スマートフォン用ページはこちら
ホーム > ニュース総合 > 「ファイナルファンタジー」天野喜孝のドキュメンタリー製作開始 オリジナルアート作品「ZAN」も劇場アニメ化

ニュース 2023年7月8日(土)21:00

「ファイナルファンタジー」天野喜孝のドキュメンタリー製作開始 オリジナルアート作品「ZAN」も劇場アニメ化

米国でも著名な天野喜孝氏

米国でも著名な天野喜孝氏

イメージを拡大

全世界で大ヒットを記録しているゲームシリーズ「ファイナルファンタジー」シリーズのキャラクター設定イラスト、イメージイラストを担う日本人画家・天野喜孝のドキュメンタリー「神話に挑む 天野喜孝ドキュメンタリー(仮題)」の製作開始が発表された。このほど、ティザー動画が披露された。

米国・ロサンゼルスで開催された北米最大のアニメイベント「アニメエキスポ」で発表されたもので、映画は、天野の一大プロジェクトの一部始終を記録し、そのドラマチックな展開をスケール感たっぷりに描写する。監督を務めるのは映画「過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道」(2020年)の岩間玄。天才画家の知られざる制作過程と、孤独な戦いを1年以上かけて密着・記録する。

天野はタツノコプロ時代の「科学忍者隊ガッチャマン」「マッハGoGoGo」「タイムボカン」シリーズ等誰もが知る名作アニメのキャラクターデザインを皮切りに、「天使のたまご」や「吸血鬼ハンターD」などカルト的人気を誇るアニメ作品の制作にも携わってきた天野。彼はその後、装幀画・舞台美術など他ジャンルにも活動の幅を広げ、ボーダレスかつ多方面で活躍している。また日々精力的にポップでカラフルなファインアートも制作し、世界中のギャラリストたちが彼のアトリエを日参、世界各地の著名美術館・ギャラリーで大きな個展も開かれている。

しかしそのダイナミックでグローバルな活躍とは裏腹に、彼の制作過程や素顔を知るものは少ない。豊かなイマジネーションの秘密はどこにあるのか。壮麗で繊細な世界観は、どのようにして生まれるのか。極端にシャイで人見知りな性格の天野は、人前に出ることを嫌う。

「画家は、手を動かしていればそれでいいんだよ」

はにかみながら多くを語ろうとしない天野は、人々にとって謎に満ちた神秘の存在だ。そんな謎に包まれた制作過程と素顔にカメラが迫る。

天野喜孝のオリジナルアート作品「ZAN」も劇場アニメ版が製作開始

天野喜孝のオリジナルアート作品「ZAN」も劇場アニメ版が製作開始

イメージを拡大

さらにアニメエキスポでは、天野喜孝氏のオリジナルアート作品「ZAN」のアニメーション製作開始も発表された。「ZAN」は「DEVA ZAN」として2010年に発表されたオリジナルアート作品集。天野が300枚を超えるアートを描き、アクションファンタジーとして世界観を構築した。アニメ版は、日本の監督、脚本家、クリエイター、スタジオを中心に制作され、2026年以降の公開を予定している。

イメージを拡大

イメージを拡大

イメージを拡大

「神話に挑む 天野喜孝ドキュメンタリー(仮題)」は、24年以降完成&劇場公開予定。「ZAN」は26年以降に公開予定。

映画のことなら映画.com

作品情報

ZAN

ZAN 0

江戸時代の末期、サムライが終焉を迎えつつある日本で侍として戦いに明け暮れていた主人公のZAN。ある日ZANに不思議な少女の声が届く。声に導かれてついて行くとそこには時代や空間を超えた異空間の世界...

アニメ映画・OVA情報TOP 作品情報TOP イベント一覧

フォトギャラリー

  • 米国でも著名な天野喜孝氏
  • 天野喜孝のオリジナルアート作品「ZAN」も劇場アニメ版が製作開始

フォトギャラリーへ

特集コラム・注目情報