」と歩んだ24年 「アニソンは国境を超える、最強のパスポート」 (2)

「EVANGELION EXTREME」ジャケット(5月22日発売)

「EVANGELION EXTREME」ジャケット(5月22日発売)

(C)カラー (C)カラー/Project Eva.

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――今年2月には、高橋さんが2000年頃に芸能界を引退され、5年間介護職に就いていたことを告白されています。どんないきさつがあったのでしょうか。

高橋:私は「エヴァ」で一度大きく注目されましたが、00年当時は「エヴァ」の遊技台展開前で静かな時期でした。周囲のことがよく見えるようになり、みなさんが私のことを上げ底して持ち上げてくださっていたことに「このままでは天狗になって、人間としてダメになってしまうかもしれない」という危機感を覚えました。大ヒットを飛ばしている最中ならいいのかもしれませんが、そうではないのに、みなさんの好意に甘えてばかりではいけないと思い、芸能界から退くことにしたんです。
 でも、そんななか、ファンのみなさんから「高橋洋子の歌が聴きたい」という声が届いてきました。私自身は、そんなふうに言っていただけるとは思っていなかったから引退したのに……。「この声への感謝を忘れずに、もう一度歌えばいいじゃないか」と思い切ることができたので、復帰を決意しました。昔の私は、みなさんの前に出ていくのがあまり得意ではなかったのですが、復帰以来「私の歌を欲してくださるなら、その声にはできるだけ応えていきたい」と考えられるようになっていきましたね。
 18年11月には「エヴァンゲリオン酒場」が池袋にオープンし、昨年末には私もゲストとして招いていただき、「お酒といえばミサトさん。私もそのイメージに寄り添うことができないだろうか?」と考えた結果、「女将だ!」とひらめき、自ら女将の衣装を購入して、みなさんの前に出ていくことができました。近頃はこのように、私から「エヴァ」にコミットしているので、ファンのみなさんとお話する機会が増え、新しい発見もたくさんあり、とても楽しいです。

――5月22日にはミニアルバム「EVANGELION EXTREME」がリリースされます。どのような経緯で制作が決定したのでしょうか。

高橋:昨年6月に、シングルとしてあらためて「残酷な天使のテーゼ/魂のルフラン」をリリースしました。実は、この2曲が両方とも収録されたCDが意外と少なかったんです。世界中の方が日本語で歌ってくださる2曲なので、全世界仕様として発売し、ローマ字表記の歌詞を紹介しておきたかったということもリリースの理由でした。昨今はCDがなかなか売れない時代ですが、そんななかにあっても多くの方が喜んでくださったのが、とてもうれしくて。そこで、同様のコンセプトをミニアルバムに拡張してみよう、というのが今回の試みです。また、前述の2曲ほどは知られていないけれど、私たちがとても気に入っている曲を、みなさんに聴いていただきたいという思いもありました。そこに“現在の等身大の私”を新曲として加える……。これはアルバムタイトルにも現れていることですが、「エヴァ」ならではの尖った、普通からはみ出たイメージの楽曲チョイス、新曲になっています。

――新曲「赤き月」は、どんな楽曲なのでしょうか。

高橋:「エヴァ」という作品の最も強烈なイメージは“母性”だと思うんです。「残酷な天使のテーゼ」当時は独身だった私も、現在は一児の母で、「エヴァ」の少年少女からすると、お母さんの年齢です。そんなお母さんの視点から、シンジやアスカ、レイたちに対して、どんな気持ちを伝えられるのか表現してみたかったんです。また、来年2020年が東京オリンピックの開催される節目の年であることも手伝い、これまでにしてこなかったことにも挑戦しています。人間が、まるで人体から発せられるものとは思えない音を生み出す、ヒューマンビートボックスを取り入れているのもそのひとつです。最近は(ライブで)お客様と一緒に歌いたいと強く思っているので、観客のみなさんも参加できるような大合唱パートも盛り込みました。私と一緒に活動してくれているトップクラスの実力をもつバックダンサー2人が、より活躍できるような見せ場もあります。ですから、CDだけで完成する曲ではなく、ライブでみなさんに参加していただいて初めて完成形となる楽曲なんです。これは、私としてははじめての試みでした。

――「赤き月」の作詞は高橋さん自らが担当していますが、ご苦労はありましたか。

高橋:歌詞を乗せるのが難しいサウンドで、セオリー通りにはいかない楽曲だったので、そこは苦労しました。通常なら20文字入れられるところが、8文字しか入らない、といったところですね。もちろん「エヴァ」のイメージを大切に、ということも意識しています。とはいえ、庵野監督ご自身の作詞ではないので、どこを落としどころにするかも難しかったですね。私なりに“母性”をキーワードとして、「シンジやアスカ、レイの母親だったら」と自問しながらつくりあげた歌詞で、子を思わない母親はいない、そして、どんな人にだってお母さんはいる……そんなことを、母親としての自分の眼差しから表現してみたつもりです。
 かつて私は、何もわからないまま「残酷な天使のテーゼ」を歌い、やがてそれが私自身への応援歌でもあることに気づきました。そんな、ファンの皆さんに支えられて歩んできた24年間ですが、これからは皆さんに参加してもらい、もっと楽しんでもらうことが、私にできる恩返しなのではないかと思っています。ぜひCDを聴いて、フレーズを覚えてライブにいらしてください。
 最近、私は行く先々で「『エヴァ』放送当時、シンジと同じ14歳だったんです」という方々とお会いするようになりました。彼らも今は14歳の少年ではなく、最前線で活躍する立派な大人。そんなファンの皆さんの「エヴァ」とともに歩んできた年月を、歌声に込めることで完成するのが「赤い月」なんです。大合唱パートの歌詞は「ナナナナナ」なので、心配ご無用(笑)。CD音源の大合唱も、(コーラスシンガーではなく)楽曲制作に参加したスタッフ一同で歌ったものなんですよ。

――全世界の「エヴァ」ファンに、メッセージをお願いします。

高橋:「エヴァ」という作品は私の想像をはるかに超えた作品で、ファンの皆さんと出会えたことにとても感謝しています。全世界配信によって、また論争が巻き起こるでしょう。でも、見るたびに答えが変わっていくのが「エヴァ」。ファンの皆さんとともに進化していく作品ですから、これからも愛し、応援し続けてくださるとうれしいです。
 最近の私は、初号機着ぐるみを着てみなさんの前に出ていくことが多いのですが、SNSにその写真をアップすると、なぜかとても反響があるんです。「いい歳してなんだよ!」というお叱りを受けるかなと思いながら、おそるおそる袖を通した初号機着ぐるみが、今や私のユニフォームみたいになりつつあります。イベントにお呼ばれするたびに「(着ぐるみを)持っていきます?」って言ってしまう自分に「52歳なのに……」と思うこともありますが、みなさん“洋子ゲリオン”と呼んで楽しんでくださっているようですから、私も「どこまで行けるのか?」と進化を追求し、いけるところまでいってみたいですね(笑)。

アニメハック公式Twitter、フォロー&RTプレゼントキャンペーン
<賞品>
高橋洋子さんサイン色紙、1名様
<応募期間>
2019年4月24日~5月26日23:59まで
<応募方法>
1.アニメハック公式Twitterをフォロー。
2.公式Twitterがツイートした、プレゼント告知のツイートをRT(リツイート)。キャンペーン終了までフォローを外さないようご注意ください。
対象ツイートはこちら⇒https://twitter.com/animehackcom/status/1121354450491400192
3.当選された方には、キャンペーン終了後、公式twitterアカウントからDM(ダイレクトメッセージ)をお送りします。

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